UR

URAWA REDS 2008




UrawaReds
-- U R --


[今期の失敗から逃げるな]
マクに標したコトバは自分たちのものでもある。そしてこの「失敗」は今年だけじゃなくこの数年間が用意したとあたしは考えている。
試合毎の、そして刻一刻の状況認識と目標の共有。それらによって意味を成してきた大切なコトバ、コール、行為。勝ち負けのそれゆえ試合毎に異なる意味と表現。そのそれぞれについてこの数年やってきたこと。
近くは、去年のラストにオジェック(とフロント)にNOを突きつけなかったこと。
(それゆえの傷なき続投と平和ボケに、突如一方的に追い詰まって相手を刺したクラブの判断と決断にまったく関与できず)
端的に言えばゴール裏全体として示すスピリットとハート。

なにより今年一番の問題は、サポーターが全体としてここというときに全てで力にならなかった(なろうとしなかった)ことだ。埼スタ大分戦で、瑞穂で、シーズンがそこまで来てもなお冷笑の中に「他人事」としてあってしまった闘いを、そうじゃない、と、選手たちと共にあり共に苦しみ渇望する今がその時だと、あたしたちが力を募りカタチを成し勝利をもぎ取ろうと笛がなる瞬間までやり続けるそれができなかった。力を成せなかった。
過去に経験のない、クラブやチームのではないあたしたち自身の危機。
それを再構築しようという試みも継続することができなかった。
その原因は深く考える必要があると思う。
望まず、信じず、共にあろうとしない者に、苦しみを喜びに変える力はない。という個々人に還元される問題ではなく、自分「たち」の問題として。
(力を成せないなら力で「ある」という行動選択肢もあるわけだが…属人性が高すぎか)


2009年の監督は、3度も2部に落ちたのに16年間同一クラブをクビにならなかったフォルカー・フィンケが決定的とか。16年といえば浦和レッズが誕生してから今日までぐらい、そんな長期のエスカレータ状態をサポーターもよしとした(とされる)とは、少なくとも相当な政治力。藤口社長は信藤チーム・ダイレクターを置いて目指す処の「言語化」を試みているようだが責任曖昧にしてると乗っ取られるぞ浦和レッズ。(「ホームで負けてブーイングをしなかったサポの存在が就任の決め手」なんて言われてるあたしらもね)

監督が誰だろうとあたしの浦和レッズの目標は揺るがず「世界」。どんだけ遠かろうとも2009年も最初から焦がれて闘います。
約9年間、最後まで中級者になれなかった[UR]を読んでいただいてありがとうございました。




心からの一発
[20081206]【34】浦和レッズvs横浜F・マリノス@埼玉
優勝無関係、退団者の存在すら動機にならぬチームなら、せめて一人ひとりが一個のプロ・フットボールプレイヤーであってほしい、オマエを見せてくれと願って臨んだ2008ラストゲーム。
だけど、いや、だから、「クラブを代表して…」とあの名を聞いた瞬間、試合中願いが声がブレないよう殺し続けてきた悔しさ悲しさが噴出、あたし終了。この数日、仲間と毎日集まって、こう今年を終わらせると決めたことの楽しくなさは共にそれぞれ引き受けるべきものとしてあったのに。氏ね。氏んでしまえ。
(※挨拶の内容は後でYouTubeで聴いたが新たに書き留めるべきことはなし)

●浦和1-6横浜FM(22'横浜・兵藤、46'横浜・河合、56'細貝、64'76'横浜・小宮山、80'横浜・河合、86'横浜・大島) 53,583人
GK都築72'、DF平川、坪井、堀之内、阿部、MF細貝、鈴木、山田(→73'岡野)、ポンテ89'、FWエスクデロ(→52'相馬)、高崎(SUB山岸、梅崎、西澤、永井、田中)主審奥谷 晴 12.4度 26%
高崎初スタメンフル(リーグメンバー入りは5/6以来) エジ出停・闘莉王出停(→手術) 山田左 横浜は狩野出停
シュート2本
6失点は2003年長居以来というより2007年ブルズ杯でバイエルン&ザルツブルグに45分3失点×2つうか
セレモニー 埼スタにおけるブーイング新基準誕生 岡野・内舘の退団挨拶 ゲルト挨拶 北ゴール裏に「19」「30」人文字 最前列に降りたリーダー発声の「We Are REDS!」にたくさんの呼応 南からまわってきた「We Are Diamonds」を見た 最後は巨大なトイレットペーパーで覆うがごとくメッセージ幕大量放置でクソをクソで締め(締まらず)

15勝8分11敗(うちホーム7勝4分6敗)得点50失点42得失差+8 7位賞金1000万円 一度も勝てなかった相手>名古屋 大分 G大阪 横浜FM 神戸 柏 2008年無冠で完
優勝鹿島(勝点63得失差+26) 2位川崎(60 +23) 3位名古屋(59 +13) 4位大分(56 +9) 5位清水(55 +8) 6位FC東京(55 +6)7位浦和(53 +8) 8位G大阪(50 -3) 以下横浜FM 神戸 柏 大宮 新潟 京都 千葉|磐田|東京ヴ 札幌| 勝ってれば4位その差5000万円

1-3なお展望なく清水IN都築イエロー敵FKな展開にウォリアー。なのにその直後に岡野の歌とは、気持ちの強度がまんま裏返って歌えず。この状況・時間帯での岡野投入行為以上に強い憤り。出たからには頑張れとか岡野への想いとか「今」がその時じゃないのに浪花節かよ。重く大切なウォリアー繰っておいてあたしら「浦和レッズ」を得ず、さらに3失点。

「1(2?)週間前ぐらい 3試合前 1点差。優勝争い(…聞き取れず)。今日 6-1 負けた。すみませんでした」 こんなコトバに依拠して2月以来約1年闘ってきたのか我がチーム。愛媛戦後の宇宙館前で、通訳を雇えという声に対して藤口社長が「うまく行ってるときはそれでよかったんだけど」とこぼしたのを思い出し、…畜生畜生ああ畜生。


[成長と勝利]
ゲルトがなぜできなかったのか、すべてを個人の資質の問題に帰することなく検討し反省し生かす方法を考え実施することはしんどい作業だ。でもそれなしに明日はない。人を切るだけで失敗を血肉にしようとせず「ゼロからやりなおす」とは絶対に言わせてはならない。
あたしは浦和レッズに「プロ」スポーツチームであってほしい。そしてフットボールという、去年の経験が教えてくれた「超ローカルでありつつ世界とともにあろうとする」スポーツの喜びをもっともっと拓いてほしい。その意味で、現社長が宇宙館前で示唆した、(優秀な外部選手が活躍するレッズではなく)育成中心へのシフトの先にユートピアを描こうという極端な姿勢に強い危惧をおぼえる。
今年の最大の誤りは、監督交代それ自体でも優勝を目標に掲げたことでもなく、目標達成のための具体的なステップ論がなかったことだ。この1年をどう分割して目標立てて〜評価・反省して施策打ってというサイクルの明確化と共有なしに「とにかくなるべく勝って優勝して。ケアならいくらでもするから」じゃ、1年間とにかくがんばりまーす=毎試合奇策、を責めることもできない(そしてシーズン途中で監督の手腕を誰も判断できない)。
あたしたちも同じ。時期を共有せず1年中同じようにとにかく勝ちやがれ、負けたらゼロ、じゃあね(これ、毎年言ってる気もする時点でorzではあるが)。逆に「育成だから1年2年は我慢」と言い捨てることもそれと違わない。

[20081129]【33】ガンバ大阪vs浦和レッズ@万博

●G大阪1-0浦和(84'G大・遠藤) 19,605人
GK都築、DF平川、坪井、闘莉王66'次節出停、阿部、MF細貝、鈴木、ポンテ85'、エスクデロ、FW田中(→73'MF梅崎)、エジミウソン65'2試合停止(SUB山岸、堀之内、山田、相馬、永井、高原)主審松村 晴 14.8度 46%
藤口「優勝の可能性が低くなった」ため26日の時点でゲルトに今季限りの解任を通告(結果的に「3位以内死守」の修正された現場目標もこの時点で消失) G大阪は天皇杯(磐田1-3)から中2日 アップ中にサブ永井故障? 4バック左SB阿部 キャプテンCB闘莉王の攻撃参加がいろんな意味でアクセントorz G大阪44'山崎2枚目で退場も優位に運べず 終了後バックに向かいながらセルに都築が怒「お前のはサッカーにならねぇんだよ!」(報知他)
フィンケ&信藤観戦 闘莉王左ひざ半月板手術へ 鹿島(1-0磐田)勝点60(+25)、名古屋(3-1札幌)58(+13) 川崎57(+21) 大分55(+9)、FC東京55(+6) 浦和53(+13)で6位 3位以内の可能性もゼロ

優柔不断な「優しさ」の真価ここに極まれり。
せめてあの夜、せめて解任に至っていれば、…という思いを押しのけ対をなすマクを掲げた。「主役はお前達だ!!」。
誰のせいでもためでもない己のフットボールを見せてくれ!


ひとのせいにしてんじゃねーよ
[20081123]【32】浦和レッズvs清水エスパルス@埼玉
自分が闘えよ!
と選手たちに叫んだが聞こえてないよな。それの連動としてのチームをイメージしたサポートでなければ、そしてその発動を最後の瞬間まで信じるサポートでなければ、 いいかげんすぎるチャレンジ(?)はただいいかげんなまま醜態を晒すのみ。ベンチもピッチもスタンドも。

●浦和1-2清水(21'清・枝村、67'闘莉王、82'清・矢島) 54,709人
GK都築、DF坪井、闘莉王、阿部、MF平川、細貝、鈴木、相馬(→82'山田)、ポンテ、FWエスクデロ、田中(→84'エジミウソン)(SUB山岸、堀之内、梅崎、高原、永井)主審穴沢 晴 15.9度 31%
スポニチにポンテのコメント「自分の願いはサポーターがチームとゲルトを後押ししてくれること」 そのゲルトの本日のサカつくは右SB細貝・左MF相馬 カタール帰りの達也ワントップ闘莉王ボランチ ウォリアー バックに赤白12番マク しかしその意志低く 清水に埼スタで初めて負け
フィンケ観戦
大分0-1鹿島で首位鹿島57(+24) 名古屋55(+11) 川崎54(+17) 浦和53(+14)4位 大分・ガス52



目ひんむいて心かっぴらいてあと3試合、他人のせいにも誰かの保身の道具にもさせない。


[20081115]【EC5】浦和レッズvs横浜Fマリノス@丸亀
相手とか運とか関係なく阿部・闘莉王抜きでは必然としてただの一度も勝てなかった2008年の浦和のフットボールに断罪を。

■浦和2-2(PK5-6)横浜FM(5'横・狩野、20'横・田中隼、43'エスクデロ、46'堀之内) 10,303人
GK山岸、DF坪井、堀之内、平川、相馬、MF鈴木、山田(→89'西澤119')、ポンテ12'、FWエスクデロ(→109'梅崎)、FW永井、エジミウソン(→81'高原)(SUB加藤、近藤、内舘、岡野)主審扇谷 (晴)
闘莉王、阿部、達也、都築(楢崎怪我で追加召集)はW杯アジア最終予選vsカタール@ドーハで不在 萌は出停 堤左ひざ前十字靭帯損傷 今度は練習もしたらしい4バック PK童貞vsギシはすべて負け 啓太が榎本哲に止められて終了
エジは前日発熱だったとか

天皇杯の意義として自分が強く思うのは、中立の遠隔地で、残った選手とゴール裏が闘いを通していま一度切り結び、今シーズンをどう終わらせるか、自分達の問題として立ち向かうこと。
しかし今年は状況的にも日程的にもそれはなく。
こんなんでもどんなんでもでも勝つから!と後半最初ガツっと行って、追いついて、でもそこまで。
わずかな意義もない敗戦。
ただひとり、坪井の誰のせいにもしない闘いと最後に見せた悔しさが、心に刺さった。


ウラーワレッズ!
[20081108]【31】コンサドーレ札幌vs浦和レッズ@札幌ドーム
最初に放たれたそれは衝撃の力弱さだった。
8000人とも報道された浦和人は何をしようとそこに立っていたのだろう。誰がどうだろうと誰がなんと言おうと自分はいま浦和にこうだというものが強くそこにあって、それが行動になり、あるいはピッチやスタンドと呼応して、あるいはコールリーダーが発するきっかけで爆発して。それが「サポート」じゃないの。いやまだ望まれないきっかけだったということか。
バイヤスなしで正視(してオマエが感じるままにやれ)の巻・3戦目。「決まった応援はしない」ということをイコール「静観」と捉える人は、「決まった応援に従うことが応援」なんだろう。そんな応援が今の浦和の状況を生んだひとつの原因だとあたしは思う(理由は過去書いてきたとおり)。クラブやチームだけじゃない、あたしたちも自ら変わろう、サポートの原点から構築しなおそうというのが今やっていることのひとつの大目的だというのがあたしの理解。コールリーダーがクルヴァがとただ見てる場合じゃない。

○札幌1-2浦和(13'札・ダヴィ、28'田中、54'エジミウソン) 28,901人
GK都築、DF坪井、闘莉王、阿部、MF平川、鈴木、ポンテ(→73'山田)、相馬、エスクデロ89'(→89'DF堤)、FW田中(→79'永井)、エジミウソン(SUB山岸、堀之内、梅崎、高原)主審家本 屋内 21.4度 35%
札幌も長大ダンマクでコール&アンサー(ウソ 細貝出停 セルスタメン 4バックで闘莉王ボランチ 山田J1通算400試合出場達成 三浦監督辞任表明 11/5に突然補強された通訳役?新スタッフ・モラス帯同
名古屋は柏に/川崎は大宮に負け 翌日鹿が新潟と/ナビ優勝の大分が千葉と分け 浦和53(+15)鹿と勝点1差で2位(ところでJ公式の順位表、上位3位のラインが入ったのはACL出場権のクローズアップ?)


