[20011013 18:53]

たったひとつだけ、果たされた「約束」
U R 【20011013】浦和レッズvs横浜F・マリノス@埼玉スタジアム2002

Official Matchday Card (*) : 福田 正博
MDP表紙:福田 正博

うらーわれっずぅっ うらーわれっずぅー ららららーららーららーら(壊)

世紀の大舞台に園児のお遊戯でレッズらしさを存分に発揮。
あーもう、さいてー。

始発…を逃して2本目で浦和美園駅に着いたのは6:30。きれいな秋晴れ。行列は北門のみ、と聞いていたのに「北と南のどっちに並んでも開門は同じ時間」とアナウンス。それじゃ今朝までの並びがない分、南がお得じゃん??と思いつつ北門に行くと朝6時の抽選順に列の並び替え中で、「700から800番」とか言ってて驚くが、そこまでたくさんはいないよーな。番号札つくりすぎたな?(笑)
7:30頃、ビジュアルチーム「ROSSO BIANCO NERO」のなぞの作戦に参加するべく集合場所へ。「思い出作りにどうですか〜」というあるスタッフの不用意な発言に「思い出ー?んなもんいらねえ!今日欲しいのは勝利だけっ!!」と心で悪態つくのも1週間前に埼スタ堪能済み故のよゆー(笑)。全然人が足りないらしく開始予定時刻を30分も過ぎてまだ隊員絶賛募集中。しかし11時には列に戻らなければいけないし、時間はあまりない。がしかし数100人で作業するわりに仕切りと判断はイマイチで、メインとバックのアッパーの頂点まで2回ずつ登るハメに。あれほど恐怖だった階段に最後には慣れたぜ。
赤白黒の3色のシート(COMPAQと三菱自動車提供)6万枚でつくる人文字。プレス席だって容赦なく巻き込む。敵サポ区画はもちろん除くが、リーダーの持つ図面見てそのスペ〜スに唖然(計算してみたら1000席程度。駒場の出島より増えたかもだが、全体に占める割合は昔の鹿スタ並み!?)。
作業の移動中、北側待機場所を見ると、えーサポの姿より警官が機動隊が続々到着…。

開門予定は11:30、いつもより徹底した荷物検査にW杯モードのボディチェック(尻ポケットに金属製のブツ入れてたのに触りもせず。意味ないんぢゃねーの)を経て、定員は3倍なのに1コしかないゲートでチケット切って入ったのはしかし1時間後。走れダンマク係! しかしすでにバックスタンド側はほぼ埋まっていて、南ゴール裏(といっても上述のとおりほぼレッズ区画)へ向かうがコンコースは閉鎖。客席側にも柵があるが係員にしつこく交渉してやっと通してもらう。ぅ〜くそガキ、せっかく区分けして配ったシートを「3色集めたー」ってぉぃ…。
自分たちのダンマクが真向かいのゴール裏に並んでるのってヘンな感じ(去年の天皇杯1回戦以来だわ)。CURVAの各グループが207、208、209ゲートを中心にそれぞれ横に並び、駒場では西(アウェー寄り)ゴール裏にいるチームも同じ北ゴール裏に共存。並ぶダンマクを反対側から見たけど「ホーム」って感じが漂わない。

さーて。売店で来年のカレンダー(5種)みてキャ〜☆イヤーッと騒いで(つかアド表紙なんですけど…つか伸二バージョンがあったりするんですけど…)、ついに登場・レッズグッズカタログに「阿部ー!」(←モデルです)「永井2カットも!」「ヤマだけ素人臭くなくてヘン」「俊也…なぜ」←コラ)と狂喜?したり(どうせならロボにポンチョ(で素足)とか、だめ?)、コンコースに座って新作弁当やらケンタなど食ってると顔見知りが次々通る。これだけ広いのに国立と違ってホームって感じでかなりいい気分。
K.O.40分前からセレモニー。午前中のリハとボーイズマッチで簡単に痛んだ芝を心配しつつ一応見るが、子供達が「REDS」「LOVE」「2002」の文字をつくり、最後に巨大な新ユニフォーム旗の上に「ハートの12」をつくってあっという間に終了。くだらない歌や踊りはなく、何ごともなかったかのようにいつものとおり選手のアップ。さすがレッズ。洋平、今日は片手あげて応える。半分回復したな。
阿部はケガ、トゥット出場停止で、ヤス、永井がスタメン。アドたんケガ?でトモついにサブ入り。向こうは上野が不在、ナザも欠席。それにしても、マッチデーカードは予想してたけどMDP表紙も…の福田は合宿中から別メニューで今日も不在(わかっていてなぜ表紙!?)。オレたちピッタになって4連敗。年間順位はレッズ12位勝ち点24、Fマリ14位勝ち点19。

