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URAWA REDS 2006




UrawaReds
-- U R --

「典型的なカップ戦」と人の言う
[20070101]【ECF】浦和レッズvsガンバ大阪@国立
2006年の闘いを象徴する歌詞幕が一面に広げられるのを見ながら今一度心に刻む、来た道・拓かねばならぬ道。勢いや偶然や運ではない2連覇2冠、2年連続ACL。針穴であっても通さなければ来た意味はなし。
一定の様相をギリギリと保ちながら経過する時間。攻めても攻めても点にならない敵の焦り、その蓄積に囚われゆく姿。対していや増すあたしらのゴールへの渇望。
遠藤がFKを失敗し「アレ浦和」、と同時に岡野。どうしてもかみ合わなかった自分のまわりの空気がようやく俄然動き出す。永井が真ん中から岡野へ岡野へいや自分でというシーンがあり、そして長谷部から岡野に長いパスが通ったとき、真ん中で突然加速した永井の姿に…その興奮は今シーズン最大。これで優勝決める!

西野監督は最後まで選手交代をしなかった。この質、内容、負けるはずがないと思っていたのだろう、でも負けるはずがないでは優勝は掴み取れない、そして2位には何の意味もない。さあ来た道を後にして、あたしたちはこの2冠の下に何を見、何を求めて加えていく。

○浦和1-0G大阪(87'永井) 46,880人 (改修でずいぶんキャパ減ってたのね 60,057→50,339人)
GK都築、DF細貝58'、内舘、ネネ32'、MF平川(→62'長谷部)、鈴木(→88'DF堀之内)、小野(→76'FW岡野)、相馬、山田、FWポンテ、永井(SUB山岸、堤、エスクデロ、黒部) 主審西村 9.5度 晴
第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝
2008年AFCチャンピオンリーグ出場権獲得
天皇杯2連覇のクラブはJリーグ発足以来初
G大阪はベストメンバー。シュート数6-21。海外移籍する宮本が実はアシスト。

タイトル獲らなきゃ始まらない。それは弱いクラブの戦略で、中身より何よりまずそこにフォーカスして成功させたギドには感謝。さて獲ったんだから始めるぞ。


ANOTHER STORY
[20061229]【ECSF】浦和レッズvs鹿島アントラーズ@国立
だと思っていたら「裏面」だったらしい。
華麗なパス攻撃に、おおこれはゼロックスで夢見させてくれた……えっ。と、かくもかっこたる1年でしたが、最後の再びの敵はACLもやっての1年、どっちが不利も有利もない、威風堂々と行って勝つ。勝ち獲ろう。

○浦和2-1鹿島(40'小野、69'鹿・岩政、82'ポンテ) 35,782人
GK都築、DF細貝、内舘、ネネ、MF平川、鈴木(→73'酒井→87'堀之内)、小野、相馬41'、山田、FWポンテ、永井HT(SUB山岸、堤、黒部、岡野、エスクデロ) 主審上川 7.3度 晴 20%
坪井が怪我で欠場、山田ボランチ。逆攻め。せっかくのQBKが深井に代わったとき(65')ちょっとイヤでしたが大過なく結果的に10冠阻止。

急造のDFラインは怖いですか? このチームは信じるに足りないですか? 敵を怯ませるのはブーイングだけじゃない。勝ちきるのだと歌うPRIDE OF URAWAに籠めた敬意と信じる力、己の全身から元旦の国立を覆え。どんなに厳しくても勝機を勝ちを杯を離すな。


今年の遺産
[20061223]【ECQF】浦和レッズvsジュビロ磐田@埼玉
主力も半分、客も半分。試合を通して「チーム?」がチームになり、「ゴール裏?」はゴール裏になる(畸形なタノシミだが)。そして守られた2006年型浦和レッズ…「ぐだぐだだけど勝つ」。
PK全員成功できてよかったけど、9人まで1本も都築を成功or敵を失敗させられなかったことはすごい悔しい。佐藤洋平じゃなくて川口だったら、埼スタじゃなくてヤマハだったら、こっちじゃなくてあっちゴールだったら、…まだ全然。

○浦和3-(10PK9)-3磐田(31'磐・前田、46'磐・福西、54'永井、63'80'小野、81'磐・犬塚) 27,242人
GK都築、DF内舘、坪井、細貝、MF平川(→HT小野)、鈴木103'、長谷部19'次戦出停、相馬(→102'酒井)、山田86'、FWポンテ76'、永井(→延前開始 黒部)(SUB山岸、堤、岡野、エスクデロ) 主審岡田 13.9度 晴
闘莉王・ワシントン既に帰国、アレ移籍、ネネ契約延長が報じられるも不在。 MIPは犬塚w

0-2から3-2にしたのにすぐ失点とは。来年はアレがいなくても勝ちきれるようにならないと。



素手で殴…
[20061216]【EC5】浦和レッズvsアビスパ福岡@埼玉
じゃなくて、はたく程度か。
正味積み重ねてきたものに重ねた120分。積み重ねてきてたのはクラブだけなんだなあとシミジミやがておかしき初冬の空。
早い時間帯からあちこちで声噴出すゴール裏に、今年のリーグ戦を通して保たれた忍耐の重さを想う。言い方は悪いけど、やって、やりかえされて、日々できていく闘いの形が動かすシーズンが来年は見たいな。今日そこまで行けた感触はまったくないが、あと3試合をたった10日間で闘い抜くのだあたしたち(しかも最初が磐田)。「ギドのために」だけじゃ試合は動かないと知ったことも幸いに。

○浦和3-(延長)-0福岡(93'ポンテ、108'ワシントン、119'永井) 17,675人
GK都築、DF内舘、坪井、ネネ、MF平川、鈴木、小野(→75'永井)、相馬(→104'細貝)、山田(→64'長谷部)、FWポンテ、ワシントン(SUB山岸、酒井、岡野、黒部) 主審砂川 17.5度 晴
(でも延長分は個人的には楽しませてもらいましたw)


URAWA REDS CAMPEÓN
[20061202]【34】浦和レッズvsガンバ大阪@埼玉
今年何度も繰り返された最終局面…好きにさせて凌ぎきろうとする選手にチームに、ひたすらのPRIDE OF URAWA。ロスタイムは2分、ふと見上げた視界に高らかにこの時を刻まんとするヤツらの姿。オレたち優勝すんだ!ついにリーグを獲るぞ!チャンピオンだ!!
旗の海を見たかった。だから旗をあるだけ持っていき、家族連れに渡して子供にたくさん声かけた。2年前の悔しさがあったから、いざというとき旗が振れるよう上半身鍛えた。でも自分はそこまでしかできなかった。そうじゃない!大事なもんが欠けてる。おまえのレッズは何なんだ。
次は、その瞬間を、轟々と旗いっぱいで迎えたい。あとで知ったけどアレのドラミングはもう猛烈に正しいのだ。己の浦和レッズを、誇りを、描いて、実現するのだ。

○浦和3-2G大阪(21'G大・マグノ アウベス、27'ポンテ、44'59'ワシントン、78'G大・山口) 62,241人(J1リーグ戦最多入場者数)
GK山岸、DF内舘、闘莉王71'、ネネ34'、MF平川(→83'FW岡野)、鈴木16'、長谷部、三都主(→73'FW田中)、山田、FWポンテ(→83'DF坪井)、ワシントン84'(SUB都築、相馬、小野、永井) 主審上川 15.6度 晴 34% Jリーグ初制覇
22勝6分6敗(うちアウェー7勝4分6敗) 得点67失点28得失点差39
ワシントン26得点でG大阪マグノ アウベスとともに得点王。ホーム年間最多入場者数(774,749人)、ホーム負けなし(22試合)、J最小失点(28点)記録
G大阪は3位。勝点差6、得失差6。2位川崎に勝点差5

この優勝は、ただただ選手にクラブに感謝。14年間の随所で共に闘った者たちが拓きついに頂に到達した道ではあるけれど、そして「赤」のホームをはじめこの1年多くの者たちのアイデアと行動で準備された道ではあるけれど、あたしたちは2006年あたしたちの闘いを1試合1試合優勝に向けて、そして来年のアジアに向けて闘えていただろうか? 足りないときダメなときガツンとドライヴできてただろうか? (監督人事がやけに狭レンジな話になっているのは、あたしたちが来年の闘いを展望しつつ闘わなかったからじゃないのか?) 今年はついに掴めなかったアウェーでの闘い、オフ中に自分の足元から詰めていこう犠牲は辞さず。アジアで勝つために。