鹿島 53 +23 : 新潟H | 大分A | 磐田H | 札幌A |
名古 52 +11 : 柏 A | 京都A | 札幌H | 大分H |
川崎 51 +14 : 大宮A | G大 H | 神戸H | 東ヴA |
大分 51 + 8 : 千葉H | 鹿島H | 柏 A | 名古H |
浦和 50 +14 : 札幌A | 清水H | G大 A | 横浜H |
F東  48 + 3 : G大 A | 神戸A | 新潟H | 千葉A |
G大  47 + 3 : F東 H | 川崎A | 浦和H | 新潟A |

CHANGE!
[20081103]【EC4】浦和レッズvs愛媛FC@駒場
バイヤスなしで正視(してオマエが感じるままにやれ)の巻・2戦目。勝たねば終わるカップ戦においても、勝利より他に求めるものを据えた闘争を止めるわけにはいかない状況認識の共有されてなさ、勝つことが現状肯定になるという脅威、それゆえの軋み。
1-0で細貝退場で絞られた方針と求めるものの落差が笛とともにブーイングに雪崩れ込む。眼前の光景に「闘おうよ!! 切り拓こうよ!!!」と選手に叫んでおいて涙滲む。闘うってなんだよ、守り抜くのだって我慢だって闘いだよ、でも今見たいのはあの監督の指示にただ従う姿じゃなくて、って狂ってるよオマエ。でも今の浦和はリアリズムにリアルがない。魂がない。魂の叫び、引きずり出して、変わりたい。
あたしたちもだ。

○浦和1-0(95'ポンテ・PK) 16,724人
GK都築、DF坪井、闘莉王102'、堀之内、MF山田、鈴木50'(→77'阿部)、細貝101'、平川、ポンテ、FW田中(→68'エスクデロ)、エジミウソン(→114'DF堤)(SUB山岸、相馬、梅崎、高原)主審鍋島 曇
新潟戦と同じマク2枚 チームは2連休のリフレッシュを経て…ゲルトサッカー=どこでも闘莉王リプライズ(最後は指を振りつつスタンド前までorz)
延長前の5分をただ過ごす 愛媛のシュートがバーにあたった時「入ればよかったのに」というつぶやきが共感されこそすれつまみだされることなく駒場に存在
ポンテ「一番重要なのは勝ったということ(中略)ブーイングは少しショックでした」(携帯公式HP) 萌は2試合(J札幌戦、天皇杯横浜FM戦@丸亀)出停に

試合後、宇宙館前に行きバスに乗るゲルトに今すぐ辞めろ!辞めてくれ!!と叫ぶ。フロントにこそ言いたいことがある、そのまま残る。 「サポ代表」が秘密裏に密室で…ではなくここしかないと思って来たひと(チームとかゴール裏とか関係なく)が150人強、誰もが、最終的には自由に囲んで意見や疑問を直に投げかけた。サポーター同士、互いの声に、その場である程度の意志と作戦の統一を図りながら、いろんな声で最もしつこく訴えたのは「危機感」。
「(改革は)やります。やる。」「(それは)来季。」「(今年の残りは)ひとつになって闘って…」と何度も言う藤口社長に対して、今すぐの何らかの目に見える改革をしない限りどうにもならないところまできていると、ひとによっては具体案まであげて訴えた。
報道陣を退けて行われたこの対話でなされた社長表明は、レッズプレス等で報道された以外にはほぼない(上のセリフもそれに含まれる)。それ以外は、質問や意見に対して手のひらを顎にあて首をひねりながら耳を傾けるだけの対応がほとんどで、上の話もほとんど噛み合わなかったのだが、この危機感の「度合い」「緊急度」(の認識のズレ)だけは伝わったのではないかと思う。
(逆に言えば「待ったなし」ダンマクの文言を含め、これまでの声や行動は届いてないのかとも感じた)。
もうひとつ社長が何度も強調したのは「選手はがんばってる」。かんばってるのだから一緒に闘って…とか、がんばってるからちょっとしたことで大きく変わる…とか、いくつかの文脈で何度もこのコトバが繰り返された。違うよ、問題は、今やってるサッカーでは、たとえどんだけがんばっても、才能があっても、それが輝かないこと。伸びていかないこと。勝ち負けじゃなくそれが辛い。苦しい。今やってるサッカーにまったく希望が持てない。とあたしは訴えたがリアクションはなく。

浦和レッズのサッカーについて唯一クラブから明確に出た話は――2003年から勝つためのサッカーをしてきた、外からどんどん選手を獲った、が今後は下部組織で育てた選手が中心になっていくように転換したい。難しい、すぐにはうまくいかない(けれどやりたい)――というもの。先週、社長渡独の際のスポニチ記事に「育てながら勝つという方針は来年も変わらない」と出ていたが、「育成」と「勝つこと」の両立あるいはそのプライオリティ付けが方針のメインって、サッカーってそういう競技なのだろうか。それ以前にどんなサッカーを目指すかという…ああ、もしかして上記件こそがそれと捉えてて、あたしたちの言う「どんなサッカー」はすべて監督の領域で、だから評価のポイントはがんばりと勝利でしかなく、問題はコミュニケーションだけで、「共にがんばれば」問題はクリアされると考え、だからこの対話が堂々巡りになるのか?

ちなみにサポーター側から一番発せられたコトバはたぶん「クソサッカー」。そしてクソをクソとは思わぬフロントの認識や、サポーターは勝利のみを求めていると信じられていること、そしてこの日の選手の反応は、数年来ゴール裏がとってきた態度――クソでも応援し、クソでも勝てば祭り――のツケでもある。


「(将来)本当に強くなるために(今)」
[20081026]【30】アルビレックス新潟vs浦和レッズ@東北電ス
それがACL出場権内死守(=残りとにかく勝つことが第一)なのか、今すぐ至急の改革(その経過としての試合なり勝負)なのか。「待ったなし」と言って気分だけ後者で実質前者に一丸では、「ガンバレ」という叫びは(後者の選択肢が示された以後は)追認のニュアンスを免れない。ゲルトと共に出場権得たとしてその時には来季の陣容の構想とそれに基づく選手への契約更改提示は終わっている。

オジェックが更迭された時に書いたこと。
――「厳しさ」を力にできなかった(それどころか「悪」にした)のは誰なのか。(そしてその原因は。)
――(事態の)原因は、監督だけでない、自らが(すすんで)契約して2008年の浦和にいる選手と関係者自身の傲慢と怠慢、放置によるものだろう。
「崩壊」当事者の一人であるゲルトを「代行」ではなく「監督」として迎え7カ月を経て、捨てたものに対して何を新たに血肉にできた(ないし、できつつある)のか。
あたしの希望は、いますぐ変革の意志を示すこと。

○新潟0-1浦和(80'細貝) 40,359人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内57'、MF平川、細貝、阿部、山田、ポンテ(→89'岡野)、FW高原(→66'田中)、エジミウソン(SUB山岸、堤、内舘、梅崎、エスクデロ)主審岡田 曇 19.9度 47%
永井「この状況で何かを変えるならば、答えは一つだけ」(以下クラブと監督について)発言報道(デイリー、スポニチ、報知)で不帯同 啓太出停 ヤマ左でヒラ右→HTヤマの直訴で後半正常化・達也INでやっと少し回る ロスタイムに岡野300試合出場達成
ゲルトそして中村にくそったれコール 出てきたスタッフにリーダー以下数人?直談判してその報告はなし
鹿がガスに負け53(+23) 名古屋は磐田と分け・大分は神戸に負け 浦和50(+14)5位

80mと報道された長大ダンマク「浦和の将来はこの残りの試合にかかっている。無駄にすれば来季も同じ事を繰り返すぞ。現場は、そしてフロントは本当に強くなる為に真剣に必死にこのクラブに愛を持って考えろ。もう待った無しだ。」はサポの総意としてという事前説明。いつもの応援リードはなし、プレイに拍手や声援で働きかけていこうという風に受け取った。でも中に「静観」姿勢のひとがたくさんいて、後でもう1枚出たダンマクの文言知ってなるほどと思った(というかそれじゃ立ち方が真逆だよ)。「浦和の男ならプレイで声援を勝ち取れ!」。

ともあれふだん見えてる試合は実はすごいバイヤスかかってんだ(あれでも)!と感得。
奇策のせいだけじゃない荒廃と、達也以降増した数人の踏ん張りとゴール。
エジ!と叫んで迎えた選手挨拶直後の今日初めての浦和レッズコールに喉を荒らした。


永井の発言に、ACL、リーグへの並々ならぬ意志を改めて思い、彼が闘わなくなる前に(起用法云々以前の)根本をともに突破しようという意志すら示さなかったこと、それどころかこれを選手に言わせてしまったことをあたしは情けなく思っている。


[30節途中経過]
鹿島 53 +24 : F東 A | 新潟H | 大分A | 磐田H | 札幌A |
名古 52 +11 : 磐田H | 柏 A | 京都A | 札幌H | 大分H |
大分 51 + 9 : 神戸A | 千葉H | 鹿島H | 柏 A | 名古H |
川崎 48 +12 : 札幌H | 大宮A | G大 H | 神戸H | 東ヴA |
浦和 47 +13 : 新潟A | 札幌A | 清水H | G大 A | 横浜H |
G大  47 + 5 : 清水A | F東 H | 川崎A | 浦和H | 新潟A |
F東  45 + 2 : 鹿島H | G大 A | 神戸A | 新潟H | 千葉A |

あと5戦のリーグと天皇杯を闘い抜くために結束が大事というが、どんな結束かを問題にしようよ?表面的な結束の見せかけの力なんて楽しくない。チームもサポーターも。
誰もが全部を監督のせいにして幕切れ、では来年も同じだ。


[20081022]【ACL-SF2H】浦和レッズvsガンバ大阪@埼玉
意志を固め手を尽くしガツンと行って、(中略)もがく選手達に各自振り絞り出し尽くしそれでも、オレたちがついてる!と明確な力になれず。
「やれることはやった」(*)その結果、と。    *…数人の選手コメント
まるで死の受容。

試合後選手と共にゲルトも来た。負けても負けても負けてもあたしはこのチームが大好き…だなんてまったく思わない。畜生。浦和レッズを返せ! 返せよ!!
勝って言いかった「Treten Sie zurück, Herr ENGELS.」、なぜならそれは選手のせいなんかじゃないから(選手が負うべきは他にある)。遅すぎるがな! そしてあたしはGMが欲しい。(そう、「返せ!」ってのはちょっと間違ってるな…) この1戦にかけた力は今と未来を拓く力、であってほしい。

●浦和1-3G大阪 (36'高原、51'G・山口、72'G・明神、76'G・遠藤)53,287人
GK山岸、DF坪井、闘莉王22'、堤(→76'FW田中)、堀之内、阿部、MF山田70'、ポンテ、平川(→81'FW永井)、FW高原、エジミウソン(SUB加藤、鈴木、梅崎、エスクデロ、高崎)主審Basma, Mohsen(Syria) 晴 22度
都築・相馬・細貝出停 堤「紅白戦もやってない」左サイド→後半途中でボランチ阿部とチェンジ→
2戦合計 浦和2-4G大阪 浦和敗退 G大阪決勝進出(vsアデレード)

神戸戦翌19日、大原に出された『ゲルト、ずーっと言いたかった…マジ無理』への闘莉王の反応と監督の他人事&無機能「次、勝って忘れさせたい」。
20日公式HPに闘莉王の18日付メッセージ(と残券情報)を掲載したフロント。
敗退後、駆け下りてぶつける人を見なかった。直談判という行動に出る人たちは、ゴール裏の代表として託されて行くことを選択しなかった。
ゲルトだけじゃないフロントにNO!を突きつけたくて外で待っていたら、選手バスを止めて乗り込みゲルトと選手に話してマフラー次々渡して激励し「ケセラセラ」と歌う集団と、バスの中から胸を叩いて応える選手の姿を見た。
冗談じゃねえ! 心に刻めよこの試合。各自が死に物狂いで悩んで考えて行動すれ!くそったれ。


[ACL準決勝第2戦]
個々人が怒り苦しみ悩み考え議論してきたものを「文句」と呼び矮小化する者に託すものはない。いいじゃない、自分の足でしっかり立って、自分が動く。仲間だからレッズだからじゃなく改めて思いと行動切り結んで、この闘いに臨む。
アウェーゴールを無効化する1点を狙って突っ込んでくるか、油断させといてから揺さぶるか。敵の手は最初はいろいろ。それを0-0でもいいと受けて立つことのないように、ドアタマから全面浦和で行って、喰らいついてついてつきまくって、強くて柔軟なハガネの意志で、何があってもガンバ倒して突破したい。勝って決勝に進みたい。


[20081018]【29】浦和レッズvsヴィッセル神戸@埼玉
終了。チキン同士仲良くどこまでも堕ちてください。

さて、行きますか!

●浦和0-1神戸(82'神・レアンドロ) 47,325人
GK山岸、DF坪井(→68'堀之内)、闘莉王、阿部、MF平川、細貝76'、鈴木43'、山田(→66'梅崎)、ポンテ、FW高原(→56'田中)、エジミウソン(SUB都築、堤、岡野、エスクデロ)主審山西 曇 22.3度 56% レッズユース高円宮杯全日本ユース(U-18)優勝の挨拶あり
次戦ACLに向けギシ 10/15W杯最終予選vsウズベキスタン@芝22ミリの埼スタフル出場の怪我人闘莉王と阿部 永井より岡野 ヤマを初の左サイドそれが「決勝戦(ゲルト)」の闘い方(報知*) 威風堂々ならず(速) ユニ旗
首位鹿島との差は6、5位
永井ベンチ外は監督との話し合いの末2つの選択肢からの本人希望と公式携帯サイトにもコメント掲載

闘莉王の涙。この1年、「負け」を糧にせず脆弱化したこのピッチに、試合の勝ち負け以前の想いや喜怒など伝わるわけもなく。時期や対戦相手、チーム状況に応じて試合ごとに異なる「勝ちたい!」が、「浦和は勝たねばらない」という観念で均質化され、「負け→ゼロからの出発」の退屈に閉塞させる。それはその厚みを試合前・中・後に表現してこなかったあたしたちの怠惰と弱気のせいでもある。
あたしは、どう勝つか考えれよ!という叫びを飲み込んだ。これが伝わる世界をつくりなおすほうが先だ。


[リーグ再開]  浦和レッズ、5位からの挑戦。
しかし上位4チーム(鹿、名古屋、川崎、大分)との直接対決は浦和にはもうない。
ギラギラと闘い抜き勝ち続けて追い詰めるだけが道。
どこで1回休もうかとかないから迷いなし。逃げ道もなし。
勝って勝ってピタと張り付いて上4チームに1回以上(鹿は1回より多く)コケて頂く。
バカ言ってんじゃねーよ。でもあたしはリーグを獲りたい、最後までこれは諦めない。