UBから渡された旗振って選手紹介。声あげながら自分の居場所とみんなの居場所を把握してく。少しでも手ごたえのある方角を探る。初めての場所で、初めてのCURVA横一列。UBのいる次の列に立つあたしの左隣はいつもは西側にいるグループだ。アウェーみたい…。最後にオーロラビジョンに表示された「おさらい」レッズ本日のフォーメーションはハート型
マリサポ席の横の最後まであいていた空間にもぎっちり人が埋まってもうイスが青だ緑だ黄緑だってのは関係なくなってる(ゲートの色は気になるけど)。メインのテッペン(S席)だって赤い。すげー。声は無理でも拍手だけでもすごいぞ!? 聞きてえー。響かせてえー。
リーダーの呼びかけに「おー」と応える。言ってる内容どうこうじゃなくてとにかく声出してないと不安。こけら落としがどうこうとか関係ない!この時期にこんな余裕もなくなってるとは…。勝つ。それ以外はすべて余興。We Are Diamonds…マフラーかかげて声はりあげる。「威風堂々」で白いシート掲げる。あたしらには見えないスタジアム全体を覆う赤・白・黒のチームカラー、それが見えるのはピッチに出てくる選手だけ(デカバタも人文字もあったらしい)。チッタが逃げ出した「勝利へのプレッシャー」? いやウチの選手たちには模様にしか見えないからだいじょぶ…とか余計なことが頭に浮かぶ。特別に、ではなく、第8節のこの試合に、勝て。「WE ARE REDS!」6万人の声は?「ウォリアー」、シートで両手が塞がってるから声だけ絞って意識を集中する。勝ちたい。新スタジアム?6万人?報道陣?選手の家族?なにもかも味方につけて、勝ちたい。

15:06 K.O.。ウィアレッズ。1分もたたないうちに、エメが中央でカットしたボールを永井にスルー。またエメに渡ったところで倒されたエメ、FKに。主審・布施、今日は当たりか!? FKはヤス。お得意の「ゴールネットにパス」を祈るが、ボールはファーのエメに渡りエメ、シュート! バーにあたる。うー。エメの歌。
見やすいはずの埼スタゴール裏だが、高低差が小さいのでみんなが立つといきなりピッチは半分(泣)。でも向こうのコーナー付近とかベンチのあたりとか見えるところは異様にはっきり近くに見える。無気味…。そのせいか、選手の動きがやけにちぐはぐ…。
突然、右サイド・ヤマの後ろにスルーパスが出てそこにブリット。ヤバ…しかしピッチではあたしの危機感とまったく別世界の光景が展開。シュートコースを消しに行くかと思った俊也?が煮え切らない謎のプレー。えっ?あたし何かを勘違いしてる? 前に出る洋平がものすごくのろく映る。今ごろ何をと思った瞬間、逆サイド突き刺すシュート。0-1(5分)。
やられるために動くのは素人だ。半端なプレー(後で友達と話したらあれはオフサイドと思ったんじゃないか、って。セルフジャッジでまたも開始5分で失点。何度痛い目にあえば…)。ウラワレッズコールも半端。手が、力強く上がらない。いけない、まだまだ立ち上がりなんだ、気を持ち直そう。しかしすでにスタジアムはマイナス成長。小さくてもいい、気合はいったプレーでみんなの気持ちをのせてくれと願う。
セットプレーはなんとしても避ける!という意識も感じさせずあっさりCK。すでにビハインドだし、俊輔にセットプレー数与えるのは恐い、与えないでくれ…。CK蹴りに来る俊輔に脅しのブーイング。ほんとに旗でつつけそう…しかしそのわりに声が薄い。「歴史に残る初ゴール」取られちゃったんだからガックリこいよ俊輔。
ヤマに縦パスが通りドリブル!今日初めてのドキドキ。ヤマ切れ込む!倒されてFK。暢久コール。その後もヤマ、行く。でもそこでワンツー!抜けろ…と思ううちに行く手を阻まれ、フォローはなく、それでもドリブル。ヤマぁー。
ゴール正面のFK、ふくながコール。あらぁー(バー越え)。ヤス、アドとは対照的にダイレクトに展開しようとするが、まわりと意志通じてない。通じさせろヤース。ボールが前に行かないから永井が中盤まで下がってボール拾って前へ、の意識。でもエメと噛み合わない。啓太が硬い。俊輔係なのかよく動くが攻撃に加われない。DF、後ろでパス回す。回す。いや、ああやってラインをあげてるんだ。……えええん。横パスばっかで後ろ向きの展開(じゃなくて収束?何への収束?)。パス回し見にきてるんじゃねーぞと罵声。いいの!チャンス覗いてんだからとあたいの心。しかし連係しての動き出しはなくスペースは生めず。たまる不満に、正樹が無理にボールを前方に。ミス。積極的な意志はOK、でもそろそろいいだろ!?次こそ。