[20061126]【33】FC東京vs浦和レッズ@味スタ
名古屋戦と同様に山田が伸二と交代した後、ピッチの上から薄れていく「なんとしても今日勝って決める!」という意志となお増す落ち着きのなさに、違う!勝つんだ!と狂ったようにやろうとも、ゴール裏はこの戦いをドライヴできなかった。
(でも、今日のゴール裏の動きの先には、2007年、アジアとJの両方で闘う姿があるのだと思う。揃いのマテリアルの重さを自他共に知る、そんな個とチームの先に。)

■東京0-0浦和 41,528人
GK山岸、DF内舘、闘莉王、ネネ、MF平川、鈴木、長谷部、三都主(→84'相馬)、山田(→70'小野)、FWポンテ89'、ワシントン(SUB都築、細貝、永井、田中、岡野) 主審扇谷 11.2度 曇時々雨 58%
2位G大阪はロスタイムにマグノ・アウベス3点目で京都に逆転、勝点差3、得失差5
自力優勝できる試合でその経過を選手に知らせて闘い方を変える必要がどこにあったのかがわかんねー(退場者や負傷交代という状況があったならともかく)。「負けない」ことが大事だったのは名古屋戦だってば。

相手のサッカーを引き立てておいて勝ち点はいただくのが今年の浦和の戦術。ガンバがどんなにいいサッカーしても動揺しないよ90分。89分経っても決められなくてもそれは危機じゃない(むしろヤベーと焦る気持ち自体が危機)。「赤」に照らされる心で90分、まず自分自身が落ち着いて、焦らず諦めず。選手がリラックスしていつもの力を出せるよう、あたしたちはいつもなんかよりずっと強くて深い気持ちで行く。


そして「あと1勝」
[20061123]【32】浦和レッズvsヴァンフォーレ甲府@埼玉
サポもろとも飲み込んでやると臨んだら浮き足立っていたのはこっちだったというオチ、サポもろとも。やっと決めたワシントンにギシ以外ほぼ全員?が乗っかった情景が逆説的にその重荷を表す。今日のところはそれに打ち克ち(選手は)、ついに開けた「あと1勝」。
選手にはこの「今」を最高に楽しんでもらいたい。焦りが出れば緩和し、怒りは鎮めあるいは闘志に変え、慢心は排除し、ポジティブな力で満たせ。何があっても「浦和の闘い」を見失わず、落ち着いて闘い抜こう。
各自が思い描いてきた「リーグ優勝」、もう「夢」でも「願い」でもない、「勝ち獲る」のみ。この「あと1勝」まで、強い意志とプレーでチームをドライヴしてきた山田キャプテンと共に。

○浦和3-0甲府(46'ワシントン、64'山田、68'ワシントン) 57,781人
GK山岸、DF内舘、闘莉王、ネネ(→74'細貝)、MF平川(→78'FW永井)、鈴木04'、長谷部、三都主(→86'相馬)、山田、FWポンテ、ワシントン(SUB都築、小野、田中、岡野) 主審岡田 13.4度曇 48% 敵DFが34'に退場 前半PK2本をワシントンが失敗
G大阪は福岡に1-1で勝点差5、得失差6。川崎は清水に負け脱落。

ホーム22試合連続無敗J新記録(2000-2001磐田を抜く)。今年最高の入りにアッパー含めてレッズトリコロール(+3色旗)、考え実行した人に拍手。

山田のドリブルシュートで壊れました(またかよ)。もっともっと壊れてやる〜!!!



もっと力を!なのか?
[20061118]【31】名古屋グランパスエイトvs浦和レッズ@豊田ス
闘う力、流れを変える力、押し捲る力、凌ぎきる力、奮い立たせる力、守り抜く力。
流れを止める力、焦らせる力、集中を切らせる力。
今日はただ落ち着かせる力さえあればよかったのだ。

●名古屋1-0浦和(79'名・ヨンセン) 32,109人
GK山岸、DF内舘、闘莉王、ネネ、MF平川、鈴木、長谷部、三都主、山田(→71'MF小野)、FWポンテ(→84'田中)、ワシントン44'(SUB都築、細貝、相馬、酒井、岡野) 主審長田 13.1度 62% 屋内(外は晴れなのに!)
ギド退任報道をめぐり翌日に記者発表というそんな最中。
翌日G大阪は千葉に勝ち勝点差3、得失差3。


残り試合数とそれぞれの対戦相手を考えて、3を取りに行って0になる危険よりは1を死守すべき、そういう勝負どころだったハズ(とあたしは思う)。その意味では悪かったのは交代なのだが…。
後半、焦燥と、個人的な気持ちの都合が前面に出ちゃって攻めが定まらない時間帯、落ち着こうという自分の願いとはまったくウラハラな応援に、それをどうこうしようとするより、近くの急くヤツらの目の輝かせっぷりを見て。いいんだ、いまはこれが浦和の応援なんだ、レッズも優勝すんならこういう空気お構いなく自分たちで呼吸整えて闘え、乗り越えろ、なんてイカれたアタマで思った瞬間があったことを記しておく。


この道はオレが行く
[20061111]【30】浦和レッズvs横浜F・マリノス@埼玉
その山田のゴールでぶちこわれました。耐えて耐えて、勝利を掴むというより逃さねえ、そんな勝ち。痺れた。

○浦和1-0横浜FM(33'山田) 52,582人
GK都築、DF内舘、闘莉王、ネネ、MF永井18'次節出停、鈴木、長谷部、三都主(→87'相馬)、山田、FWポンテ(→85'MF小野)、ワシントン(SUB山岸、細貝、酒井、田中、岡野) 主審奥松村 14.8度 83% 雨のち曇
ホリ怪我、ギシ体調不良と。転び合い。
カレンダーの永井、ガス1-前半-3川崎→5-4、G大阪も負けて勝点差6、に沸くスタンド。



[20061104]【EC4】浦和レッズvs静岡FC@駒場
今年積み上げてきたもの。
先週の負けから何を課題とし取り組…
てのはともかく、今年のユニには誰になに言われようとも「6」を入れるべきだったな。

○浦和5-0静岡FC(4'田中、22'長谷部、46'ワシントン、57'田中、89'ワシントン) 13,636人
GK都築、DF堀之内(→45'内舘)、闘莉王、ネネ、MF岡野、鈴木(→62'酒井85')、長谷部54'(→69'相馬)、三都主、山田、FW田中、ワシントン(SUB山岸、細貝、大山、横山) 主審奥谷 25.8度 曇のち晴 40%


誇り高きチキンの群れ
[20061028]【29】ジュビロ磐田vs浦和レッズ@ヤマハ
立ち上がりの守備が肝の一戦にサポは「ゴールでオレたちを」、試合は逆攻め、魔の5分間。見逃してくれなかったオフサイド。相馬に賭け、相馬が駆け、失点するかもしれんがもっと獲れというその後半、交代枠を使い切った直後、激昂重ねてたワシントンが暢久のCKを決めて3-2にしたときまだ後20分もあったんだ。なのにその攻めを讃えてさあ次のゴール!と動けなかったあたしたち。
驕り、油断、誤算……原因も言い訳もある、でもあたしら優勝勝ち獲ることを目指してて(だよね?)、しかしリーグ戦は2週開いて(東海社会人リーグチーム相手の天皇杯なぞ挟んで)残り5戦と、そもそもこここそ一番難しい時期で、だからそんな言い訳などの受身に回りそうな退路は断ち、この結果を軽んじることなく正視して選手と「共に」乗り越えなければならない。ここで逃げてどうすんだよ。自分の日和った心のケアなぞ後で家で飲み屋でいくらでもすればいい。
それを冷たく引きこもりの浦和レッズコールで染めてさ。そんなの愛でもなんでもない。この2試合に寛大に(あるいは不感症に)なってみせるのは挫けそうな自分自身のためか6万人の共同幻想の維持のため。そして負けたチームは腫れ物か? 今のレッズがそんなチームだと思う? 悔しいと叫べ、勝とうとした気持ちそのままぶつけろ、選手に。自分も傷付け。その上での「次、絶対勝とう」だろ。いったい何が怖いのだ。

フットボールを楽しもうとしない「尊大さ」と「臆病」。優勝への道はまさにそれとの闘いだ。 受身に回らず不運すらねじ曲げる気持ちを見せつけ楽しみ続けたほうが勝つ。

●磐田3-2浦和(02'磐・犬塚、06'磐・カレン ロバート、48'ワシントン、52'磐・福西、70'ワシントン) 16,162人
GK山岸、DF坪井(→45'相馬)、堀之内、ネネ62'、MF平川、鈴木、長谷部、三都主(→69'FW田中)、山田、FW小野(→69'永井)、ワシントン39'(SUB都築、内舘、酒井、岡野) 主審高山 22.2度 66% 晴のち曇 チケ完売 首位(G大阪は翌日清水に勝って勝点差3・得失差の差+2。川崎との差4) 3失点は今季初 シュートは磐12-浦21、CK3-12

闘莉王のおかげで(攻守ともに)勝った試合がいくつもあったのは事実だが、闘莉王がいれば勝てる、という意識は危険。


もろびとともに乱れた鼓動
[20061021]【28】浦和レッズvs川崎フロンターレ@埼玉
これを制したら勢いに乗るどころか優勝した気になったかもねな危険なゲームでした。
選手たちはファイトした。最後までチャンスつくった。でもゴールに届かなかった。なぜ?