鹿島 50 +23 : 京都H | F東 A | 新潟H | 大分A | 磐田H | 札幌A |
名古 50 +11 : 横浜A | 磐田H | 柏 A | 京都A | 札幌H | 大分H |
川崎 48 +14 : 清水A | 札幌H | 大宮A | G大 H | 神戸H | 東ヴA |
大分 48 + 8 : F東 H | 神戸A | 千葉H | 鹿島H | 柏 A | 名古H |
浦和 47 +14 : 神戸H | 新潟A | 札幌A | 清水H | G大 A | 横浜H |
F東  45 + 3 : 大分A | 鹿島H | G大 A | 神戸A | 新潟H | 千葉A |
G大  44 + 4 : 磐田H | 清水A | F東 H | 川崎A | 浦和H | 新潟A |

一方こんな道だけにしたことの落とし前は落とし前としてある。責任果たすべきはこっちもだ。
場当たり的な闘いをしてきたのはゲルトやフロントだけじゃない。

望むこと、願うこと、それに表現のカタチをとらせなかった(あるいはそれが足りなかった)ことの責任は責任として、これはシーズン終わってからいくらでも言えばいい「文句」なんてもんじゃない。
だいたいシーズン終わったら接点なんてない。
優勝したら、シーズン終わったら、なんて言ってた去年の結果としての今年をこんだけ味わってまだ不足か? ACL優勝してそれでOKなんかじゃないってことも今年こんだけ味わって、でもいまだにクラブはそれでOKと思ってて(それをただの経験値に矮小化し、浦和のフットボールそのものをそれによって深化させることはまったくせず)みたいな部分、また来年も縮小再生産で楽しいか?
目の前の試合を選手信じてチームを100%後押しして勝ち抜くこと。浦和レッズの未来を求めること。どっちも譲れぬあたしの今。


[20081008]【ACL-SF1A】ガンバ大阪vs浦和レッズ@万博
選手だけじゃない。思っていることを話すことから始めること。それでも勝つ!と意志ギラつき合わせて100%やること。行きたいときに行く、勇気を持って行かせる、守るときにがっちり守る、わずかな綻びも見逃さねえ、当たり前のことできたのは今シーズン初めてで。
それでも相馬〜細貝の魂のゴール守りきれず1-1。

■G大阪1-1浦和 (22'細貝、81'遠藤・PK)17,166人
GK都築93'次戦出停、DF坪井(→85'闘莉王)、堀之内、阿部、MF細貝57'次戦出停、山田、ポンテ(→89'梅崎)、平川、相馬44'次戦出停、FW高原(→89'田中)、エジミウソン(SUB山岸、堤、鈴木、エスクデロ)主審Al Hilali Abdullah Mohamed (OMAN) 晴 20度 出ると勝手に信じてましたUB-ROADは「北摂」
永井「どちらの足かは分からない」(ゲルト)怪我で不帯同 両足痛い闘莉王と1カ月離脱中の達也はサブ [We][Are][REDS]3色幕で選手を迎える PRIDE of URAWA
敵は国産スタメン 54'二川→佐々木 65'加地→安田 79'山崎→ミネイロFW 「レッズであってレッズでないような今日のレッズだったので」(西野)

試合後の報道によれば前日18選手でミーティング。「攻守の切り替えのスイッチをいかに入れるか」(報知)。その意気と動きに、意気と思いがかみ合った。防戦一方となった後半、でも絶対やられない!と胸張ってやる手ごたえがあった(でも勝てず)。やっと触れたこれを核に、リーグ、特にホームではこんなもんじゃないってほどのパワーひきだしドライヴしたい。崖にへばりつき最後まで。


[ACL SF-1]
クソ監督クソフロントクソチーム。どこから見てもどっちも無理目。
勝利に正当な理由がないなら、かっさらうのみ!
今も未来も自分たちで切り拓いてみせようじゃん。スタジアムにその意志漲らせて、ACLと、リーグと、来期に向けての闘い、平行してやるのは困難と言うのは心優しさにかまけたチキンの戯言。


完敗
[20081004]【28】ジェフユナイテッド市原・千葉vs浦和レッズ@フクアリ
ビビリな監督。ビビリなコール。そして。
ゴールを奪う競技であることを身体もアタマも忘れて失点失点失点。ありえねー。でも3失点が何。ってもんでしょ笛が鳴るまで。なのにエジが3-2にしてもなお震えず色失せたまま奮うことないゴール裏。何度でもボールセットに急ぐエジの執念、弱った選手の力になれとせめて願えよせめて。ロスタイム4分、最後のチャンスのセットプレー。まわりのことなんか知らない、なんもかも全部!! 流れて笛。

監督とか監督とか補強とかつまりフロントとかめちゃくちゃありすぎる。でも「残留」を打ち負かそうという一歩を先にも後にも最後にもあらゆる点で出せない「リーグチャンピオン」への想いなんて泡沫だ。あたしはそれが許せない。

●千葉3-2浦和(00'千・深井、08'闘莉王、57'千・深井、66'千・ミシュウ、86'エジミウソン) 16,718人(チケット完売、キャパ19,781人)
GK都築、DF坪井、闘莉王、阿部、MF平川23'、鈴木(→61'梅崎)、山田、相馬(→87'FWエスクデロ)、ポンテ71'、FWエジミウソン、高原(→45'永井89')(SUB山岸、堀之内、細貝、岡野)主審松尾 曇 23.6度 60%
GKアップの相手に堤 頼りは怪我人ララ浦和 「自分が考えてやる」気概の消えた永井のプレー 自己イメージが誤ったままの啓太 (ロスタイム近辺を除けば)8/9vs柏以来の梅崎の困難
千葉はミラー監督就任の12節以降9勝4分4敗 浦和は6勝6分5敗
鹿島50(+23)名古屋50(+11) 川崎48(+14)大分48(+8) 浦和47(+14) ガス45 G大阪44

後半珍しく相手より後から出てきたから「行ける!」と思ったんだけどな(違


「再びあの場所へ」
去年よりも何節も早く。
疲弊して、引き分けが目的化し、勝点3を積めずリーグ優勝の可能性が消えたあの地点へ。
それが今年クラブのしていること。
浦和の選手たちと、今年の、そして来年の、リーグ優勝目指して闘うために、見たいフットボールを見るために、その先にいつかちゃんと世界とあいまみえるために、あたしらの今やるべきことは何。明日やるべきは何。

「駒場デー」
[20081001]【26】浦和レッズvs京都サンガ@駒場
不満、期待、失望、怒号、喧嘩、あちこちでいろんな声のする駒場。すべてを飲み込みただゴールだけを求め続けた最後の10数分。笛が鳴った瞬間、その意思はそのままベンチの1点に殺到した。ハズだった。
あの声が怒りが想いの蓄積が、あの場で、想いを同じくする者(=共犯者=共に責任を負う者)を求め、カタチを成すことは、しかしながらなかった。
「オレの浦和」「あたしの浦和」はどんなもんだ!? それは、例えば7月川崎戦後に行われたと報じられた「サポーター代表と監督の話し合い」のカタチに託せるものなのか?

■浦和2-2京都(26'京・中谷、40'エジミウソン、42'高原、49'京・柳沢) 16,225人
GK都築、DF坪井、堀之内、阿部、MF山田37'、鈴木59'、細貝、相馬(→63'平川)、ポンテ(→68'永井)、FWエジミウソン、高原(→78'闘莉王)(SUB山岸、梅崎、岡野、エスクデロ)主審高山 晴 19.2度 77%
クラブは「駒場デー」浦和飲食店43店とタイアップキャンペーン 「(トラック面の)高低差最大19.5cm」(読売) 都築のキックにも影響ですか
「FWは誰なんだよ!」の声の直後に両FWが得点(初)逆転 がしかし
最後はボロボロ闘莉王大作戦
鹿2-0大宮で鹿島首位49得失差+23 浦和は名古屋に勝点で並ぶ機会を生かせず4位(勝点47得失差+15) 7位G大阪と勝点差3

試合前に流れた相馬のコメントに出た「優勝」のコトバ。その不退転の意志とともに90分闘い切って勝ちたかった。勝たねばならなかった。


[20080928]【27】名古屋グランパスvs浦和レッズ@瑞穂
共に勝点1。終わってみれば3は無理だったろという人の声。違う、あたしが悔しいのは、無理を強い喰らい付き死力を尽くした選手たちと勝点3をもぎ取れなかったこと。あたしの怒りは、暫定首位決戦を浦和が制さなかったこと、制する姿勢を最後まで見せ続けきらなかったこと。ベンチだけじゃないよ、ゴール裏が。
浦和、名古屋それぞれにとっての「共に勝点1」の意味は、残り8試合(名古屋は7)で決まる。選手たちのこの闘いを必ず意味のあるものにしてみせる。

■名古屋1-1浦和(40'エジミウソン、47'名・巻祐樹) 19,811人(チケ完売)
GK都築、DF坪井、闘莉王、阿部、MF平川、細貝、鈴木、相馬、ポンテ、FWエジミウソン、高原(→62'永井)(SUB山岸、堤、堀之内、山田、梅崎、エスクデロ)主審松村 曇時々雨 19.8度 62%
啓太スタメン アップ時に相馬のチャント アップすら温存して強行出場の闘莉王 名古屋はマギヌン欠場 '86玉田→米山
今季4度対戦して1度も勝てず
名古屋49 大分48 鹿島46得失差+21 浦和46得失差+15 川崎F・FC東京45 G大阪40(※26節鹿vs大宮、G大阪vs柏、浦和vs京都は10/1)


[ところで]
24日の浦和の日没は17:36、選手の何人がイスラム教徒か知らないけど本来の力じゃない上に浦和人ですら今季最もうるさかったと思う埼スタ(アサディスタジアムでやってるセパハンの方が慣れてたのかも)。名古屋相手にああはコトは運ばない。
ヤツらはこっちの疲れを狙ってくる。浦和がいい動きができないとき、不満でも苛立ちでもなく、選手の魂に力を届けよう。ヤツらのリズムには絶対させない、隙は見せない、隙はあたしらがカバーする。そして一瞬しかないかもしれないチャンスを絶対に逃さない。名古屋を必ず叩き、浦和に勝利を。


闘いの味
[20080924]【ACL-QF2H】浦和レッズvsアルカディシア@埼玉
喰らいつく、つきまくるこの楽しさ!
この半年分まとめたぐらい攻めて攻めて気迫でも気持ちでも技術でもモノにできなかった先取点を相馬が決めた。美しいゴールだった。苦しかった第1戦で失敗を厭わぬファイトを繰り返しあの場の選手とサポの「全浦和」に力を与え続けた彼だからこそ得たゴールと思う。埼スタの、全力の「全浦和」とともにぐっと強く突破に近づくゴール。
そのぶち破る力をもっともっと見せてくれ!
まだ準々決勝通過だよ。
そしてリーグはあと/まだ9試合。

○浦和 2-0 Al Qadisiya (31'相馬、54'闘莉王)41,790人
GK都築94'、DF坪井、闘莉王、阿部、MF細貝、山田、ポンテ(→83'鈴木)、平川、相馬91'、FW高原(→73'永井)、エジミウソン(→90'エスクデロ)(SUB山岸、堤、梅崎、西澤)主審WILLIAMS, BENJAMIN JON (AUSTRARIA) 晴 21度 試合前ロッカールームに犬飼さんが激励に来たそうな
埼スタへ「☆」の道 敵サポは開始直前に旗振って入場 赤白のチェッカー+「PRIDE of URAWA」のもと選手入場 赤黒黒(黒パンツ) 逆攻め 3色旗
「スコールズって呼んで」by相馬
最後はオレーーオオーーで締めたかったな(それでもカードはもらっちゃったかもしれないけど)
準決はvsG大阪と放送で知る(G大阪はアルカラマに2勝/計4-1)
鹿島う○…コールに彼の地の結果も知る(2戦合計 鹿島1-2アデレード 「浦和でも優勝できたのだから、という甘い気持ちがあった」by興梠 )

ゲルト「毎試合、毎試合こういう試合をしていれば、選手は死んでしまう」(J's GOAL*)。それ以外勝つ手がないチームにした無策の責は必ず負っていただく。選手が壊れる前に。
それとは別に、背負い込むほど強い男・闘莉王には、壊さないで闘う身体の技術をぜひ得てほしいと願う。たぶん浦和はそれを授けてくれないから(それ以上に代表も)。


[ACL QF第2戦]
去年の準決勝第2戦、0-0か1-1の同点でも勝ち、と思っていたあの試合。先制して折り返したのに後半城南に2点目をぶち込まれ1-2にされたときの自分の気持ちを問うてみる。
そして思惑とは違う事実がつきつけられてポジティブになりきれなかったスタンドの雰囲気を思い出す。
あの日の埼スタは長谷部が、選手自らが、強い気持ちで救った。

あのときの長谷部の、いやそれ以上に強い心を持ってあたしたちがホームをつくろう。揺るがず、ポジティブに、どんな状況が生まれようとも必ず勝つという信念を持って。そう信じるに足るものの原形をクウェートシティーでの第1戦で得た。やっと、やっと2008年の出発点に立ったと思った。選手もあたしたちも。そしてまだ一歩も進んではいないのだ。

行くよ!

ACLではちょっとのミスが命取りになると去年ポンテは言った。選手だけじゃない。スタンドが「何やってんだー」なんて思ったらその瞬間にやられる。「何やってんだー」は自分だ。
第1戦、アルカディシアの鋭さは90分ずっと高いテンションで持続するのではなくゆるい時間帯もあった。でもそこをうまくつくことはできず、逆に更にやられてしまった。あたしたちの力も知恵も足りなすぎた。
第2戦はかなりメンバーが変わりそうだが、必ずたるむ時間帯はあるはず。狙って、きっかけを、勇気を。この闘いを誰よりも楽しんで、全力で、選手たちの内にある第1戦で得たものを必ずカタチにして、ゴールを奪い、アルカディシアに勝つ。勝ってみせる。
後半からになっても、最後のロスタイムでも、埼スタに来て、最後の1秒まで勝利を求めよう。

[オマケ] 帰国時にクウェート空港で見かけたアルカディシアの選手&サポご一行の数人が持ってたトラメガは、直径が2.5倍ぐらいあった。
わくわくするね!(現地で全然見えなかったし) うちらはうちらの呼吸でやってやろうじゃん!!



ホームvsアウェー
[20080921]【25】大宮アルディージャvs浦和レッズ@NACK
アウェーで闘うことの根っこの部分、しっかり見えた。
ホームをつくるって、そんなことじゃないってことも改めてわかった。
さあ厳しさすら楽しみに変えちゃう連中を打ち負かすホームはどんなもの。

○大宮0-1浦和(27'高原) 13,559人(チケ完売、キャパ15,500人・過去最高14,752人とか)→水増し発覚後訂正11,530人
GK都築、DF坪井、闘莉王、阿部、MF平川、細貝、山田(→89'堀之内)、相馬、ポンテ、FWエジミウソン(→79'永井)、高原(→88'エスクデロ)(SUB山岸、堤、梅崎、西澤)主審柏原 雨 21.5度 86%
13'雷雨のため57分中断(怖くない程度だったのに…) 恒例?ポニョ セパハン 前代未聞のコール練習(しかも不発)合図(しかもry) 「勝手に独立」 リスーリスーリスリスリス そして「さいたまには浦和だけ」
攻めてはゆずりあい埼玉...でしたがダービーにやっと勝利
浦和がいないことになっているバックへ挨拶に向かう選手たち
名古屋48 浦和45得失差+15、大分45+11、鹿島43、川崎41、FC東京39

あんな後半のグダグダを、やられないよう立て直すこと。選手、監督をただ待つ(待ってイラっとくる)のではなくて、もっとゴール裏はできると思う。やろう。行くとき、耐えるとき、待つとき、意識合わせて、選手たちの意志を見て。


[闘いの場はシンプル]
勝ちたい。
闘え浦和レッズ!闘い抜け!!

そう臨んだクウェートのスタジアムで、 絶望的と思われる2点差に結びつくFKを全力で跳ね返したもののPKで3-1となったとき。この現実がほんとうに選手と自分たちだけのものだという恐怖(というか慄き)とともに、もっとくっきりと、ものすごくはっきりとそれを得た。あたしたちは得た。
勝ちたい。勝たせたい。勝たなきゃならない。闘うのはオレたちだ。あったりまえだけど誰も助けてなんてくれないんだ。
今年はこんな状況がずっと他人事だったんじゃないだろうか。監督が、選手が、戦術が、采配がと。

もちろん、90分の闘いとは別に、選手が力を出して闘える環境を、見たいフットボールを、闘いを、クラブに要求はしていくべき(それは不満をただただ募らせたり今年を投げたりすることとはまったく違う)。
だが選手の闘争心引きずりだして勝利をもぎ取るのはそっちじゃない。あたしたちが試合中どんだけ強く的確にやれるかだ。
クウェートで、こんな状況下で闘う気持ちを見せてくれた選手たちを誇りに、いま共にあることの苦しみと喜びをピッチにぶつけ、あたしたちは此岸の闘いを行こう。

補足。クウェートで一度は追いついたのにFK、PKと失点を重ねたのはまさに浦和が(クラブがチームがそしてあたしたちが!)今年どうリーグを闘ってきたのかの現われ。今日から変えよう、まずはあたしたちが選手をしっかり支えきろう。

それと、クウェートでその名がコールとしては呼ばれなかったエジに、声援送りたい。もっともっとやってくれエジ!



↓時間切れ。大宮戦後に書きますすまん
[20080917]【ACL-QF1A】アルカディシアvs浦和レッズ@モハメド アルハマド スタジアム

●Al Qadisiya3-2浦和@Mohammed Al-Hamad Stadium, Kuwait City, Kuwait (18'FAHED E A J ALEBRAHIM、33'エジミウソン、57'SELIM BENACHOUR、84'KHALAF M. M. S. ALMUTAIRI・PK、89'エジミウソン) 12,000人(うち浦和人500人[弾丸300人+個人・その他ツアー200人]、現地邦人150人)
GK都築、DF坪井、闘莉王86'、堀之内4'83'、阿部、MF細貝65'(→70'平川)、山田、ポンテ、相馬、FW永井(→77'高原)、エジミウソン(SUB山岸、堤、梅崎、岡野、エスクデロ)主審MORADI, MASOUD (I.R. IRAN) 晴 35度(TV中継によれば33.5度 44%) ※AFC公式記録には山田32'とあるがハテ

足りないものの後姿。触れず想うその手ごたえ。留保なしの悔しさとともに。
やっとつかんだこの端緒、絶対に離さず、次につなげる。
浦和レッズの、次につなげる。


[ACL QF第1戦 vs Al Qadisiya @ Mohammed Al-Hamad Studium]
(ざっくりと前略) クウェートシティでの90分はクラブがどうとか関係ない。選手とあたしたちの問題だ。がっちり支えて、そこから闘うハート引きずりだそう。90分の中でできるだけ早く、そしてどこまでやれるかだと思う。目が醒めたらいきなりアジアてのもちと可哀想な気もするけどな。闘いをちゃんと見てるかという意味では去年のA3第1戦をさらに下回っているけれど、あの4-1からの選手の本気を、監督とか経緯とか明日とか関係ない、今対峙している相手に真っ向立ち向かうファイトを。どアタマから。やってやる。


成すものvs成さぬもの
[20080913]【24】浦和レッズvs大分トリニータ@埼玉
闘え!浦和レッズ。

■浦和0-0大分 45,831人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF平川、細貝、阿部、相馬、ポンテ(→72'山田)、FW永井(→85'エジミウソン)、高原(→88'MF梅崎)(SUB山岸、堤、梅崎、エスクデロ)主審吉田 晴 30.3度 51%
「ALL COME TOGETHER!」と「ギド」がこの期のクラブの仕事 達也W杯予選で故障 啓太依然欠場 大分は仙台カップ休んだ金崎スタメン 後半疲労しつつも唯一頭を使ってたポンテが山田と替えられ3ボランチ
81'大分GK西川負傷交代を「流した」ゴール裏
名古屋勝って45 2位〜5位は引分で変わらず 浦和3位42得失差+14

ポンテが交代しなかったら負けてた可能性もあるだろう。でもあたしは、あのポンテの姿に、彼は絶対1-0で勝つという意志をもって時期を伺っていたんだ(疲れてはいても)と思った。今、浦和に足りないのはそれだろう? 「フレッシュ」をただそれだけで美徳にした今年の浦和。あたしがほしいのはそうじゃない、「意志」だ、意志に基づく洞察と行動だ。
あたしはポンテを信じる。


[いまこそ笑え、前を向け]
補強に失敗。合宿どころか急遽3連休。元気さえあれば何でもできると本気で考えてますターンオーバーは闘い方ではなく数の問題。そして「体力的に追い込む」3日間の非公開練習、最終日はソフトボールとBBQ。練習すべき戦術も解決すべき問題点もない。
今年の残りの闘い、もうこれですっきりした。離れたところからああだこうだ言いながらも試合には行くみたいなのはもうやめよう。やり過ごして得られる未来など浦和のフットボールにはいらない。

大分のナビ準決勝利の絵に、2002年の高揚感を思い出した。あのときの鹿島のようにガツっとやらねばあたしら前を向けないまま今年は終わりだ。
カッと目を見開いて、選手たちに寄り添って、併走して、対峙して、まっすぐ顔あげて先を切り開こう。あたしたちが開こう。それより他に、2008年という年はない。


ずれた時計
[20080827]【23】東京ヴェルディvs浦和レッズ@国立
監督交代からリーグ21試合+ナ杯6試合――ハーフタイムにFW2枚替え。
夏にしては涼しいとはいえ久々の中3日――45分で残り1枠。
でもこの後は半月の中断――出し切る姿勢を見せない選手。
ここで追いつきたい!こっちのCK――ウォリアー。
ロスタイムに同点――そこで闘いを終える選手(とその空気)。
首位(だった)とはいえ勝点3差に5チームの大混戦をわれら闘わずこうやり過ごせり。

■東京ヴ1-1浦和(49'東ヴ・ディエゴ、89'阿部) 26,275人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF平川(→73'山田)、細貝、阿部、相馬、ポンテ、FW田中(→45'永井86')、高原(→45'エジミウソン)(SUB山岸、堤、梅崎、エスクデロ)主審穴沢 曇 26.6度 77%
闘莉王復帰、ポンテスタメン、啓太はナゾの左足首&右肩痛
敵チームの入場直前ロッカールーム映像見せられてウチのハーフタイムを映してもらいたいよと、ハードワークとか言ってるだけなんだろうなーと思ってたら違いました。ってそれかよ!
首位名古屋42 鹿島41得失差+19 浦和41得失差+14 大分41得失差+9 川崎40、G大阪34
闘莉王・阿部・達也は9/6 W杯アジア最終予選初戦vsバーレーン@マナマへ(全員スタメン出場)



[20080823]【22】浦和レッズvsジュビロ磐田@埼玉
このまま今日のヒラがヒーローでいいの?…と思ったわけでは決してないが(ちょっとウソ)、最後の煽りと呼応は「チャンスがあれば追加点」なんてもんじゃなく。高原! ありがとう。

○浦和3-1磐田(42'磐・カレン ロバート、44'ポンテ、57'平川、89'高原) 45,253人
GK都築、DF坪井、阿部、堀之内、MF平川、鈴木(→78'DF堤)、細貝、相馬、ポンテ(→82'FWエジミウソン)、FW田中(→69'MF山田)、高原(SUB山岸、岡野、梅崎、エスクデロ)主審片山 雨 20.9度 87%
永井出停 闘莉王代表親善試合練習で怪我 磐田は村井が不在 前線はカレン・前田・ジウシーニョ
怪我したくない空気感に満ちてたヒラが決勝ゴール 「いつもやれ」 3人目の交代時の五里霧中時に不幸がなくて幸いでした 連勝は5/10以来(しかもまだ「2」) すべるピッチ+相手の決定力(+前半のゴール取り消し)に助けられる
鹿島1-2名古屋(鹿スタ初勝利)で浦和首位40 名古屋39、鹿島・大分38、川崎37、G大阪33 磐田は16位

さて前回「賭す者、勝利す」と写真のキャプションに書いた。
クラブは8/22公式HPに「ファン・サポーターのみなさまへ」と題し、「試合とは関係の無い不適切なゲート旗が掲出」されたと「表明」し、「こうした行為が行なわれた事は、非常に残念でなりません」「スタジアムで不快な思いをされた全ての方々に対し、クラブとして深くお詫び申し上げます」と書き、「ファン・サポーターのみなさまにおかれましては、ホーム、アウェイに関わらず、レッズワンダーランドという素晴らしい空間を演出する仲間として、自覚と誇りを持ったサポートをよろしくお願い申し上げます」と結んでいる。
一方これと直接関係はない話題だが、G大阪はサポーターグループに対し登録申請書兼誓約書を8/23を提出期限として「お願い」したそうだ(「ガンバスタッフ日記*」による)。誓約内容は「『安全で快適なスタジアム』作りに協力する」「試合会場、もしくはクラブハウス等において一切の団体抗議、チラシ配布等の活動を行わない」等々。提出はなされず。
敵チームのことなんてどうでもいいし、スタイルもポリシーも方法論も経緯も同じところはない、けれど、昔の浦和じゃない今の浦和と今のフロントのありようを想起すれば、ここに現れたものに強い危機感を覚える。たとえ実際には管理監督そのものを志向するのではなくアリバイ作りのために過ぎないのだとしても。

あたしは自分が「レッズワンダーランドという素晴らしい空間を演出する仲間」とは思ってないし、ゴール裏のグループ同士が(いやそれどころかレッズのことだからクラブもこの「仲間」に含まれているのかもしれないが)そうであってほしいともまったく思わない。「この一戦」に「勝ちたい」と考えた結果(あるいは「こう闘いたい」と願うがゆえに)、彼らのいう「演出」に一役買うようなことはあっても、その「ため」の仲間じゃない。そしてあの日出されたマクが、試合に「関係の無い」ものであるはずがない。あの日浦和がどこに立っていて、勝つことからどれだけ遠いのか。この勝ち負けにはどんな意味があるか(あるいはそうではない何に意味があるのか)。 求め、退路を断ち、思いひとつにする者、気づく者、再認識する者が場の力を増しかつ引き絞り、そして獲得したのだとあたしは理解する。
そこを見ずただ場の管理者として表現の巧拙やスタイルをその目的を断じ、公言してみせるクラブの態度には、応援を、興行の価値を高める要素とみなし、それに反するベクトルはただ排除せよという姿勢が見え隠れする。
スタジアムはマクや旗の展示場でも応援発表会場でもない。浦和のサポートはまずあたしたちにとって何だ? 今一度しっかり考えてみたい。

(といいつつ6万人ライヴが成立するアーティストが現れたら話が一挙に変わったりなんかして←ぉぃ!)