■浦和2-2川崎(19'ワシントン、35'川・ジュニーニョPK、50'川・中村、52'ポンテ) 50,134人
GK山岸35'、DF堀之内、闘莉王53'※次節出停、ネネ、MF平川(→78'FW永井)、鈴木、山田63'、三都主39'(→54'相馬)、ポンテ、FW田中(→67'MF小野)、ワシントン(SUB都築、内舘、酒井、岡野) 主審片山 18.9度 65% 晴 首位(G大阪は翌日ガスに逆転負けで勝点差6・得失差の差+6。川崎との差7) リーグ戦埼スタで2失点は今季初

あの埼スタを330度走る「パルス」と「ハート」にはいろんな思いが籠められていた。けれどその思いを90分カタチにし続けなければ今日ここに立つ意味はない。カタチにし続けるにはハートだけじゃ足りない。勝ち獲るために、今日のピッチに一番必要だったものは。気づこうよ。
あと6戦。この失敗への反省は籠めた思いの分だけ多様なハズで、だから「共に闘う」ことを今一度とらえなおして、よりパワフルに、1戦1戦大事に闘っていこう。

追記:さて、28節終了時で3位川崎との勝点差「7」、2位ガンバとの差「6」となったわけですが。
去年の28節終了時に首位と勝点差「7」だったのは4位浦和。その後勝点差わずかに1だった川崎には勝ったものの首位との直接対決に破れ、5位千葉にも破れて勝点で並ばれ、それでも最終的に勝点差「1」で2位だったわけよね28節終了時に勝点差「7」もあったヘボチームが。「6」だったら優勝してたかもよ。
とまではいわないまでも、つまりよりヘボいチームにだって追いつかれちゃうかもしれないというのが1シーズン制の終盤なのだ。
ただ流れに熱く乗っかってるようじゃちょっとの躓きで共に転げ落ちて止められない。


本当に弱いのは
[20061015]【27】浦和レッズvsアビスパ福岡@駒場
2-0ぐらいじゃ諦めない17位の相手に耐えきれない空気を89分かけて作っちまったあんたの見る眼、感じる心、その表現。
闘莉王の本気、キャプテンの本気、クラブの本気。オレらの本気は? 
信じるだけじゃ勝てない。でも1秒も怯まず信じなければ勝ち獲れない。

○浦和2-1福岡(20'闘莉王、45'ワシントン、89'福・薮田) 17,541人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、ネネ、MF平川(→77'FW永井)、鈴木、長谷部(→68'内舘)、三都主、山田、FW田中(→89'小野)、ワシントン(SUB都築、相馬、酒井、岡野) 主審山西 21.8度 47% 晴 首位(G大阪は前日横浜FMと分け勝点差5・得失差の差+5)インド戦帰りが4選手 相手は主力3選手出停 駒場の西日をワスレテタ人多数

攻めが守りがマズイときはヤベえヤベえとてんでに騒ぐんではなく落ち着くべきときはパシっと空気を引き締めませう(そしてそういうコールこそパシっとね)


[20061007]【26】浦和レッズvsジェフユナイテッド千葉@埼玉
暢久から痺れるゴールを決めた闘莉王が交代した後、敵のシュートがバーにポストにあたるのを見て、あ、今年はこれで勝つのだ。と、すっと思った。
だから攻められたって「おめえらは勝てねーよ!」と憎たらしく高らかな声、突きつけたかった。
敵ベンチ裏までダンマクが囲み、天に赤く凱歌翻り、メインアッパーに至るまですべてが赤いホームを作りだし、今日も作るひとの行動と思いの上に、おまえは何を見せる? そのゴール裏で、あんだけの選手の闘う魂見せられて、そんな腑抜けた歌声はないだろ(しかもちょっと攻められたからってオタオタと)。歌詞が誇りを掲げてくれるわけじゃない。
いつものパターンが100%成功を約束してくれるわけじゃない。むしろそこからの逸脱こそがフットボールの魅力。それすら味方につけて、アウェーで、ぎりぎりの試合であっても勝ちとっていきたい。

○浦和2-0千葉(16'ワシントン・PK、58'闘莉王) 48,952人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王(→62'内舘)、ネネ、MF平川、鈴木、長谷部、三都主、山田(→85'小野)、FWポンテ12'※次節出停(→59'田中73')、ワシントン(SUB都築、相馬、酒井、岡野) 主審岡田 23.0度 45% 晴 首位(G大阪が磐田に負け勝点差3、得失差の差+4) ネネは2005/10/2以来の出場
15'敵DF結城退場、終了後DFストヤノフ退場

販促でありつつもこのタイミングで『共に闘い、共に頂点へ』と明示したクラブと闘莉王の闘志と。
去年終盤のフクアリの敗戦は、あたしにとって意識も行動も遅きに失した去年の「象徴」だった。あと8試合。この試合、見たもの、考えたこと、すべて十六夜の月とともに記憶。



[20060930]【25】京都パープルサンガvs浦和レッズ@西京極
確かにもっと得点が欲しかった。だけど多得点試合の終盤に負傷までよびこんでしまったのはもう何度目。

○京都1-5浦和(14'闘莉王、16'京・中山、22'平川、'40田中、'46山田、83'相馬) 16,492人(チケは売切でしたが)
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井89'、MF平川(→55'FW永井)、鈴木、長谷部、三都主(→70'相馬75')、山田、FWポンテ(→82'小野)、田中(SUB都築、ネネ、内舘、黒部) 主審東城 23.4度 49% 晴 暫定2位→首位(勝点差0、得失差の差+1)坪井左ひざ内側副じん帯損傷、闘莉王もケガ。達也も代表召集されず
3日後柱谷監督解任

降格争い中の相手、どう転ぶか油断できぬところをヒラ初の豪快な決勝点が救う。


変わったのは…
[20060923]【24】浦和レッズvs清水エスパルス@埼玉
季節。

○浦和1-0清水(16'ワシントン) 48,378人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、鈴木、長谷部、三都主、山田(→85'DF内舘)、FW田中(→64'永井)、ワシントン(→75'MFポンテ)(SUB都築、相馬、酒井、岡野) 鳩 主審松尾 23.3度 58% 晴 2位 勝点差3・得失差の差は4に拡大 清水は4位から5位に後退
(あ、敵の主力も2人ぐらい不在でした)

前半も後半も、ピッチに足を踏み入れる直前から敵をビビらせてる感に(こんなもんじゃねー感もありつつ)久々に血も沸く正のフィードバック。「えらそー」モード省略でがつり行く選手たち。最後はあれでもともかくも1-0に痺れ。
凱歌を終える頃オーロラビジョンに映った「FOOTBALL=浦和」のダンマクに、今日ここで共に闘い清水に勝ったことの意味を想う。リーグはあと10試合、人は毎年歳をとる、しかし浦和は、3年後は?5年後は?20年後は? 1つの試合に流れる時間は重層的で目指すものも様々、そのいずれにも目をつぶってはいけないのだ。


[20060916]【23】浦和レッズvsサンフレッチェ広島@埼玉
闘莉王しかいないのかよこのチーム!
と思ってたら闘莉王が先制。
後半、ピッチ上で動いていたのはあの伸二だけというシーンに(それってどんだけ止まってるってことかと)凍りついたが、直後に交代したキャプテンの活躍で勝点を拾う。

試合中、これに勝ちさえすればいいのだと己の目標下げたら楽しいんでない?と思ってしまい、そしてこれ絶対獲るこれ決めるという思いを乗せた攻撃が本当に決まって喜ぶと同時に猛烈に冷たく白けた自分。これがオマエの激しく願う浦和? 
いやオレたちには闘莉王がいる。伸二もときおり高パフォーマンス。キャプテンもやるときゃやる。…。 苦しい中がんばる選手を精一杯後押ししたいしする、けどその「苦しみ」は何を生む。それを受け入れ、選手にも耐えろと言うのか、それとも。それを選べるのはあと数試合しかない。

○浦和2-1広島(35'闘莉王、39'広・ウェズレイ、86'山田) 39,123人(「アッパー開」いてて増は4000人)
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、酒井、長谷部44'、三都主、小野(→65'山田)、FW永井(→78'黒部)、田中(→45'MFポンテ) (SUB都築、内舘、相馬、岡野) 主審穴沢 21.3度 76% 曇 2位


「ダービー」はまだ遠くても
[20060910]【22】大宮アルディージャvs浦和レッズ@埼玉
まずは形から。というわけで埼スタ「アウェー化」を徹底した敵。今年の「ホーム」駒場でやってくださればもっとよろしかったのに。
で、こちら。まずふだん以上に思うことは。選手に恥はかかせねえ。あいつらとはもうやりたくないと思わせる。そして。オトナはソレをみんなが歌うからとかいう理由では歌わない。
未来の子供たちのために、歌う。

○大宮0-2浦和(44'ワシントン、89'永井) 35,059人(アッパー閉鎖)
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、長谷部、酒井、三都主(→71'相馬)、山田(→62'ポンテ)、FW永井74'、ワシントン(→81'DF内舘) (SUB都築、ネネ、田中、岡野) 主審吉田 28.6度 75% 晴 3位

前節のあれは芝がひどかったからでも屋根があったからでも敵が果敢だったからでもなかったのね(泣)。
ホームが続くからって油断なさらず。次々節清水戦に必ず勝つには次の広島戦をどう闘うか(0-0もないとはいえない相手だし)。


アジアで闘う準備はいつ始めんの?
[20060830]【21】大分トリニータvs浦和レッズ@九石ド
真夏の連戦最後しかも平日遠いアウェーで、来年に向けて何ができてて何が足りないか、そのテストと捉えて臨んだが、ココロザシ低ぅ。前回の文末にあたりまえの前提だしーと書かなかったことが、全然今年のテーマでもなんでもないと知る。来年以降なんてどうでもいいとにかく優勝、と下げるなら下げるで、7人も代表抱えることについても別の打つべき手があるだろう。
2人退場して88分に失点喫して負けた去年よりさらにアウェー度高かったさ。選手も監督も観客もみんなポジティブ、奪取で沸く、かわせばさらに沸く、もうものすごい沸く、それが荒れた芝と重い屋根の間でボディブローとなる様を変えられず。
ついに勝ち点も拾えなくなっただけ、目新しいことはなにもない(こっちには)、ただこれまでの課題が集大成…いやもしかして課題と思ってないってことか。前々節、勝ったのにぶつけたウォリアーで始めたこの試合、どう評価して何するの。

●大分2-1浦和(09'大・高松、59'高橋、76'ワシントン) 27,843人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川(→78'FW岡野)、鈴木33'※次節出停(→72'FW永井)、長谷部、三都主(→45'相馬)、小野69'※次節出停、FW田中、ワシントン (SUB都築、内舘、山田、酒井) 主審山西 25.7度 屋内 90% 前半シュートゼロ 3位転落
この日程を闘いぬけなかった7人、なぜかそのまま代表選出、翌朝サウジへ

相馬が対面の選手とバチバチぶつかる、そういうマッチだったんだと思う(技の応酬じゃなく)。そしてその相馬も負けるその理由は個人の力量の差ではもちろんなくチームの意思であり応援の意思。
失点はいずれもワシントンの孤独なチャンスが不発の直後(つまりみなさん棒立ち)。しかも2失点目は啓太臥し中。怒る選手たち…怒る方向違うから。

21節を終えてアウェーの勝率0.417。


[20060826]【20】セレッソ大阪vs浦和レッズ@長居

○C大阪1-2浦和(16'堀之内、68'永井、86'C大・藤本) 23,386人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川(→71'山田)、鈴木、長谷部、三都主、小野(→75'DF内舘)、FW永井、田中(→77'黒部) (SUB都築、酒井、相馬、岡野) 主審長田 29.3度 曇 69% 首位
相手は最下位、しかも50'大久保退場、そしてグダグダ(こっちが)。

勝ってよかったと言いあううちに今年は過ぎるのか。


そして失点演出、と
[20060823]【19】浦和レッズvsアルビレックス新潟@埼玉
ダサすぎ。

○浦和3-1新潟(06'新エジミウソン、22'35'89'ワシントン) 34,417人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、鈴木、長谷部(→75'DF内舘)、三都主、小野16'(→70'山田)、FW田中(→80'永井)、ワシントン87' (SUB都築、相馬、黒部、岡野) 主審高山 27.6度 晴 84% 2位

「ゆっくり」やるのが目的になってんじゃねー!弛緩しきったピッチ(しかもヒラアウト中)に弛緩しきったスタンドから弛緩しきった浦和レッズコールなすがまま。


ぞんざいなパス、ぞんざいな動き、ぞんざいな声
[20060819]【18】鹿島アントラーズvs浦和レッズ@カシマ
ドタバタもいいさ今はとにかくやっちゃえ!何でもいいから入れれ!ってやって、でもやっぱり雑なだけのとき、彼我の危険を察知してコールの(少なくとも)調子を変えるのは、誰かがやってくれるわけじゃないんだぜ。
こっからウチに流れだ!という瞬間にズバっと入れたり、セットプレーでガツリと押すその声はヤツラのもので、あたしら何千人いたか知らんがその声はいくらあっても、ただ焦燥にウチの選手をさらしただけ。

昔は「かっこよさ」で得ていたその爆発点を、今の浦和は何で得るのか。合わせる、落ち着かせる、あげる、あるいはやらない。そうだよただ歌いに来てるんじゃなくて勝ちたいんだ、その気持ちがぞんざいなわけないだろう。

■鹿島2-2浦和(40'鹿アレックス ミネイロ、69'鹿・柳沢、71'小野、89'ワシントン) 34,236人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川(→76'FW永井)、鈴木、長谷部(→54'山田)、三都主、小野、FW田中(→76'MF相馬)、ワシントン50' (SUB都築、内舘、酒井、岡野) 主審柏原 27.8度 曇 82% 2位に転落、首位G大阪

敵にとって引き分けでよしなチームになったのか?(たった勝点4差なのに)と思うような展開のおかげで負けはせず。理由は一杯あるし、懸命さを欠いてたわけでもない。でもこんなんで世界は見えねえよ! 悔しさ腹に据えブーイング構えて結局できず、そんな自分がただ腹立たしい。


「考えて走る、…」
[20060812]【17】浦和レッズvsFC東京@埼玉
久々の「オーレ!」のぎこちなさにはピッチもあれれ。そしてこんな試合ですらズレたりノメったり試合と乖離していくズレをなおせないとは、原因は焦りですらないということか(つうか焦りは慢心の裏返し)。あなたもあなたもタイコが鳴り止むまでやるためにそのコールを始めたわけではあるまい。アタマを欠いた懸命さがサポートを鈍く貧しくしていることにこんなときこそ気付け。

○浦和4-0東京(05'小野、55'71'三都主、88'達也) 50,195人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、鈴木、長谷部、三都主(→75'相馬77')、小野(→78'FW岡野)、FW永井45'(→65'MF山田)、田中 (SUB加藤、内舘、酒井、黒部) 主審奥谷 24.1度 晴 88% 勝点36 G大阪と得失差の差4で首位で前半折り返し 敵将ガーロは解任

アレ、代表親善試合に続き2得点(2005年秋の川崎戦以来)。啓太の引き出しが増えた。仮入学でいいので永井も連れてってあげ…てのはともかく、2004年の途中からかくも減衰していたのだと改めて気づかされた浦和のフットボールに、気づき故の兆すものあり。


[20060731]【さいたま市杯】浦和レッズvsFCバイエルン・ミュンヘン@埼玉

○浦和1-0バイエルン(88'黒部) 29,019人
GK都築(→HT山岸)、DF坪井(→65'MF平川)、堀之内、ネネ(→63'近藤)、MF岡野、鈴木(→HT西澤)、酒井89'、三都主、山田、FW小野(→HT MF相馬)、黒部(SUB大山、赤星、小池) 主審穴沢 22度 晴

去年ハンブルガーSV戦でアルパイに感じたものをネネに見た(10カ月ぶりにも関わらず)。強さは豊饒。そこを目指すサポートはどんなものだろう。OB戦、見たかったなあ(間に合わず)。


地力で勝ち続けられるならチームはいらね
[20060729]【16】ヴァンフォーレ甲府vs浦和レッズ@小瀬
負けなくてよかっ…って言ってる場合か。こんな試合の後にまた中断が入る不運。