へたり込むミニマリスト達の夏
[20080816]【21】FC東京vs浦和レッズ@味スタ
やり遂げた。
と、そのこと以上に殊更な熱狂に一気に高熱から醒めて離脱したまま本日に至る…。
くそ暑い夏の昼間をだらだらと汗流してやり過ごし、夕方の涼風に今日も何かを成し遂げた気持ちになる。人生はそれもありだけど。

○FC東京0-1浦和(67'相馬) 37,154人
GK都築、DF坪井44'、闘莉王、堀之内、MF平川(→61'細貝)、鈴木、阿部、相馬、FW田中82'、高原(→65'MFポンテ)、永井79'次節出停(→83'DF堤)(SUB山岸、山田、梅崎、エジミウソン)主審マルチン ボルスキ 曇 29.6度 76%
「WALK ALONE FOREVER!」 首都圏雷雨の中ヒソーリ高湿の味スタ ロビ〜! 足攣り笛とともに倒れる選手達(ウチの)は久々 5/10@等々力以来の凱歌
鹿島勝点38、浦和37、名古屋36、大分35、川崎34、柏・G大阪32


展開だけはフットボール
[20080809]【20】浦和レッズvs柏レイソル@埼玉
これで逆転できなきゃ浦和である意味がない、これを決めてこそオレらの試合、とアホみたく求めた。求めまくった。少しの手ごたえを大事に確実に育ててまた手ごたえをの連環からついに得た得点。でもロスタイムは3分30秒ではなかった。
「ゼロからやり直し」の呪いってすごいんだな。ほんとに「ゼロ」で、しかも「ゼロからやり直して」はない。岩場に挟まってそれを支点にもがいているけど足はまったく宙に浮いている。

■浦和2-2柏(18'柏・菅沼、34'阿部、89'永井、89'柏・フランサ) 46,981人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF平川、鈴木、阿部、相馬6'、FWエジミウソン(→64'MF梅崎)、高原、永井(SUB山岸、堤、山田、高橋、エスクデロ)主審松村 曇 25.4度 76%
「ボランチもCBもできる」DFアダイウトン契約見送り/補強失敗 達也アップ中に捻挫悪化で急遽エジスタメン つくれないならこう点は獲る×2 タカの怒りも当然だが
千葉3-1鹿島に大歓声それが浦和
鹿島勝点35、浦和34、名古屋・川崎33、大分・G大阪32、柏31、FC東京30、神戸・新潟29


[閑話休題]勝利への執念って「念」じゃねえよなと思った五輪米国戦


[20080731]【さいたま市杯】浦和レッズvsFCバイエルン・ミュンヘン@埼玉
レッズはあたしの知らない1999年以前の弱かった頃でも国際親善試合でここまでの試合をしたことはあるんだろうか。いや去年のミラン戦だって実は、梅崎の後半のあの息を止めてるみたいな一連の奮闘を90分チームがやったようなものだったのかしら。
とか言ってないで去年のボダ杯の録画見て立ち位置把握してから考えてみるか。あれは2月、今は7月も終わりだけども。

●浦和2-4バイエルン(15'バ・ クローゼ、20'42'バ・ ポドルスキ、56'梅崎、62'バ・ ポドルスキ、80'阿部) 27,292人
GK都築(→HT山岸)、DF坪井(→66'山田)、堀之内、堤、MF平川(→HT闘莉王)、鈴木、阿部、相馬(→78'原口)、FW梅崎(→81'内舘)、エスクデロ(→66'高橋)、エジミウソン(SUB近藤、西澤、山田直、岡野、高原)主審松村
細貝が肋骨骨折を押して五輪の他は代表選手も揃う珍しい親善試合だったが
35番原口公式戦初出場
バイエルンはラーム シュバインシュタイガ(59'まで)、アルティントップ クローゼ(69'まで)ゼロベルト他 トニは怪我 監督クリンスマン


この3日後にあったオールスターは初のJvsK@国立。TVで見てただけですがチェ・ソングク(去年のvs城南第2戦で同点ゴール、でもPK唯一外してくれた選手)の徹頭徹尾の本気っぷりに心掻きむしられた(1ゴール1アシストでMVP)。監督がフロントが戦術がとなんでもあるけど、それがどうにかならない限りできないんだっけフットボール。できないんだっけ食うか食われるかのタイトでソリッドな闘い。常に前向いて、どんな歩みも重ねていくものだと思いたい、けれど、今のこれは自分の知るどの最悪よりも振り切っていると意識は叫ぶ。選手支えるとかいってて置いてる足の位置違っているかもあたし。
(J1-3K 闘莉王フル出場1得点敢闘賞、阿部65'〜、都築出場せず 監督は鹿)



嵐の晩
[20080727]【19】鹿島アントラーズvs浦和レッズ@カシマ
足りないと思うことがいけないんじゃないかとまで思ったことが、すべてあった。最後まであった。
これ以上濡れる余地もないというずぶずぶ前向きの諦念感が、劣る側に幸いした。

■鹿島1-1浦和(40'鹿・小笠原、82'田中) 36,412人
GK都築、DF坪井78'、闘莉王89'、堀之内、MF平川、鈴木28'、阿部、相馬(→62'梅崎)、FW田中12'、高原(→73'エジミウソン)、永井(→77'エスクデロ)(SUB山岸、堤、山田、高橋)主審吉田 曇一時雷雨のち雨 23.1度 87%
'39雷雨のため中断(66分間) 同時に敵将オリヴェイラ退場 合図とともにお楽しみタイム(危ないって!) セパ〜ハン ポニョ …
再開決定の連絡より前にピッチに投げ込まれたボールと飛び出す浦和の選手たちにぐっときてさてそして失点

オレたちの2008年。(略)→「くそったれ」→直談判→そんなスタメン→(引分)→「We Are REDS!」→「最後まで熱いサポートありがとう」(公式HP)…ちゃんちゃん。ってそんなことじゃねえ
鹿島勝点35、浦和・名古屋33、G大阪32、大分31、柏・川崎30


勝てば首位、を勝てず。でも選手がピッチにいるうちにWe Are REDSと発せられてたらやってしまったかも…(←一夜の恋)。


[次節] 鹿島戦。そのサポートへの流れをつくれずに何を言うですがそれでも何でももろもろぶった斬って敵地にて同じ目をしたひとと新たに心つないであたしは勝ちたい。

逆転負け
[20080721]【18】浦和レッズvs川崎フロンターレ@埼玉
ゼロどころかマイナスの焼け野原であっても闘う気持ちが見たいと勝手に願うがそれは試合中だけの話。「ファイト」で今日は勝てるかもしれないが「ファイト」で明日も勝てるわけじゃない。「ファイト」はゲルト用語ね。
チャンス連続決まらずの直後、なぜかぼんやりしていた暢久(後で知ったがハンドへの抗議?呆)の前から速攻逆転された時、どんな意志を送ればよかっただろう。「赤き血のイレブン」の中、落ち着くことなく2分後再び失点。
コールを止めた。あたしは久々に気持ちに通じるものを感じた。痛みに震え、それを共有しつつ個々に闘って得たいものを得ようとする時。ロングコールでおまえらもっとできんだろう闘えよと陥る集団ヒステリーからも予め逃れ、ピッチで今起きていることと正対して、苦しみ、我慢、集中と、選手へ判断するタイミングを引き出したり、それに乗って流れを変えるべきときに行き、…(と思っていたのだが)。

川崎は正面から来て、おかげで浦和は言い訳しようのないほんとうの姿を、積み重ねてきたものの総体を見せ続けた。だけど、コールリーダー他3名の直談判に応じたという監督とGM改め強化部長のコメントは個人に言及するのみ。

●浦和1-3川崎F(07'高原、27'川・伊藤、66'川・鄭、68'川・ヴィトール ジュニオール) 51,168人
GK都築、DF坪井、闘莉王89'、堤、MF平川、鈴木、山田66'、相馬36'、FW田中(→55'永井)、高原(→79'エスクデロ)、エジミウソン(→74'梅崎)(SUB山岸、内舘、高橋、岡野)主審扇谷 曇 28.4度 71%
阿部・ホリ・出停 闘莉王DF 川崎新外人にも活躍される 挨拶中にスタンドでゲルトくそったれコール
再び2位 同じ勝点で名古屋・G大阪 10位までが6差以内 次節は首位鹿島戦


アップのとき流れた達也の「前節からのいい流れを〜」に、阿部の前節試合後のコメントの危機感、選手間で共有できてない?と思う。
前回コンディションのことを書いたが、それにしてもこの日はエジのそれが悪く、そのため「個々人のがんばりでつくるフットボール」もより早く消耗により終了。


動けない
[20080717]【17】浦和レッズvs東京ヴェルディ@埼玉
動いて足りず早々にPKを与え、動かず3点獲ってコールされず、正しい判断で動かずブーイングを受ける。
気持ち見えて、逆転できて、でも終わったとたん喜びなしな自分は何が望み?
ん…。どんなサッカーが見たいということ以前に、選手が持てる力を、気持ちとのズレなく発揮できる、力を伸ばせる、そんなチームになってほしい。
それは闘い方やチーム編成次第だと去年から思ってきたけれど、いまだここにある疲労と故障と未回復を見ると、それより何よりケアなんじゃないか、日々の、試合前後の、最新のスポーツ医学を反映したケアの導入と意識改革こそが急務なんじゃないか、そこでまず世界最先端を目指すぐらいに。と夢想するのだった。(ツール観戦中のせいもあるけどね)

○浦和3-2東京ヴ(07'PK東ヴ・フッキ、23'闘莉王、36'PK闘莉王、41'東ヴ・ディエゴ、58'闘莉王) 35,080人
GK都築、DF阿部06'次節出停、堀之内70'次節出停、堤、MF平川、鈴木、細貝51'次節出停、相馬、闘莉王64'(→78'山田)、FW田中(→83'永井)、高原(SUB山岸、坪井、岡野、梅崎、エスクデロ)主審西村 晴 28.1度 83% 月は見ている 選手紹介ゲルトにブーイングが響く
エジ出停 闘莉王トップ下・キャプテン・母観戦でCKPKCKハット&今年初カード 闘莉王コールなし凱歌なし 次節は一挙3人出停
アップ時から乗せたらヤバそう感ギラギラだったブラジル人トリオを哲二が1人2人と下げてくれて助かる フッキは翌日離日
前日鹿が京都に負け浦和再び首位 勝点32 10勝2分5敗で折り返し(cf:去年は9勝6分1敗2位) 3差で柏・G大阪・名古屋、6差で川崎



誰がために鐘は鳴る
[20080712]【16】大分トリニータvs浦和レッズ@九石ドーム
これは地獄だ。動いて地獄、止まって地獄。誰も味方でなく、自分も誰の味方にもなれない状況は全員に等しく、個々の選手のせいですらない。
人の心があるなら全員退却とこそ叫ぶべき。闘いよりもとことん話せと、それでダメならずらかれ生き延びろと。
なのにがんばれと、今こそ行けと、反吐だか憎しみだか怒りだか涙だか汗だかはたまた愛だかわからぬものとともにあたしは笛の鳴るまで。

●大分2-0浦和(10'大・前田、80'大・ウェズレイ) 28,214人
GK都築、DF阿部、堀之内、堤53'(→78'FWエスクデロ)、MF山田、闘莉王、鈴木、平川、FW永井30'(→45'高原)、エジミウソン26'次節出停(→45'MF梅崎)、田中(SUB山岸、坪井、細貝、相馬)主審奥谷 晴時々曇一時雨 27.4度 74%
U-23五輪代表に細貝選出(7/24vs豪@ホムスタ、29vsアルゼンチン@国立、8/7vs米@天津、10vsナイジェリア@天津、13vsオランダ@瀋陽) 梅崎入らず
翌日鹿島首位勝点31 浦和・名古屋29 G大阪28 柏26 新潟25 大分・FC東京24



[20080705]【15】浦和レッズvsFC東京@埼玉
2点目はオレ(ら)が取らせたと聞いて1点目はあたしがと思った。いるだけで罵ったりわざと無視したりするほどの愛も互いに培ったみたいなものもまだなんもないからでしかないが <応援
今年のチームがちょっとでも積み上げてきたものがあるのだとすればそれはエジが中心でというものなんだなあと思った後半の虚空。これが袋小路なら、「現象」の方を苛め抜いたところでそこから出られるわけもない。

○浦和2-0FC東京(03'エジミウソン、88'永井) 49,218人
GK都築74'、DF阿部、堀之内75'、堤、MF山田29'、闘莉王、鈴木、平川、ポンテ(→57'梅崎)、FW田中(→54'永井)、エジミウソン(→82'MF細貝)(SUB山岸、坪井、相馬、高原)主審村上 晴 28.6度 74% 達也スタメン 坪井→堤 高原ベンチ 内舘・岡野ベンチ外 ブラジル移民100周年記念パネル展つうかフサフサ闘莉王 凱歌歌わず
ポンテ肉離れで再離脱 エジ脳震盪? 細貝・梅崎はU-23合宿(7〜9)
勝点29で首位 28鹿島、26柏 名古屋、25G大阪


弱点を突かず、かといって…3差で4位という理由が不明のまま終わって助かった。
そして↓Jrユースに感謝。

[埼スタ、出口なし]
たとえば「浦和レッズ WE LOVE YOU」と憎しみのみで歌うとき。


浦和はどうする
[20080628]【14】柏レイソルvs浦和レッズ@国立
準備なし、でしたねあたしらも。
さあ合宿の成果を見せてもらおう、気持ちよくさせていただこう、EUROは楽しかったぞ、ってだけで。で、話が違うじゃん、と。
考え抜いた者たちが、ゴール裏のいろんな意識・感情・考えetcからひとつの方向性を引き出しあるいは醸成してピッチへ!というプロセスを失ったコールには、声をどんなに合わせてもポジティブな作用がない。焦燥と怒りのないまぜになった意地の先走るコールに、チームを動かす力はない。

●柏2-1浦和(29'柏・李、63'阿部、84'柏・太田) 36,785人
GK都築、DF阿部、堀之内、坪井、MF平川、闘莉王、鈴木、三都主(→15'相馬)、ポンテ(→80'梅崎)、FW高原(→63'永井)、エジミウソン50'(SUB山岸、堤、内舘、エスクデロ)主審東城 曇 23.3度 69% 山田出停 リーグ優勝のあの日以来のアレのチャント だが再び負傷(→全治6カ月) エジミウソンに罵声 バー&ポスト活躍 柏は'70フランサ投入 終了直後座り込んだ都築の姿
公式戦5連敗は2002年10月鹿島戦以降の惨状以来
でも首位 でも勝点差3差に6チーム!14節消化してなお(同じ勝点26名古屋とは得失差の差、以下、鹿島25、G大阪25、FC東京24、柏23) 次節は差2のガス


アレがいた冒頭10数分は、突然2006年版の交錯する(でも混ざってはいない)不思議な光景にちょっとくらっとした。守備に関しては、何かしたいことがあるというイメージを持った(それは携帯公式の試合後の選手コメントからも伺える。そして後半の坪井とホリの位置取りは2人で相談したのだとか)。だがそれは可能性を論ずる域にすらまったく届かず。
誰がという問題以前なのは明白とあたしは思う。局面局面で「浦和はどうする」のかがない。選手は確信が持てず、自信を失い、闘えず、ボールも人も止まり、そのいずれもが過去の例を思い出すのも辛いほどの度合いで、しかも今のあたしたちは怒り咆え泣き断罪もしつつ浦和レッズというチームを、闘う選手を支える、それができる素地をとうに失っている。ロートルの経験は役に立たない。今年は育成でいいやという一見ポジティブな諦めも、真剣な考察なしに結果など望むべくもなく(なんせ浦和の未経験領域)、ただ己の避難所に過ぎない。拠所なんてどこにもない、「浦和はどうする」。


[そして再開]
去年、渇望に対して十分とは言えないまでも浦和が確かに得たはずのモノ。それがクラブの血肉にも頭脳にも――肉体化も精神化もされぬまま「このくらいで十分」という意識のもと時の流れとともに消えようとしていることへの危惧と怒り。
しかも今のフロントにはそれをご認識いただくことすら絶望的だということもわかってしまった。
一方、先日携帯公式に載った永井のインタビューで、去年のミラン戦の体感が彼のゲームの闘い方の意識を変えたのだと知り、選手の中に(阿部や啓太を蝕んだような度外れた疲労以外に)「それ」があるのなら、それを見、それを(クラブは当てにせず)チームのものに、チームに流れる血にしていきたいと思った。
自分だってどうなんだ、いまだナマのままくすぶっているそれ。ひとのせいにしてそのままで。