■甲府1-1浦和(62'甲・藤田、75'三都主) 17,000人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王84'、坪井、MF平川(→76'FW黒部)、鈴木53'、長谷部、三都主、小野(→56'FW永井)、山田(→85'DF内舘)、FW田中24' (SUB都築、酒井、相馬、岡野) 主審山西 28.1度 曇 62% 上位3チームとも引分

まだ0-0なうちからヤケにボールが敵に当たるのが気になりつつそれをどうにも変えられず。つうかそんな前半について「ゲームはコントロールできている(ギド)」ってそれはメンタルコントロールかもしれんが凌ぎであって闘いじゃなし、「この闘いが楽しい」相手は飲み込めない。動員数更新で緩んだスキにアレが気を吐いた後、攻撃乗せて畳んで敵を挫いて挫きまくって飲み込めと目ひんむいて声あげつづけるも、しかしゴール裏からはただ時が流れた。


[20060726]【15】浦和レッズvs大分トリニータ@駒場
勝ってよかった2。

○浦和1-0大分(78'達也) 16,040人
GK山岸89'、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川、鈴木、長谷部、三都主(→45'相馬)、小野(→64'内舘)、FW永井66'、田中24'(→86'酒井) (SUB都築、西澤、黒部、岡野) 主審松村 28.3度 晴 68% 2位 1位は川崎

前半後半それぞれ意図も動きもはっきりしてたのは向こうでしたね…精度なくて助かったが。いやウチもはっきり達也だのみ(にしては放置プレー)。
でまあそんな試合だったんだから、どう運びどう締めるって、そういうビジョンを共有しようとしながら闘いましょうよコールのテンポひとつとっても。


誰がために歌う
[20060722]【14】川崎フロンターレvs浦和レッズ@等々力
勝ってよかった。ほんとうによかった。

○川崎0-2浦和(30'達也、76'永井) 23,005人
GK山岸89'、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川(→73'相馬)、鈴木、長谷部4'(→67'内舘)、三都主80'、小野、山田33'34''、FW田中(→75'永井) (SUB都築、酒井、黒部、岡野) 主審柏原 24.4度 曇 77% 3位 1位G大阪との勝点差は3

前より強くなったわけじゃない。がんばった。がんばって心を通わせた。相手よりがんばった。達也の先制弾、ほんとによかった。ヤマの退場で油断のヒマもなくなった。永井の咆哮、胸に焼き付けた。アレの名をちゃんと呼びたかった。
次もがんばる。そしてこのナイーブながんばりの先に、新潟で先制くらった後に勝つ力も、そもそもあんな試合にしない知も、ありはしない。
あ、あととりあえず、選手出て来る前からドンドカやってる敵サポを嗤うメンタリティは終了ね。


正視しつつ進む責任
[20060719]【13】アルビレックス新潟vs浦和レッズ@新潟ス
その失敗は再挑戦(「次、頑張ろう」)に値するのか、変えるべきなのか。続く時間の中だからこそ考え、複数の時間軸を持つことが誰にも必要。
中断前のあの敗戦を、その後すぐの休暇と選手時代のギドの栄光輝く地での合宿(とW杯伸二移籍による補強というサブシナリオ消去)を経てありえそうな厳しいステータスを、どう捉えていたのか? 試合前は「磐石な」チームの余裕、試合中は「救世主」求む勢いで語られた、残った唯一のシナリオ=達也復帰。おかげで選手も監督も達也が勝たせてくれると思ったとでも。

●新潟2-1浦和(12'新・エジミウソン、70'新・シルビーニョ、85'山田) 38,592人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、坪井、MF平川(→67'FW黒部)、鈴木、小野(→77'相馬)、三都主、山田、FW永井(→80'岡野)、田中 (SUB都築、細貝、内舘、酒井) 主審家本 23.5度 晴 76% 3位 新潟は勝点差3の4位
長谷部出停、ワシントンとポンテは独合宿で怪我、そして各選手(除4番)はただギドの「理想形」の代役? ロスタイムは妙に長く、最後まで「逆転するけど大ブーイング」を思い描いてジャンプするも

リーグ優勝と来年のアジアの両方を見据えた闘いが、今の浦和はできないことはすでに明確。幸か不幸か、このリーグは選手の無茶苦茶ながんばりでどうにかなる可能性もまだなくはない。育成(トップチーム内の)は後にまわしてとにかく優勝、強くなるのはその後!という短期ビジョンを評価すべき時がきたとき、残るのは結果(成否を問わず)だけでいいと潔くなれるのか、次年はどこに積み上げるのか。
あたしらには願い、願う分の責任がある。


判断停止?不能?
[20060607]【ナ杯QF2A】川崎フロンターレvs浦和レッズ@等々力
不様だったのか勇敢だったのか、勝利を犠牲に何か――リーグ戦への手ごたえとか?――を得たのか…なんて書いてても結論は見えてる。が、ごめん。あたし試合がどうしても見えず、負けが決まったとき怒りにまみれるばかりでどうすべきかがわからなかった。試合中懸命に感じようとしたまわりの気配や息吹(しかもそれすら薄い空気に消える恐怖)も絶え、怒号やブーイングはほとんど聴こえず。
「展開によっては引き分けを狙う闘いも…でも…」なーんて考えてた自分がちゃんちゃらおかしい、こんな闇雲で何ができる。
二度とこんな間違いはしない。

●川崎F2-1浦和(12'川・我那覇、31'ワシントン、53'川・ジュニーニョ) 16,34人
GK山岸、DF内舘'、闘莉王、堀之内、MF平川(→73'FW岡野)、鈴木、長谷部'、相馬(→89'黒部)、山田、FW永井(→73'エスクデロ)、ワシントン' (SUB加藤、細貝、近藤、酒井) 主審西村 20.6度 晴 57%
※見事アウェーゴール数方式初適用で敗退。他ベスト4は横浜FM・千葉・鹿島。
見えなかったからなおのこと監督の仕事の差を感じたが、だからってどうするのだ自分。

ベスト4を前に敗退は、2001年の鹿スタ*以来(ホームで1-0、アウェーで攻・守の要2人が前半で退場しトータル1-1で延長、V負け)。サポートに正解はない。違ったら変える勇気、悔いるならその分以上に応援するのみ。それでも届かなかったあの日、胸を張れ!と叩いた手(直後に監督辞任、“降格争い”から残り2試合で脱出)。
あれから5年、ベクトルは真逆の優勝争いをするチームが喫した敗退。あたしたちはこれを、ただ呆然と見送った。


強いチームになりたーい!
[20060603]【ナ杯QF1H】浦和レッズvs川崎フロンターレ@駒場
いまある「強さ」の証明なんていらない。中も外もただがむしゃらな逆転劇も今はいらない、うれしかねえ。J獲りたいんだよ!より高みを目指してチャレンジしようよナビスコでは。その失敗としての失点じゃなきゃ意味がねえ。いやこの相手に「失点しない」闘いだって重要なチャレンジで、沸点の低い駒場だからこそ抑えどころ堪えどころが肝心で(たとえば1-1にされた後、攻めるもイエロー続々2枚、落ち着かずの時間帯)。あの駒場っぽーい前半2失点と諦念と焦燥はもう何度目なんだ何故なんだ。

と悪態つきつつ、がむしゃら方面・怒涛の3連コンボで勝ちに集中するのみの偏狭なあたしの心を、4点目に結実した一連の「光景」が掻っ捌く。可能性はここにある、よく見ろ、楽しめ、熱望しろ。共に強くなれ。

○浦和4-3川崎F(09'ワシントン、18'川・ジュニーニョ、32'川・中村、49'ワシントン、63'川・マルクス、68'、73'ワシントン) 19,292人
GK山岸、DF内舘、闘莉王、堀之内、MF山田(→45'平川)、鈴木24'(→89'酒井)、長谷部、相馬'、ポンテ、FW永井(→85'岡野)、ワシントン27' (SUB加藤、細貝、近藤、黒部) 主審奥谷 23.0度 曇 53% 今季初の3失点
※勝敗決定に初のアウェーゴール数方式(勝利数&得失差が同じ場合)

詰めすぎて手もあげられない満員状態なら修正、そんな勇気も必要と思う(明らかに後半違ったから)。


戦術より敵との相性
[20060521]【ナ杯6】浦和レッズvs横浜Fマリノス@埼玉
メンバー替えてもいつもと同じことを(啓太と山田がいれば)できると示すことにこの試合の可能性が収斂しょうとも。ゴールは美しく、息吹は胸に熱く。

○浦和4-2横浜FM(23'ワシントン、32'相馬、43'70'ワシントン、73'横・塩川、81'横・田中) 43,129人
GK加藤、DF内舘、堀之内、細貝'、MF平川(→63'FW岡野)、鈴木、長谷部、相馬、山田(→74'赤星)、FW永井、ワシントン(→78'横山) (SUB山岸、南、酒井、黒部) 主審穴沢 25.2度 晴 38%

あと10分ちょい、1点差になるのは絶対に避けたいよく闘った彼ら自身のために。けど/だから。不安に駆られて「行け」と叫ぶより、落ち着きを取り戻し確実に「行こう」と。


「YOU MAKE ME」
[20060517]【ナ杯5】FC東京vs浦和レッズ@味スタ
雨に濡れ、選手と共に闘うことを期するなら、たとえばセルが投入されたあの時間帯、選手がチームがクリアすべきだった課題にこそ魂寄せるべき。
来年アジアで勝つチームをつくっていくという過去にないテーマがある今年、おそらく後にはないこの「貴重な」2戦。全力で快楽を求めるだけがサポートではない。

■FC東京0-0浦和 19,098人
GK山岸、DF内舘(→65'細貝)、闘莉王'、堀之内、MF平川(→80'FWエスクデロ)、酒井'、長谷部、相馬'、山田'、FW永井、ワシントン (SUB加藤、MF千島、FW黒部、横山、岡野) 主審柏原 17.8度 雨 62%

去年のナビスコ予選最後の新潟戦、「これからの選手」たちを闇雲に勝負に駆り立てつぶした責任は大きい。愚は繰り返すな。準々決勝を闘うことになる選手たちにとって次の1戦、大事なものは何。


[20060514]【ナ杯4】横浜Fマリノスvs浦和レッズ@日産ス
立ち上がりいきなりCK取られたり、ギシがそれてくシュートにマジで飛んだり。まずいなと思う気持ちのままに失点。だめぢゃん! でも選手は粘り強くひたむきに、足攣り打てないほど疲弊もしつつ守り4本で2点。まるで苦手な相手のごとく。

○横浜FM1-2浦和 (06'横・那須、13'永井、58'ワシントン)34,310人
GK山岸、DF内舘、闘莉王'、堀之内、MF山田、鈴木、酒井、平川(→84'DF細貝)、ポンテ(→33'FW岡野)、FW永井(→74'黒部)、ワシントン' (SUB大谷、西澤、横山、エスクデロ) 主審松尾 18.3度 晴 67% 前座ジュニアユース対決も同スコアでV ポンテは右肩脱臼
☆「各組2位の上位3チーム」以上確定で予選突破

敵はたいした「猛者」じゃなかったけどね。
攣ったことを(がんばった〜じゃなくて)恥入る1G1Aに萌え(ぉぃ。


鹿追い 追い 追い 追い
[20060507]【12】浦和レッズvs鹿島アントラーズ@埼玉
選手紹介から気持ち揃う一戦。ゴール決まる前から決まる!ってわくわくするのはいいね〜!楽し。
早々に2-0とした後があまりよくなく(&簡単にセットプレー取らせんなよ…)、でもだからって後半開始はガツガツせずにオ〜ロービー気持ちよく、すぐのCKことさらに上げず。ポンテ&アレはそそっとショートコーナーで虚をつき、そこに伸二の足。ウーーーゥ♪
ピッチに吹く風とともにふとアイデア沸くような、敵にピンチと思わせないような応援がハマるときもある(スコアや時間帯次第だけど)。雨と楽しさ鹿を挫く感触もぐぅ。

○浦和4-0鹿島(03'小野、17'ワシントン、46'小野、87'ワシントンPK) 56,982人
GK山岸、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田、鈴木、長谷部51'※次節出停、三都主(→88'相馬)、小野(→86'FW永井)、FWポンテ(→82'DF内舘)、ワシシトン(SUB大谷、酒井、平川、岡野)主審高山 19.6度 雨 79% 暫定2位(G大阪が7/12磐田を下すと、3位)
アウェー側は4000枚超?今年最大。メインとの間にも緩衝帯をおいたのは初めてか。

ケガ人のため妙に攻撃型?となった敵中盤に「浦和対策」の気配なく、鹿臭さも薄く。闘莉王に大ブーイングかまして啓太はスルーの敵サポはもっとお勉強してくらさいまし。中盤の底にはりついてる小笠原は怖くないし。



「悔しさ」追加で持ち帰り
[20060503]【11】ジェフユナイテッド千葉vs浦和レッズ@フクアリ
落ち着け、いつものように自分らのサッカーやれば勝てるから、オレたちがついてるぜ。と応援し続けたいときもある。けどいつものようじゃ勝てないから。とわかった初っ端、さあどうする。
「勝ちてー」ではなく「オレにいいサッカーさせろよ(怒or焦)」大会になってたピッチを変えられなかったのは、こっちに「勝ちてー!」という魂が、そのためのプランがなかったから。
時間経過も得点もわからぬスタジアム。自分で時計確認するだけじゃなくて、都度まわりに声かけるべきだった。まだ0-0だ焦らず行こうとも言えばよかった(猛省)。前半2-0で折り返したと思ってたひともいたのだ…そりゃ闘い方が全然違うわ。でもそうとしか思えない後半の入り、焦る応援、であった気もする…。

●千葉2-0浦和(73'千・巻、89'千・中島)17,438人
GK山岸、DF坪井、闘莉王、内舘、MF平川(→67'FW永井)、長谷部39'(→45'DF細貝56')、小野、三都主、山田(→81'FW岡野)、FWポンテ47'、ワシシトン89' (SUB加藤、酒井、相馬、黒部)主審吉田 14.4度 晴 48% 暫定2位

詰めて闘う場を整え、ピッチに届くエネルギーも見た目も最高を目指す。でも立ってるだけで精一杯な状態まで詰めたらオマエ応援できるのか? 腹の底から息吸って、チャンスには隣のヤツのメガネ吹っ飛び蹴り入って肘も入ってそれで120%いけるぐらいの空間は主張しろ、そしてその分やる責任も負え。


浦和のサッカー
[20060429]【10】浦和レッズvs大宮アルディージャ@埼玉
ってこれ?

敵の戦術や出てる選手のコンディションの問題が特になく、モチベーションもあった試合で、開幕から2カ月リーグ10試合目で。こうしたい!というギラギラもなく(チラりはあるけど…)これがひとつの到達点と?

○浦和2-0大宮(32'ワシントン、89'永井)54,774人
GK都築(→'45山岸)、DF坪井、闘莉王82'、堀之内、MF平川(→'65FW永井)、鈴木23'80''、長谷部、三都主、小野(→82'DF内舘)、FW山田、ワシシトン88' (SUB酒井、相馬、岡野、エスクデロ)主審奥谷 16.1度 曇一時雨 70% 1位
(でも次からは残念ながら言い訳も可能な状況が続くのか。中断明けの復帰を家では祈りつつ、スタジアムではもっと求めていかないと7月のチームにオレらが持つべき責任が)

各色のゲートを赤で覆った(←実行した人に感謝)スタジアム。チャント中に兆してしまったピンチに三方から降り注ぐブーイング。あるいは、くそやかましいノイズにさらに北からブーイングが乗ったときの無敵さ。土屋個人に向けられた声が多かったのかもしれないが、でかいエネルギーが揺れてるからこそ、たとえば永井が入るときのあの歓声。
万一先制されてたらこのうねりをどう得点逆転に実らせた?と夢想する楽しさも、こんな赤いホームを経てこそリアル。


追い風参考
[20060426]【ナ杯3】アビスパ福岡vs浦和レッズ@博多球
結果だけ見れば復帰祭り(祭りじゃなかったけど)。敵にも復帰ゴールをサービス。
敵がさっぱりなわりには最初から行けてたのはメンバーのせい?