夢があるから苦しい。だから夢を止めようと思った。でもそしたら試合後の飲み会しか残らなかった。なんだそれ。
あたしは夢を見る、見続ける。
クラブの考え方とも今のゴール裏のスタイルとも合わないけれどもだ。



おざなりに
[20080608]【ナ杯6A】浦和レッズvs名古屋グランパス@埼玉
警備人員増やしました。新戦力投入しました。

戦力のトライアルより戦術のトライアルを見たかったし、クラブとしては後者の中で見てこそ新戦力でしょ、と。せめて彼らにとって意味のある試合にしたかった。ベンチ、スタンドどっちの闘い方も。

●浦和1-5名古屋(14'名・小川、54'梅崎、61'名・杉本、71'名・阿部、76'87'名・杉本) 35,417人
GK加藤、DF坪井(→81'MF山田直)、堀之内、堤、MF高橋、細貝、山田、相馬(→66'ポンテ)、梅崎、FW高原、エジミウソン(→45'田中)(SUB都築、内舘、岡野、エスクデロ)主審鍋島 曇のち晴 24.4度 63% 「360」のビラ「南もレッズで埋めつくそう」 緩衝地帯拡大 クラブからお詫びカード配布(→この件6/10 J制裁金2000万円/G大阪は1000万円の決定)
エジミウソンには選手紹介時から指笛鳴りハーフタイムには達也コール起きる
2002年ナビスコ予選6戦目駒場で名古屋に同スコアで負けてますが立場は真逆

A代表はW杯アジア3次予選6/7vsオマーン@A、6/14vsタイ@A、6/22vsバーレーン@埼玉(闘莉王3戦フル出場、啓太サブ)、U23(梅埼、細貝、セル)はトゥーロンから6/1帰国、6/12キリンチャ杯vsカメルーン@国立(細貝は怪我) チームは6/17〜22夕張合宿



痛みなき敗退
[20080531]【ナ杯5A】ヴィッセル神戸vs浦和レッズ@ホムスタ
帰ってきたポンテへのいろんな思いをのせて試合ものせる、楽しむ者たちの弾力はポンテ登場の頃にはすでになく。
試合後公式の監督のコメント(※)読んで(ナビスコだけじゃなく)先はないと知る。

●神戸2-1浦和(04'高原、36'86'神・栗原) 17,453人
GK山岸、DF坪井、堀之内、堤、MF岡野(→69'高橋)、内舘、山田、相馬、FW高原(→86'高崎)、田中(→69'MFポンテ)、エジミウソン(SUB都築、近藤、西澤、山田直)主審佐藤 屋内 22.5度 69%
高原代表から離脱 阿部代表で怪我 永井腹筋痛 神戸は大久保・レアンドロ・金・ボッティ・古賀不在 3位以下確定→予選敗退
ポンテの転び方がえろくなくなってた…えろくなるまであと何日?
シュンキがものにできなかったチャンスだけが光明

(※原文はHPからなくなってしまったのでJ's GOALよりコピペ「決して悪いゲームではなかった」「内容はいいところもあった試合だが、うちは内容だけではなく勝たなければいけないチームだから、結果には満足していない」。)
「勝たなければいけないチーム」とは最近よく聞くセリフ。まるで免罪符のように。雰囲気の良い仲良し「グループ」の維持をチームづくりと誤解し、それ自体が目的となり、勝ち獲るために今そして明日誰がどんな責任で何をするのか、根本は不問で。
結果だけが伴わなかったわけじゃないだろう。それ以前に「チーム」がないじゃないか。

自分が賭す、賭したいチームにしたい、変えたい。「浦和」が見たい。


[20080525]【ナ杯4A】名古屋グランパスvs浦和レッズ@豊スタ
浦和のフットボールって何もない。
闘莉王がいてポンテが戻ってくれば…ではなくて、これがおかしいと思わないなら未来はない。
若手にチャンスをと言うのは簡単、だけど、このロートル、この組織(なし)、この無策、このサポートの中ピッチに立つことのマイナスの気配ばかりが時間の経過とともに重く、いたましく、腹立たしく。なのにあたしは彼らに何を伝えているだろう。

●名古屋4-2浦和(06'名・小川、14'名・杉本、32'田中、42'名・巻、56'内舘、88'名・津田) 21,015人
GK山岸、DF坪井、堀之内、堤85'、MF岡野(→45'高橋)、内舘、山田、相馬、FW永井(→75'MF西澤)、田中(→62'原口)、エジミウソン(SUB都築、近藤、山田直、高崎)主審松村 晴時々曇 22.5度 71%
闘莉王・阿部・啓太・高原、細貝・梅崎・セル不在 名古屋は玉田・楢崎、吉田、ヨンセン不在 坪井CB アレ浦和ロングコール
2004年以来の予選通過を目指す名古屋は勝点9 神戸6、京都5、浦和2

試合前にこの試合じゃないことでゴール裏の連中呼び出すウチのクラブどうなってんの。それでもなんでもこれどう闘う?こうやる!ってやれなきゃダメだけどそれはこっちの問題で、クラブはクラブで信念持って公明正大であれよ、それができず振り回すなど最低。



負けたのは浦和レッズ
[20080517]【13】浦和レッズvsG大阪@埼玉
したたかさというのは誰が×何がもたらす属性なのだろう。愚に愚を乗じての1失点+カード3枚の愚。
ピッチの上で、スタンドで、起きるあらゆることの常にその先をどう闘うかが試合を動かす。そこへ芯を通せなかった者達に勝機なし。
はからずも、今シーズンここまでの闘いを通して積んできたものの差を見せつけられてしまった一戦。

●浦和2-3G大阪(17'G大・中澤、44'G大・山崎、53'梅崎、68'G大・遠藤、79'エジミウソン) 57,050人
GK都築45'、DF堤、堀之内(→86'MF岡野)、阿部、MF山田44'次節出停(→64'鈴木)、細貝44'、闘莉王、相馬、梅崎、FW高原(→70'エスクデロ)、エジミウソン(SUB山岸、坪井、内舘、田中)主審岡田 晴 22.4度 54%
永井欠場 G大阪は遠藤安田サブ播戸欠場 まだ競れない闘莉王で窮す 阿部、萌リーチ
自サポ前までは行かず総出で歓喜の円陣を、スルーできなかった闘莉王・都築ら Gサポ「誤って」滑落
得失差+5差でまだ首位 リーグ戦は6/28まで中断(明けはvs3位柏、vs4位ガス) U-23トゥーロン@仏(5/20〜24、決勝T〜31)に細貝、梅崎、セル A代表キリン杯(5/22vsコートジボワール@豊田、5/27vsパラグアイ@埼玉)に闘莉王、阿部、啓太、高原

敵側から物(水風船)が投げ込まれ騒然とする光景を向こうに「好きにならずにいられない」新デカ旗も照準キリリと巻き上げられず。
痛みを感じた者はみな当事者だ。
そのひとりひとりの判断と行動が事態を左右する。
敵勢の規模など明白であったにも関わらず、
「預ける」「託す」という動機がない現実の風景が堪えた。

「勝ちたい」と「勝つために自分は何をすべきか」の往還が、幾人かの生身の人間のアティチュードとスタイルによって体現され渦状に変化し続けるものの上にあたしたちは立つ。祭りも挑発もそこに根ざしていればこそ(つまりそれがあくまで「逸脱」であればこそ)落としどころは見出せる。それは信じていい。
でも一方で、ウルトラではない愉快犯や暴力団員、勝点剥奪目的の工作員、破壊行為自体が目的の人がスタジアムで事を成したときにあたしたちはどうするのか。その抑止力は何か。何なら犠牲にできるかしたくないか。それを考える、図らずもいい契機になったと思う。今回の件で準備以前に信念も思慮も機動力もないことが露呈してしまったクラブ様には特に真剣に考えてもらいたい。緩衝帯広げるとか警備増やすとかそういうレベルの先送りには未来を創る意志は感じられない。
そして築いてきたものへの敬意のないやつらから奪いつくすのはわけもないことで、あたしはそれを一番恐れている。


計なくよく闘う
[20080510]【12】川崎フロンターレvs浦和レッズ@等々力
逆転4連勝に勝つには89分まで我…とまでは思ってませんでしたが、フラグを立ててしまったからにはやるべきことはひとつ!とやりきったそれはよかった勝ってよかった。
さて。「成そう」とする人は伸びている。「成す」人は闘莉王のみ。わかるのにさっぱり見えない、浦和は何をどう成したい? 最後に首位にいて若手が育って儲かって。事は快調じゃないですかあなたは何を欲…

○川崎0-1浦和(62'エジミウソン・PK) 20,325人
GK都築、DF堤、堀之内31'、阿部51'、MF山田86'、細貝、闘莉王、相馬、梅崎(→69'FW永井75')、FW高原、エジミウソン(→89'エスクデロ)(SUB山岸、坪井、内舘、岡野、高崎)主審吉田 雨 13.6度 70% 「誤って」滑ってもおかしくない天気 高原倒れてPKの数分後のピンチはオフサイド シュート数12-3
「赤壁の戦い」とかいうからハーフタイムにスワンスワン言ってるのも策略!?と思ったけどそうでもなかったみたいねまあこっちも「壁」つうほどでも(違
右肩靭帯損傷中の闘莉王の背中が締めた試合

次節はACLアウェー全勝でグループリーグ突破済みのG大阪 正直めちゃめちゃ憎らしい 予選免除のおかげでウチは数字以外にフットボールの何を成そうとしているの?てことをあたしたちが正視(あるいは暴露)するべき中断前の一戦

だって今年こそが欲張り時ですもの。


[サポートの意志]
さて前節書いたことがいまだに心の中でひっかかってます。
今シーズンもすでに約3分の1。チームもアレなら選手も…だった序盤は、ゴール裏が、試合を「決める」ような局面に力を引き絞っていくような契機はほぼなかったのは確か。だけどいつまでもその気分でいませんか?

神戸戦の失点は、今年のこれまでの(すべての失点は自らのせいと捉えるゴール裏にとってすら「笑うしかない」ような)失点への経緯とは、決定的に違った。あれを采配のせい、あの攻撃にやられるのは必然だった(1点で済んで助かった)と片付けることはあたしにはできない。そうではなく、今年初めての、そこまでの選手の闘いとあげたゴールにゴール裏が報いるべき試合ではなかったのか。苦しんで、不安定の中から阿部があげた1点を、誇って誇りまくって揺るがずひるまず勝ちきるのが浦和のゴール裏じゃないの?
(前節も書いたように采配は不問という意味ではないです)
結果的にはサポートに関係なく100%確実に失点したのかもしれない。でも意志をひとつにやって、でもダメだったのか、やれなかった(やらなかった)のかは、この後の3分の2を闘っていく上で大きな違い(チームと同様に)。
「“強豪”2連戦」を前に、今一度、考えてみた。


[20080506]【11】浦和レッズvsジェフ千葉@埼玉
弱気vsアバウト、ボールの行方を追うばかりの意志なきサッカーで前半0-0。
萌のひたすら前へという力が欲しい、それがあれば(&相手がこれなら)後はよってたかって再構成可、と簡単にハーフタイムに思う自分にびっくりというかそれが今の浦和。

○浦和3-0千葉(59'闘莉王、76'相馬、85'エジミウソン) 52,008人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部、MF山田、闘莉王(→77'内舘)、相馬、梅崎、永井(→45'細貝)、FW高原(→77'エスクデロ)、エジミウソン(SUB山岸、西澤、岡野、高崎)主審柏原 晴 22.0度 28% 風強し
首位vs10戦勝ち星なしの最下位+巻欠場 カードがブロマイドな永井右サイド→梅崎とチェンジ→HTに萌と交代
ボランチ山田に細貝「山田さんは運動量も多かったし」と(比較対象が対象だけに) その山田さんは終盤交代してもらおうとベンチへ言いに…交代枠残ってないとは気づかずに
堤アシスト うっちーミドルのどよめき 公開鳥かご 「オレ〜オオー」は久々すぎて歌えない人もちらほら(スリルもなかったが) コールは都築→堤の順ならキックも安心(w
翌日千葉クゼ監督解任
勝点23 2位名古屋勝点22 次節は関塚辞任後4連勝中の3位川崎F


悔やむべきは
[20080503]【10】ヴィッセル神戸vs浦和レッズ@ホムスタ
過信は運を逃し不安は運をつかめず。
去年は誰がコールをブーイングに切り替えようとも失点しないと強い信念を持って臨み、選手は幾度となくその信に応えてくれた。今の自分はそこができてない。あの失点を許したのはおまえだろう。
その闘い方が正しいと思えなくても、その闘い方の上で懸命にプレーしようとする選手たちを迷いのないサポートで勇気づけて切り抜けるべきときはある。力を集中すべきときにサポーターが選手の不安を増してどうする。何が間違ってるとか誰がどうとか批評するのとは別に、90分には90分のあたしたちのやり方があり、勝つべき試合を勝ち切る戦略をあたしたち自身が持たねばならない。

■神戸1-1浦和(70'阿部、79'神・吉田) 23,088人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部、MF山田(→65'梅崎)、細貝、闘莉王、平川(→49'相馬)、FW高原(→87'MF内舘)、永井、エジミウソン(SUB山岸、西澤、エスクデロ、高崎)主審穴沢 晴 22.3度 48%
阿部がリベロで堤が左 平川負傷交代(全治1カ月) 梅崎入って永井は右へ 阿部の得点後神戸は吉田そして松橋を投入 そして
都築のお祈りのおかげで失点1で済んだつうね。ガスと同じ勝点20、得失差で首位

「巨塔」といえば腐敗ですよね。言ってくれますねえ言い返せないですが。


浦和の中身
[20080429]【9】浦和レッズvsコンサドーレ札幌@埼玉
USの色褪せたダンマクを遠くに、より鮮やかになるこの歳月の意味。
文字で書くならいろいろあるぜ。でもピッチの上にはただ選手があるだけ。

○浦和4-2札幌(06'札・砂川、24'阿部、25'札・柴田、28'闘莉王、50'86'エジミウソン) 48,031人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部、MF山田、細貝、闘莉王、平川、FW梅崎(→87'MF相馬)、高原(→87'エスクデロ)、エジミウソン(→89'高崎)(SUB山岸、内舘、西澤、岡野)主審高山 晴 22度 31%
永井欠場 札幌ダヴィ出停
名古屋が川崎に負け翌日鹿島が神戸と分け首位(名古屋と得失差+4)