○福岡1-3浦和 (18'小野、27'永井、38'平川、83'福・有光)7,614人
GK都築、DF内舘、闘莉王、堀之内'(→45'DF細貝)、MF平川、酒井、長谷部(→77'FW黒部)、相馬'※次ナ杯出停、小野、FW山田(→73'MF赤星)、永井 (SUB山岸、千島、岡野、エスクデロ) 主審上川 12.4度 雨 82%
…永井のゴールしかわからんかった。あのグルーヴに後半もワクワクしたかったなー。

トラメガなしタイコなしで始まったファーストコールに、平日の遠い敵地に流れるいろんな時間がぎゅーっと絞り込まれていく。あの感覚を頼りに、次、埼スタで。


王様はハダカ
[20060422]【9】清水エスパルスvs浦和レッズ@静岡
ある意味いつもと同じ、前半えらそー・後半がむしゃらサッカー。今日もそんな闘いを望み、押してきたのがあたしたち。よくがんばった次がんばろうって拍手もその流れ。
…こんながんばり方してちゃ目標に近づけねえよ。

シーズンを4つに分けたとして、第2クォーター突入。シーズンを制する、来年アジアで闘う、そのために「今」大事なのは何だろう。

●清水2-1浦和(23'清・マルキーニョス、25'清・チョ ジェジン、42'ワシントンPK)23,406人
GK都築64'、DF坪井54'87''、闘莉王、堀之内、MF平川(→'45DF内舘)、鈴木65'(→82'FW黒部)、長谷部27'、三都主62'、山田(→73'FW岡野)、FWポンテ89'''、ワシシトン (SUB山岸、酒井、相馬、エスクデロ)主審家本 13.5度 曇 60% 今季初黒星で3位(勝点22)
(1位G大阪[22]、2位川崎F[20、得失差で4差]、4位鹿島[19]、5位清水[15])

後半立ち上がりのララ浦和、押して引いてまた押す波轟々と、なにがなんでもゴールが欲しかった。が敵が動き、カードと不満と不運重なりよれてくピッチになお轟と言い募り焦らせ逸らせるばかりで我ら無策。


レフェリングよりも、あの失点をこそ心に刻め。


ハーフタイムに「一喝」、
[20060415]【8】浦和レッズvs京都パープルサンガ@埼玉
それで間に合う相手でよかったが。裏返せばこちとらなすがままあるまま45分歌と踊りでただお付き合いしてただけということで。よいわけない。

先制決めた直後の長谷部の表情に未来は見えリ。

○浦和3-0京都 (55'長谷部、72'・84'ワシントン)40,657人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF平川(→63'FW岡野)、鈴木、長谷部'、三都主(→89'相馬)、山田、FWポンテ、ワシシトン (SUB山岸、内舘、酒井、黒部、エスクデロ) 主審吉田 13.8度 晴 35% 敵はパウリーニョ出停で初の無得点試合
これまでに勝った相手は5、9、15〜18位。

最後の「オレー オオー」は去夏の「7-0、レッズ!」以来? (勝ってるわりに、なぜかここ数年その〆は緑虫戦でしか) のハズが中央を駆け上がる岡野の姿に思わずイケイケドンドン。……W杯明け以降は夏だし連戦だし大人で行こう。


ホ・リ・ノウチ!
[20060412]【ナ杯2】浦和レッズvsアビスパ福岡@駒場
ワクワクみてたら失点した。急転直下のガタガタっぷりったらなかった。…ゴール裏の。
でも相馬にはあれがよかったのかちら?すっ転んでたりはしてたけどw

○浦和3-1福岡 (08'福・アレックス、25'堀之内、55'山田、83'闘莉王)14,695人
GK山岸、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF平川、鈴木(→82'DF細貝)、内舘、相馬'、長谷部(→78'赤星)、FW山田(→86'FW岡野)、黒部 (SUB加藤、酒井、小池、エスクデロ) 主審岡田 17.9度 曇 79%

飛び交う水もうれしい後半でした。暑さ対策もそろそろね。


輪廻
[20060409]【7】アビスパ福岡vs浦和レッズ@博多球
前節の延長上。疲労もその延長上(のはずないだろー)。ゴール裏もあの延長上(福岡まで来て?)。
攻めるというより当たって取ったら走れ!という相手に今日のレッズはどう闘う? 全然ダメならその分厳しく耐えて、ここという時ものすごい力で上がってチャンスものにしようとするよ何度でも。ゴールの匂いがないなら脳内に捏造しれ。そして呼べ。膠着に膠着で対応すんな。は?このコール唱え続けてれば負けないし?
遅すぎるとも思えた交代にも、格別な何かを(個々に示したひとはいても全体として)効かせることのできなかったゴール裏。その分まで何度でも鋭く走った男が上げたボール。怒りのような歓喜。ロスタイムまだ2分?

いい輪廻しかいらねー!(ぉぃ
試合後、岡野にコールしたかった。

○福岡0-1浦和 (89'闘莉王)21,545人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田、長谷部、鈴木'、三都主、小野(→59'内舘)、FWポンテ'(→83'FW岡野)、ワシシトン(→'83'FW黒部) (SUB山岸、酒井、平川、エスクデロ) 主審松尾 20.3度 曇 28% 博多球入場者記録更新 岡野は2006リーグ戦初出場

試合後あちこちで交わされてた会話。「誰?」(クロス上げたのは)。


コールのみなもと
[20060402]【6】浦和レッズvs名古屋グランパスエイト@埼玉
選手入場直前、選手に向かって放ったあのコール。あの共に行く「オレたち」は、「We are REDS!」の「We」とは違う。
緩んだ埼スタで、全体で勝たせようというメッセージをあらかじめ埋めこむことをせず、「一体感」よりも、まず示せ!自分を!と互いに突きつけあうソリッドな状況だったとあたしは思う。いつもよりここにいるひとりひとりの責任が明確で。

闘いに向けたコールは最初から「みんなの歌」なわけじゃない。確固たる「オレたち」がそこにいて、「オレたち」が選手に届けるもの。確固たる「オレたち」? それは「オレ」がそこに構成させるものだ(決して「オレ」が帰属するものではない)。

それをいとも簡単に(もしくは最初から)ワンノブになりやがって。

■浦和0-0名古屋 44,625人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田(→83'FW黒部)、長谷部、鈴木、三都主(→76'相馬)、小野(→72'エスクデロ)、FWポンテ、ワシシトン (SUB山岸、内舘、酒井、平川) 主審高山 15.9度 曇のち雨 79% 無得点は2005年第32節フクアリ以来

前半10本、後半4本。攻めてもダメ、強風で精度は出ない、疲労感がピッチに蔓延しミスが増えだした頃に藤田が入って、そのどこにオレらのコールが強さも調子もぐずぐずになる理由があんの?
負けた試合の録画なんて見ねえなんて言わず(イヤだけど)後半アレのFKからポンテの幻ゴールあたり以降、数分ずつ飛ばして聴いてみて。そこに起きている何もかもに無関係に落ちてく声で疲労を増し交代効果を殺しやる気を削ぐ。
この自覚を腹に据えておけ。


[20060329]【ナ杯1】浦和レッズvsFC東京@駒場
90分に何度「氏ね!」と言ってしまったか(それはさすがにあたしには珍しい)。そんな痛い接近戦の果てにエースが倒れるのを見て。
またオレたち行き過ぎてた?…いやそうではない。選手が違い、自分らが違い、なのにゴール裏はどうしたいかに耳を澄ますことも、一挙にそれを轟かすことも、どちらもむしろ足りなかった。
そんな中、今季初先発・初出場で力を出した/出そうとした選手を讃えたかったし、勝者の声で敵をさらに圧倒しておきたかったから、体力キチキチだったが精一杯送る。喜んでる場合かよ!そう、大喜びはせずともね。

○浦和2-0FC東京(62'エクスデロ、89'酒井)16,065人
GK山岸、DF堀之内、闘莉王、内舘、MF岡野(→73'平川)、鈴木、酒井、相馬(→84'細貝)、ポンテ、FWエスクデロ(→66'赤星)、ワシシトン (SUB加藤、中村、黒部、小池) 主審穴沢 7.2度 曇のち晴 26% 代表と怪我人もあり選手かなり入れ替わり

駒場が自分らの中心だった往時、平日K.O.直前にわらわらやってくる人ら(自分含む)はちゃんとその一部になれた。それが今や中心でもなく、しかも平日ばかりじゃ、従来のようにしてコアをつくり動かすのは難しい。平日アウェー以上に意識高く努力して行くべきと自戒。特にリーグ戦。


数は力の一要素
[20060325]【5】横浜F・マリノスvs浦和レッズ@日産
1点目はその事実に、2点目はその猛爆に、3点目はその憤激に、芯まで真っ白。特に敵GKにあほみたく降らせたブーイングが推進剤と化した(とあほには思える)2点目にはイスから落っこち(勢いのままに…の危険性もあったわけだがそこは都築)
最後の10分、「今日という日」の仕上げ。たえず気をつけていれば、後はどっちに振ってもよかった。だが切らしてしまった。
歓喜ではなく拳握り何度も咆えた長谷部の表情、胸に刻み。