前半は三浦監督らしく × 2008年の浦和らしくでローラーコースター。ゲルトの必殺技「切り札」は今日はない、早めに逆転したい…と意思を集めて前半のうちには遂げられなかったけど後半早々にできたのはよかった。でもそこに見えた個々の差、確かにそれは自分の欲しかったもののひとつではあるけれど、この粗雑さは。工夫という横糸通しても縦糸がなければ編めないし、先に/先へ進むことはできないよ。

嫌だ
[20080426]【8】京都サンガvs浦和レッズ@西京極
動きがちぐはぐに思えるのは風のせい。意図が読めないのはあたしがバカ。まったくの新人の名だって連呼して、なんだって試すぞ自他に嘘だってつく。そんなハーフタイムを経て。
レギュラー4人と監督を欠くチームがエース退場で勝手に決壊。その数的優位を(久々に)ポジティブに転じた高原の初ゴールは重く、腹の底に堪えるようなうれしさで(変な言い方)、フットボールってすごいなと思ったけれど。結果として「大勝」したけれど。
試合終了の笛とともに思ったこと。こんな中身のなさは嫌だ。選手には拍手を声援を送るが、この状態は我慢ならない。

○京都0-4浦和(57'高原、60'65'闘莉王、75'高原) 19,680人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部、MF山田22'、細貝02'(→71'内舘)、闘莉王(→80'山田直)、平川、FW高原、永井(→68'MF梅崎)、エジミウソン(SUB山岸、相馬、岡野、田中)主審松尾 曇 19.8度 50% 風強め(前半向かい風) 54'京都田原一発退場 高原レッズ初ゴール レッズユース山田直輝登録即初出場(でもコールやりすぎ)
啓太扁桃腺炎 京都は前節シジクレイ、MFアタリバ、DF増嶋退場、監督退席 前日FWパウリーニョ怪我で帰国
3位 首位名古屋が東京ヴに負け勝点差3 水曜北京で1-0負けの鹿島は大宮と1-1

カード多いね。堤、萌、阿部、ヤマ、エジすでに2枚。若手をどんどん出すならなおのことリーグを闘い抜く「基本」をきちんとやらないと後々響く。出れば成長するってこと以上に「どう」成長?あたしたちの基本姿勢も厳しく問われてる。GW連戦、ただやりすごしていては将来の契機はないし、闇雲に求めれば狭苦しい檻に選手たちを追い込むことになりかねない(もちろん試合中にはただ勝点を抱くべき状況や展開はあるけれども)。いま一度、中断までのスケジュール眺めて、自分の楽しみ、求めるもの、胸に描いてみよう、そこから始めよう。


[20080420]【7】浦和レッズvs大宮アルディージャ@埼玉
一番動けない人が一番ボールに固執していると思える錯覚に、それならせめてマシなパス出せよ、いやそれはチーム全体の問題が、と心の中で一周原因探って打ち消して。二度と埼スタ来たくないとヤツらの体が拒否するぐらいな闘いで勝ちたいという個人的で勝手な思いの何重も手前で、もはや何をバカにしているのかがわからない駄プレーに埋もれる一筋の光を呼ぶ。呼び続ける。
たいして新しいことはない。去年も相手のサッカーっぷりと最後のサポの喜びを見せられてきた(勝点はいただいても)。棚に上げたものにはただほこりが積もるだけなのだ。しかも怒りの果てに得るのは絶望のみか? 社長GM再任だし。

■浦和0-0大宮 50,997人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部69'、MF平川、細貝(→82'山田)、闘莉王、相馬、FW永井78'、高原(→59'MF梅崎)、エジミウソン(→59'達也)(SUB山岸、坪井、内舘、岡野)主審扇谷 曇 18.3度 43% 風あり 逆攻め
啓太発熱 必殺2枚同時替えはウチだった(しかも小さ…) 高原今日は替えんなよ〜!と思ったら実は古傷ってorz(代表も辞退)
5位転落 首位名古屋との勝点差6

去年ダービー@ホームで負けた時「ブーイングが納得いかない。(サポーターは)少しわがまま。まだ首位でしょ」と言った男が再び怒る。
そんなコメントも包み隠さず教えてくれる会社の(以下繰り返し。


ナビスコ、何?
[20080416]【ナ杯3H】浦和レッズvs京都サンガ@駒場
ナビスコで最後に勝ったのは2006年準々決勝第1戦、浦和4(全部ワシントン)-3川崎F。「ビッグイベントからデイリービジネスへの頭の切り替えができていなかった」(ゲルト)というよりそれ以下に切り替えてた山田のバックパスから失点、予選突破したいなら逆転しかない後半にコールもチャントもハマらず。まあうちらがぶち壊しにしたと言えるほどのチーム側のテーマもなく、選手は気持ちの分だけ疲労したのみ。せめて次々節リーグで京都にどう勝つか、誰か何か得て…というかそもそも「デイリービジネス」はどうやるですかゲルトさん!

■浦和1-1京都(15'京・林、39'梅崎)15,973人
GK山岸、DF坪井、闘莉王、阿部、MF山田(→60'岡野)、細貝66'、鈴木、相馬、梅崎(→82'堀之内)、FW高原(→69'永井)、エジミウソン(SUB山岸、堤、平川、内舘)主審柏原 曇 18.5度 58%
ポンテ様帰浦「『早く自分のポジションに戻れ』と言いたい(笑)」(『 』はふだんの試合中の口調で言ったんだろうね ※レッズ公式のみが『 』入り)
てことで闘莉王DF でもチャンスに近いのもまた闘莉王 相馬いかにも病み上がり 梅崎レッズ初ゴール タカハラコール 京都は今日もHT2枚換え
ナビスコ王者にはパンパシに加えてコパ・スダメリカーナ優勝チームとの対戦があるそうですが A組最下位で折り返し

U23合宿(4/21〜23)に梅崎・萌。
代表候補合宿(4/21〜23)に永井・都築・闘莉王・阿部・啓太・高原。高原との連携を深めるチャンース。

キッズスペースと後半CKの梅崎にチャントの雨は駒場ならではでしたが、MDPの堤のコメントに、自分の体験として駒場は夢だったと語る選手は彼が最後かもしれんなと思った。


「1粒の飴」の行方
[20080413]【6】浦和レッズvs鹿島アントラーズ@埼玉
は、ひとまず保留にて。永井が切り出してみせたフットボールの至福に最後は崩壊(自分が)。最高のコール&レスポンス。ハーフタイムの終わりにタッチラインに現れたその立ち姿と沸き起こる声とともに記憶。その間の40分間の、後何分、後何分と思った経過とともに。
でもこの勝利の「価値」はこれからつくっていくもの。

○浦和2-0鹿島(49'89'永井)54,450人
GK都築、DF堤46'、堀之内、阿部、MF山田、細貝(→70'梅崎)、鈴木80'、平川、闘莉王、FW高原(→45'永井)、エジミウソン(→88'坪井)(SUB山岸、内舘、岡野、エスクデロ)主審岡田 曇時々雨 9.3度 80% 袋文字な「URAWA」 バックパスさらわれ王子に平伏すソガハタ
相馬胃腸炎 鹿は内田・野沢が欠場 最初から前の闘莉王抜きで意識あわせたディフェンス それでも見せ場は都築(やっと本人) CK 0vs9
鹿島の連勝14で断 横浜FMと並んで3位勝点12 首位名古屋勝点16

「O」が最初に出たときハァ10冠?なわけねえ11冠といらぬ自己ツッコミ。王者は過去、驕るな、いつだって挑戦者って言うけど王者の何がしかを積み重ねてきたチームがこうして存在する(それの好悪は別として)。冠の上に今みなが信じて動くに足る戦い方のあることに嫉妬しつつ、でぇーもーそれじゃ勝てないときもあるのだよわはははは。そして序盤においてこれは勝点計算の問題じゃない、と最後に真つきつけるチームになりたいす(cf:「(次勝てば2試合引分より大きいから)この負けは打ち消せる」by岩政)。
2点目はまるで強いチームみたい?じゃなくてよく考えてみたら弱ええチームがあのような「王者」からあのようにして獲ったからこそな気も。


[鹿島戦を前に、改めてリーグ-アジア-世界の線を引きなおす]
試合中はとにかくとにかく鹿島に勝ちたい120%なことを承知であえて書く。
今シーズン序盤の試金石。勝つんだというぎりぎりとした想いの先に何を見たいか何を見たいと闘うかで今年が決まる。
あたしはいまでもリーグ優勝がしたい。何度でもリーグ王者となってアジアで勝って世界に挑み続けるチームになってほしい。去年はなかったおもしろさ、個々の成長、それは大事だけどそれだけじゃ嫌だ。浦和ではいまや禁句の「世界」。でもそれを過去のことととらえるか未来のことととらえるかは自分の姿勢次第。そして目指さない未来へ向かっての継続的な努力なんて存在しない。

ACL北京国安戦で骨折した内田にオリヴェイラ監督「中国人(とアルゼンチン人)には背中を向けるな」(スポニチ*)。去年1年かかって浦和が手に入れられなかったものがヤツらにはすでにある。ちくしょう。なんていうチンピラな動機もあるんだけど!


スカッと地獄
[20080405]【5】ジュビロ磐田vs浦和レッズ@エコパ
まあ闘莉王は3人いない。いたらチーム崩k(ry
大胆采配から逆転勝利! 天皇杯なら決勝まで行ける! 負けたら何も残らない(※注)! このアンバランスは次節はジャイアントキリングなのだといいたいからですよね。そうに違いないさ。
(注…一部の選手には成長と、多くの客には楽しい思いを残すかもしれないが。結局これは個々が浦和に何を望むか次第で、その意味でどんな過去よりリーグ王者は遠い。というのがあたしのこの3連戦の総括)

○磐田1-2浦和(2'磐・ジウシーニョ、'71阿部、79'闘莉王)27,866人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部、MF平川、鈴木、闘莉王、相馬(→45'山田87')、梅崎(→64'細貝)、FW高原44'(→64'永井)、エジミウソン44'(SUB山岸、坪井、内舘、岡野)主審東城 晴 16.3度 32%
梅崎リーグ初先発アレアレつかさキュ.. 永井腰痛でスタメン高原 中央で散らす姿も初々しい大型新人ボランチの相棒には啓太復帰で萌がサブ しかし(orだから)。
都築の怒声 後半駒野に平川 64分2枚同時交代でさらに上げた闘莉王1G1A 奇は変を呼び同点後の磐田の策は名波 逆転は名波コール中とか 萬代不発 彼の倍の移籍金だったひとも不発
静岡御前崎ミニ合宿を挟んだ東海2連戦2勝で勝点9、4位 次節は首位鹿島(勝点差6)

堤の忠実にその上を望む気持ちがふつふつ。そして点は獲ってもそれでも阿部が心配だ。


やった!
[20080402]【4】清水エスパルスvs浦和レッズ@日本平
挑む楽しさざわめくゴール裏。構造も、歴史も煽り要素満載だけどそれは一要素。選手入場時、ゲート旗の間から見た整列する選手たちの姿が胸にガツーン。敬意と興奮と幸せと。しかし前半は(略
梅崎を呼んで呼ばれて後半、ついに「誰が」ではなく「浦和が」動く。だから何をどうしても勝ちきりたくてロスタイム4分終わった時は力尽き果てでも再び振り絞って名前を呼ぶ。
90分から離れれば不安も疑問もある。でも今、今日、この闘いに、逆転して、そしてしっかり勝ちきったことがものすごくうれしい。

○清水1-2浦和(10'清・藤本、58'OG、70'エジミウソン)15,223人
GK都築、DF堤、堀之内、阿部83'、MF平川、細貝、闘莉王、相馬、山田(→45'梅崎)、FW永井、エジミウソン(SUB山岸、坪井、内舘、岡野、高原、エスクデロ)主審吉田 曇 12.6度 43% 途中で気温上がった?(笑) オーーー--オイ!があれれ
場内では永井と発表された同点弾はボールを抱いてゴルした洋平 清水は後半電池切れ+西澤つうか
9位 次節は同じ勝点6・得点差で7位の磐田戦

阿部がとても心配だ…。去年の闘い(方)は思っている以上にとんでもなくレギュラー選手から奪い続けるだけの滋養のないものだったのではないか。


いまいちど
[20080330]【3】浦和レッズvsアルビレックス新潟@埼玉
リーグ優勝が今年の目標。クラブは「可能な限り多くのタイトルを狙っていきます」(3/27公式HP※)とすべてのチャレンジが等価であるような言い方をしているがそれは違うと去年あたしらは知ったはず。
久々の勝利、うれしかった(というよりほっとした)。永井のゴールには壊れた。この試合にとっての意味はなくともピッチで一番「浦和」な男が獲ったひとつの正当な評価として。
でもあたしは闘莉王をボランチに初起用したこの試合をどう評価していいのかがわからない。このリーグ3連戦の目標は、今年1年の闘いの基盤をつくろうと求めていくことだろう? そしてその試金石として鹿島戦に臨むのだ。その道がこれなのか。…いずれにせよあたしらはあたしらでいざとなれば序盤の蓄積を捨てることも辞さず勝とうとするのかもしれないのだけれども。
3-0の後、(今年まだできてない)引き締まった守備と続く中2日連戦を考えた闘い方がこっからのテーマと自分は思ったが、交替策も応援も拡散志向。相手は相手だったし攻撃試せた選手にとってはよかったんだろうが後味悪い。

○浦和3-0新潟(42'相馬、45'闘莉王、67'永井)46,962人
GK都築、DF堤14'、堀之内、阿部、MF平川(→85'岡野)、闘莉王、鈴木(→09'細貝60')相馬、山田、FW永井、エジミウソン(→68'梅崎72')(SUB山岸、坪井、内舘、エスクデロ)主審松尾 雨 8.7度 75%
リーグ初先発の堤にキックオフの前にコール ユース出身者のリーグ先発は浦和初 闘莉王復帰、初の「正式な」ボランチとしてのプレーは、…かなりいつもと同じ。 やられてばかりの「開始早々」に決めたゴールがブラボー でも今レッズのボランチに必要なすべての要素への最短が彼なのか? 啓太は最初のプレーで左ひざ裏を痛め萌と交代 達也は別メニュー そして鹿出身はやっぱり鹿
ヒーローインタビュー「あざーす!」「はい、疲れます」
リーグ戦勝利は[20071020]vs千葉@フクアリ以来、埼スタでは[20070930]雨の新潟戦以来。17位vs16位→浦和は13位、新潟は最下位


※公式HP 3/27「トップチーム新体制について*」に、「忘れてはならないのは『挑戦』です。すべてのシーズンのスタートはゼロから、という当たり前の意識を改めて強く持ち、Jリーグなど国内での闘い、AFCチャンピオンズリーグなど海外との闘いにチャレンジし、可能な限り多くのタイトルを狙っていきます」とある。
チャレンジというのは聞こえのいいコトバだ。スタートはゼロからと言うことで、自分も誰も傷つけず驕りを回避しようとする。去年を正しく評価して明日に臨めば、そこには驕りは生まれないはずなのに(そして優勝を狙うというコトバの説得力はその上にこそ生まれるのに)、何を恐れているのだろう。そのどこに過去の闘いと悔しさに等価なリアルがある? 凱歌の最中、ACL優勝以来と気づいた末に、そんな思いを抱いた。



切り替えは迅速に
[20080323]【ナ杯2A】京都サンガF.C.vs浦和レッズ@西京極
「4000人」の行動から中2日、日曜・日帰り可の一戦は、チケット難民の姿も見えぬ少人数アウェー。渇望が、悲壮ではなく娯楽をよぶというここ数年はなかった空気。ゴールで雪崩れるぞーっ。それでここで神戸から4点獲ったことあるしねー(2001天皇杯@西京極*)。しかし2008の雪崩れはのっそり、切り替えもまた遅く。2度目の帰陣直後には失点のミソ。
そして残念ながら得点を重ねることがフットボールじゃないわけで。飛ばしすぎた前半を終え、こっからはグアム仕込みの体力が利くぜと思いきや、カトQお得意のHT 2人同時交代(田原、アタリバin)によるフォーメーション変化に対応できず失点×2。あれれ前監督はやらなかった敵ビデオによる戦術説明会って話は?それでこれって誰の責任。

■京都3-3浦和(19',35'エジミウソン、36'京・徳重、39'エジミウソン、45'京・柳沢、54'京・渡邉)13,332人
GK都築、DF坪井、堀之内、堤、MF平川(→69'西澤)、山田61'、細貝、相馬、FW梅崎、エジミウソン(→77'高崎)、永井(→55'田中)(SUB山岸、近藤、内舘、岡野)主審村上 曇のち雨 18.5度 55%
今季初ゴールはエジミウソン、ハットトリック。 梅崎、細貝は3/27 U-23vsアンゴラ@国立へ A組勝ち点:京都4、名古屋3、神戸3、浦和1

1-3のハーフタイム、「“勝つ”のはこれから!」と口から出るほどの空気感は2003年の長居にも似て(あの日と同じ徳重の自在さがまた不吉)。久々の、しかも3ゴールに試合とは何をするものか忘れたわけじゃあるまいし。後半1分山田のゴールで1-4と突き放した2006年西京極。後半0分2-3とされた2008年。
リーグじゃないし、ヨシヤも気持ち見せた、逆転だけは阻止した、だけど。何と引き換えに失ったのか。それはゲルトが浦和に何を求めるかの裏返しで、あたしたちはひとりひとり自分の求める浦和に即してそれを判断しなければならない。
しかし終了の笛に続いたのは「ララ浦和」。アタマきて降りたらその後前に移動してきたリーダーがトラメガで選手に何か言っていた。そこにあることができたのは極言すればそれと京都サポの喜びだけ。それでOK? あんたもあんたも自分の求めてるもんがあるだろう、続くリーグ3連戦で兆せるものが今年1年を決める。

[note]「去年、一番、点を撮っている人をクビにした。そのせいで、チームはガタガタになった」(3/24デイリー)、「去年ACLを取った自信とか、楽しさとか全部、あの監督がダメにした」(3/25報知)「せっかく強いチームになったのに(去年)1年間で楽しさとか勝ち方とか前の監督が混乱させた」(3/25ニッカン)。ACL獲った喜びは、チーム一丸となってクリアしやがりましたよね半月で。そうでなかったとしても次シーズンにすでに入っている今想うべきはその楽しさなんかじゃない。埼大で今年も社長ら出演の「スポーツ・マネジメント概論」公開講座があるそうですよ。ぜひケーススタディしてみたいすね。(※3/27公式HPに「選手へ注意喚起」との記事)
3/26エンゲルスと正式契約。サンスポによれば2年8000万円。


原点は「ゼロ」じゃない
[20080320]【ナ杯1H】浦和レッズvsヴィッセル神戸@埼玉
試合しっかり見て、選手見て、プレーに拍手、声援。応援はBGMじゃない。オマエの浦和を捜せ。押したい選手の名を叫べ。
それを拾ってコールするからとリーダーも言い、First Impressions、力いっぱいの拍手と声援で選手を迎える。何も送らないひと、適当な拍手もあって、選手を呼ぶ声もわけわからなくなるほど多く…は一度もならず。「ゴールで俺たちを」が原点なひともいると知る。
勝利だけを求める年月で痩せ細ったフットボールと応援と。臆病になっていく浦和に、監督の意志と関わることを避けるように次を切り拓くことのなかったサポート。そこから這い上がるのは容易じゃない。双方、いや三方に、痛い。それでも前節書いたゴール裏の「できてなかった」ことに肉迫できそうな時はわずかに得て、一部の選手がその先を行く。特に後半の萌の気迫が、永井の責任感漲るプレーの連続が、時々相馬が、何より梅崎が。しかしネットを揺らすことはできなかった。

●浦和0-1神戸(2'神・レアンドロ)33,392人
GK都築、DF坪井、堀之内、堤、MF平川、山田、細貝、相馬75'、FW梅崎(→85'エスクデロ)、エジミウソン(→74'高崎)、永井89'(SUB山岸、近藤、内舘、西澤、岡野)主審西村 雨 10.0度 75%
エンゲルス監督初陣 阿部、啓太、高原はW杯3次予選でドバイ合宿→バーレーン(3/26) 梅崎初スタメン 神戸は大久保A代表、ボッティ温存
阿部が来て1年の間に坪井がここまで弱まってることにいまさら気づかされた…。
そして梅崎には若いチームで育ったんだということを如実に感じた。彼の躍動は浦和というチームのロートルぶりを晒す。それをぎりぎりのところで感じ取った永井。感じられなかったユニバ組。

細貝、梅崎、永井にコールして選手が去った後ゴール裏に「フロント、GMの無能さには呆れるばかり、監督を切ってそれでOKか? 今やるべき事は勝つだけでなく応援したくなるプレイをチームが見せる事。それを怠ればファンは離れていくぞ」…と携帯メモ見ながら説明されたほど長いマク。前段の文言には同意なので残る(自分の考えは前節および去年数度書いたとおり)。タイミングの悪さは去年一度もどうなってんのと問わなかった自分たちの責、それは引き受ける。(でも後段の文言はフロントへの効果第一に書いたものなんだろうけど、この試合に来たサポーターには共感の獲得どころかつっこみどころと化してしまったが)

出て来い!と叫ぶこともなく30分後に藤口社長と中村GMが出てきた、そんな関係性の上でなされた対話。社長の第一声「今日の試合は、ダメでしたか?」。そして、前節選手が輝いていないということに本当に心底ショックを受けたのだと訥々と語る。涙が出た…あほすぎる…。彼のものさしでは「やれることは全部やってる」なのだ。「世界3位を“勝ち取り”…」と(スポンサーの前ではなくサポーターの前でも)語る彼には、「反省」というのは人前で謝ることであり、だからなぜ「反省しろ」と言われるのかがわからない。
そこからどこまで、あたしたち
(4000人いたらしいがうち1000人ぐらい?)が粗いなりにも共有している問題意識をこの場で伝えられたのか。事情説明は上述の幼稚な話に終始し、GMからほとんど意味のあるコトバが聞かれないまま、最後に社長から「ゼロからの出発」という発言が。あたしの理解では、目標が間違っていない限り「ゼロから」というのはありえない。成功も失敗も、目標−評価の連環の中にあり、その中で判断し問題点を洗い適切な施策を打ち(あるいは判断ミスや遅れや打てなかったことを反省し)積み上げていくものだ。それを「ゼロから」とは。
話は一緒に闘いましょうモードで終了。

去年見てきたアジア、世界の意味は何なんだ。仲良しクラブの限界が、彼らの目には映らなかったのか。目指す世界一のクラブの像をどう結ぼうとしていくか、の遥か彼方で、なんでこんな低レベルの話をしてるのだ。
自分もまた椅子の手すりに背伸び立ちして伝えたいことを3つ叫んだがマクより後方から前列まで聴こえた声はほとんどなかったそうで……降りるべきでした。チクショウ。GMに、ゲルトがウチの未来なんですねと問いかった。


フットボールの時間は不均質
[20080315]【2】浦和レッズvs名古屋グランパス@埼玉
リーグ戦ホームの過半数が埼スタになって5年。208の上にタイコを配した最初の試みから8シーズン目。去年のひとつの到達の次に新しい年をどう積み、リーグを獲り、先を描いていくか、それはあたしたちのテーマでもある。
試合は……ACLなら何失点しただろう、そしてCWCなら1点差で放置つうか。急いた都築が信じられない連携ミスで試合を決める0-2。達也の名を呼び、CKのチャンスに「ゴールで俺たちを」が思考よりはるか前を轟々と迸る時もあったさ。永井と萌と時々相馬、ここでとにかく1点!という「時」などほんの一瞬だったのかもしれないが、その「時」を新しいゴール裏全体として共有できなかったのが悔い。場所を変え新しいアプローチがそこここで始まったその日であっても。目の前でもがいている選手の、力になれなかったことが。目を醒ませなかったことが。「浦和」はどこなんだ。
経過と残り時間の認識がまったく抜け落ちたプレーに終始する選手たちの崩壊っぷりはそのまま、時間を浪費して終了。

●浦和0-2名古屋(14'名・ヨンセン、66'名・小川)54,482人
GK都築、DF坪井、堀之内09'、細貝、相馬、MF平川、阿部、鈴木(→61'梅崎)、山田、FW高原(→45'FW永井)、エジミウソン89'(SUB山岸、堤、内舘、西澤、田中)主審扇谷 晴 19.9度 32%
闘莉王左太もも肉離れで離脱中 出てきた選手に拍手したら名古屋だったという開幕ボケ 「山田」コール 名古屋はピクシー監督初勝利 17位


試合翌朝6時に報知が「解任へ」と報道(就任以来「戦術練習はゼロ」、太もも裏違和感でメディカル側から投入を制された達也をベンチに置き「控え枠も無駄に」とも)→13時半頃オジェック解任を各紙一斉に報道。後任ゲルト。
選手の言動も含め(それが転覆を企図していたのだとしても)逐一書くのもアホらしい幼稚な話ばかりなので略すが、「厳しさ」を力にできなかった(それどころか「悪」にした)のは誰なのか。「戦術以前の話」(社長)って、であれば選手たち自らが取り組めた(=責任がある)部分は「ある」。コミュニケーションの問題とフロントが認識していたのならまず大至急やるべきは開幕前から不在の通訳の手当てだろう。「戦術以外のそういった楽しい雰囲気をまず木曜日までに」(ゲルト@公式HP)というところまで落ちてしまっていた(シーズン頭なのに!)原因は、監督だけでない、自らが契約して2008年の浦和にいる選手と関係者自身の傲慢と怠慢、放置によるものだろう。

また次監督をどうするというテーマには(幸か不幸か昨シーズン中から)クラブには十分な時間があったはず。「崩壊」当事者の一人であるゲルトが「代行」ではなく「監督」というのは、その結果がそうだということ? 「複数年契約も視野」(社長@公式HP)とは、これが考え抜いた未来への線上なのか?

前節書いた「ベクトル」を第一義に担うのは監督および「そうである」と判断したフロントで、その上で評価とケアがなされることで意味を持つはずだった開幕2連敗はただの「-6」に堕ちた。今この時点に限っての選手の、フロント(〜クラブ全体)の、サポーターの状況は、開幕2連敗という事実以上のヤバさを孕んでいる。監督人事によってクリアされるわけではない事々を見失わずにいきたい。



「楽しもう!」の正体
[20080308]【1】横浜F・マリノスvs浦和レッズ@日産
失点してはならないゲームだった。
FW2人代わって攻め方変わって(でも合宿では「終盤失速しない体づくり」ばかりで)、5節磐田戦あたりまでは「(次かその次が)楽しみだけど今日は厳しすぎる」みたいな感じだろうと思ってはいたのだが、監督は「(修正点がある。修正できるには4〜)6週間(※)」と言ったとか。それだと6節鹿島戦……なら決するにはいいカード。そこまで、選手と1試合1試合つくって高めていこうじゃないの。戦術以前のところで気合負けして集中力も判断力も欠くなんてことなく。勝てばなんでもいいサッカーじゃなく。(その意味で、負けたことよりも真摯に全力で取り組む姿でない選手を生んだこと、誰もが放置しちゃったことの方が今は問題)。
もちろん上記は「今年の闘い方」が「あり」、そのための新FW2人(+梅崎?)であり、それが「アジアのアウェーで勝ち」「リーグを制し」、「次はミランに勝つ」ベクトルであるのならば、の話。
そうじゃなくただ新選手入れた、6週間混ぜておいとくだけ、つうことなら今すぐ「否」だ。

●横浜FM1-0浦和(60'横・小宮山)61,246人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内(→75'FW田中)、相馬、MF平川、阿部、鈴木、山田(→69'FW永井)、FWエジミウソン、高原(SUB山岸、細貝、内舘、西澤、梅崎)主審吉田 晴 11.9度 31%
ヤマトップ下 通訳不在 横浜小宮山はJ初ゴール 69'横浜FWロニー退場 15位
ポンテはブラジルでリハビリ中、アレは腱断裂全治3カ月

※ソースによっては「修正に2、3週間、全体のコミュニケーションに6週間」

日産(横国)2Fで開幕戦を見るのは3度目。選手の表情〜気持ちが見えづらく、そのくせ双方の動きの質はつかみやすいスタジアムなので新しいチームと初めて向かい合う開幕には難しい。客観的になりすぎる。そんな中なのに何考えてるかをギラギラに伝えてきた闘莉王。個人の戦略はそれぞれだが、試合中は試合でアピールしてくれ、最後のシトンのように。
そしてインタビュー受ける中澤の表情に、あんな対応しての失点は許してはならなかったと改めて思った(チャレンジしての失点は、相手と展開によってはありな時期だけれども)。




[いきなり開幕] ミランがすでに2007/08欧州CLから転落してしまって始まる前から最新目標が延期されちゃった今日この頃ですが、プレシーズンなしで2008年開幕。









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