○横浜1-3浦和(43'山田、48'ワシントン、89'横・大島、89'長谷部)50,572人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田'(→73'平川)、長谷部、鈴木、三都主、小野(→67'内舘)、FWポンテ、ワシシトン (SUB山岸、酒井、相馬、永井、岡野) 主審片山 13.9度 晴 45% 4連勝で首位の敵を下して首位 公式戦連続負けなし記録も更新と(でもまだ12)
ゴール後ワンプレーもなくタイムアップも印象深し。

で、解題つうか続き。眼前の行為にパッシブであってもそれがボクのアタシの政治的な態度。突きつけた・あるいは突きつけられた刃をちゃんと見れよ。美談なんかじゃねえ。そこは植民地でも遊園地でもない。己の力と傲慢を区別せよ。
オレらはアウェーに勝ちに行く。それは団体旅行じゃない。


来るよ! COME ON!
[20060321]【4】浦和レッズvsセレッソ大阪@埼玉
前半0-0、3戦勝ちなしの敵は決してチームが崩壊しているわけではなく、中2日で疲労の残る選手たちは開幕以降最もキツイボール回しを楽しむことに。
「ゴールでオレたちを」の流れのまま、後半、押して押し捲ってキュウキュウにしたら辛い。誰かがサボってるわけじゃない、もっと選手たち動きやすく、気持ち広くのせたいよ?
後半直前、リーダーのコトバ、発したコール。ハーフタイムの思いが重なる。果たして。
洞察と行動は試合前だけの可能性じゃない。

○浦和3-0C大阪(47'小野、57'ワシントン、79'闘莉王)43,815人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田(→75'平川)、長谷部、鈴木、三都主、小野(→67'内舘)、FWポンテ、ワシシトン(→80'黒部) (SUB山岸、相馬、永井、岡野) 主審松村 16.5度 晴 25% 双方警告ゼロ 2位

出足は悪く、入りは4万台で、敵区画はちょっぴりで、でも南スタンドの満杯ぶりに目をひかれた。晴れなのにアッパーが空いてたせいが大きいけど、歓声とどよめきとコールの残響が響きあうホームはいいななんて改めて思った(って敵の応援ボイコットの影響もゼロじゃないだろうが)。


今ピッチに響くべきテンポは
[20060318]【3】サンフレッチェ広島vs浦和レッズ@広島ビ
試合は壊れていたけどワシントンも長谷部も得点に固執していたから残りを流す前に獲れる点は獲っておこう、とは思ってた。手叩きなおしても気入れなおしてもコールがなんだかズレて戻せない時間が流れた後、双方交代枠を使い切った時、落ち着ききってないなーと思っていたら失点。どうしたらよかったんだろう?と試合中に思うのもそれでも3点リードの余裕ゆえだが、PRIDE OF URAWAの声に何なんだよどうしたらいいんだよー!!とひとり制御不能に。勝ったのに自分に怒り心頭で凱歌も歌えず。
ゴールに心を射られ、讃える心がさらなる渇望を呼ぶ、けれど。ちょっと堪えて考えようよ1年を闘うチームの、チーム練り上げつつの4+1連戦。あたしらもそれにコミットし得る序盤。

○広島1-4浦和(28'三都主、32'ポンテ、62'鈴木、66'ワシントン、85'広・ウェズレイ)16,742人
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田、長谷部(→83'永井)、鈴木、三都主(→72'相馬)、小野(→58'内舘)、FWポンテ、ワシシトン (SUB山岸、平川、酒井、岡野) 主審扇谷 8.4度 雨 87% 26'広・ジニーニョ退場


乗せ時、乗り時
[20060311]【2】浦和レッズvsジュビロ磐田@埼玉
今年のホームをこう闘う。ギラギラと最初の一歩をそれぞれが刻むゴール裏。密集よりも強い力の兆し。
3点リードで新勢力&復帰祭り、来た来た、ワクドキ&不安定が表裏一体で「アレ浦和」、うほーでもヤバイんじゃね?…ああやっちゃった。ゴメン。

○浦和3-1磐田(33'闘莉王、42'三都主、61'ポンテ、87'磐・茶野)56,512人 6万超えならず
GK都築、DF坪井'、闘莉王'、堀之内、MF山田(→80'相馬)、長谷部、鈴木、三都主(→70'平川)、小野'(→83'黒部')、FWポンテ、ワシシトン (SUB山岸、内舘、酒井、永井) 主審上川 16.0度 晴 48%

「げげ。ゴールの真裏にSD福さん…」「入るシュートも入(ry」とドギマギさせてくれましたが、杞憂でしたね<動く広告。(って影響受けそうなメンツじゃないし)
ホームで雨なし福西なしで磐田に勝った。(って強くねえし)


これが開幕、だったのだ。
[20060304]【1】ガンバ大阪vs浦和レッズ@万博
そして次は34試合中の2試合目。

結果として勝ち点1を得たことと、試合前、試合中、直後に何を感じ考えてやったかへの評価or反省を混同しちゃいけない。
最後に勝者たる強いチームとなるために。今年のレッズはどう闘っていくのかと、目先の勝ち点よりも(あれば)大事なことを落とさず闘いたい初っ端の数試合。何を犠牲にしてでも勝てという時期ではない。
でも、それはギリギリだろうけど、ガンバには勝ちたかった。
だが空気は引き分け狙いを許すというかそれを促す(リスクが高い)ようなものだったわけだ、と読んでみる。それもまたある意味最初の数試合のお楽しみ。

■G大阪1-1浦和(2'ワシントン、67'G大・加地) 20,916人/定員21,000人
ゴール裏改修(定員2000人減)後の初試合。基礎はヒビ入りそのまんま(驚
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田、長谷部、鈴木、三都主、小野'、FWポンテ'(→89'内舘)、ワシシトン(→73'永井) (SUB山岸、平川、相馬、黒部、岡野)主審吉田 8.3度 晴 40%

1万近く?開幕アウェーのゴール裏に、自然と気持ちや意志の届く範囲を超えて人が集まるなら、今日がスタートと、ここで、共に目に見えるものを仕掛けるべきだった。そのことを予測できてなかった自分を呪う。ホームが本番みたいな考え方は(※ホームをホームにする話とは別)アウェーが赴くものたちの戦場だったからこそあったもので、2004年に終わったんだよちゃんと見れ>自分。
ゼロックス試合前の敵サポの行動、少人数で掲げたあれが、開幕4日後にACL第1戦アウェー控える彼らの2006年始まりの狼煙だったんだよな(かっこがどうとかはおいといて)。心のネジが緩んでるわ。


軽妙洒脱…
[20060225]【ゼロックススーパー杯】ガンバ大阪vs浦和レッズ@国立
……即妙な2006J初ゴールに、蘇るフットボールの味。
はともかく楽しーつうかすげー!楽しそー!そしてひとりつまんなさそー!(w。
差は1000万円、勝つことより優先すべきこともある試合、それをしっかり見たかった。んが、加地(&播戸)投入で続く敵の時間に送りこまれた新「3番」の姿に、これは絶対失点させてはならぬと気持ちにぶっとい芯ができて、以降あんま細かいとこは見えてないのかも。特に永井さんごめんちうか。それでも啓太のストライドがやけに印象に残ったのはまわりが止まってたせい?

試合後の記念撮影に、ちょwww待てそれまた新グッズ!?と気分は戦隊モノ見るおっきいおねーさん。。。
あそこで相馬という選択肢はなかったわけねと改めて思うと同時に、感じるクラブの“本気”――その熱量とある種の圧力。あたしら目標は同じでも、その構成員でも下部組織でもない。そう思っている人、じゃあなんなのかちゃんと足元見ねえとなくなるぜ? 一緒にガチガチになっていくのではなく、いろんな可能性と行動力を持って、試合ごとに価値を共有して進んでいきたいね。
あれを凌駕するふだんの力と、知性で。

天皇杯優勝のエクストラステージみたいなこれを獲ったことで、かえって埼スタで勝てなかったあの暗い夜のことをじりじりと思い出した。

○G大阪1-3浦和(2'大・OG、9'堀之内、17'ワシントン、51'ポンテ) 35,674人 S杯初獲得
GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、MF山田、長谷部、鈴木、三都主(→72'細貝)、小野(→79'酒井)、FWポンテ、ワシシトン(→72'永井) (SUB山岸、内舘、相馬、岡野)主審西村 11.3度 晴のち曇 43%
そしてPSMらしくウラワレッズコールすらへぼーく合わない3万人


※新コールは「まめちしき*」に先に更新済(督促さんくす>ALL)




2005年] [2004年以前のレポへ←読むのもシンドイ年代のものほど仔細

叱咤激励は>>>こちらから nogucci@digibi.com