パスを引き出す動きがない。気持ちがふれない。興奮がない。いやいいんです興奮なくても、点決めろ。おまえら徹夜開けか? 富士山にでも登ってきたみたいなのらくらした挙動。「こけら落としモード」で明らかにホーム寄りなジャッジ、なのにチャンスを生かせないことにまた苛立ち。
芝がフカフカ?めくれてるし? 疲れ…って疲れてるのはマリノスのはず。豪雨の中で3日前にナビスコやってんだよ。松田も波戸もそれでも速い。永井もエメも動き出しが遅い、判断が遅い、遅い、遅い…。パスは来ない、DFは来る。報われない、けどそれでもやってたとは思うけど。それにひきかえこっちのDF。待ってるだけの井原。俊也は思春期かい。チッタ体制で難しいことやってたのに比べ見事な集中力のなさ。

ハートのフォーメーションって、中は空っぽってことかい!(爆)

チッタの遺産を集中力で高めて、同点には追いつく、けど最後に負ける試合をここ3試合してきたオレらのチーム。これが90分できるようになればと思っていたのが夢のようだ。ここまで壊れるか。なんでだ。合宿はなんだったの。非公開の遠足かい。話し合いは?もはや監督だけじゃない。いや少なくとも監督は――
試合に集〜中〜っ!!
ゴール後ろには伸二去って以来のたくさんの報道陣。オレらのFWを撮りに…じゃなくてヨシカツ。イングランド行き直前最後のアウェーらしい。

守るのか!お前が守るのか!追いつこうとしてみたりちょっと足を出してみるだけな守備、に惑い、ブリットにとんでもないシュート打たれる。さぶっ。
たぶんあと5分ぐらいあったと思う。ここへきてマイナスの空気極まり、そのことに興奮する人に連鎖していく。サイアク。そうじゃなくて試合に集中しよう集中させよう!と思うが、ブーイングとリスタートの「オーレッズ」とチャンスの進軍コールだけじゃ意識を集中させられない(チャンスが続かないからだけど)。後ろにいるサポたちから声がない(ここに来れたのは前日や早朝から来てる熱心な人やグループなんだろうに)。UBのTシャツ着てる中にも全然やってないやつがいる。コールリーダーが凍る。うういつもはCURVAで固まってこそのパワーってあるんだきっと。
ブーツはどこ!?本日レッズ勝利のために復活のBOOTS☆BOYSはどこにいる? 顔とか思い浮かべながら声のありかを耳で探るがわからない。どういう構造なんだここってくそったれ。あたしの前のヤツらは全然コールなどしない。それどころかデカイ声で文句いい続け、J2がどうこううるさい。サポがじゃまで集中できないなんて。ロスタイム1分。ヤツがタバコに火をつけた。このやろ試合中はやめろ!声が出なくなるじゃんか!!ブチ切れそう(←あたしはふだんはめちゃめちゃ吸う人ですが)。ひとをここまで憎いと思ったのは久しぶりだ。腕に自信があればボコってっかも。サポ暴力事件未遂だわ。ふがっ。

0-1で折り返し。そこかしこからブーイング。
左上の青いもやもやが敵サポ席
「口より行動」ダンマク、出動。
オレたちも「行動」…

ハーフタイムにレッズカー(?)の授与式があってそれはどーでもいいがエクロートCOOが!エクロートさんお願い!!見たでしょ!(つか見たなら即刻、金引き揚げそうかも…)監督どうにかして〜。

後半。オレたちで勝たせる!気持ち切りかえていくぞ。おー。深呼吸して「アイーダ」。選手は変更なし。ここ数試合がそうであったように、後半は応援しまくりコールしまくりで行くか?
路木がミドル打つ。啓太が打つ。GKキャッチ。城のシュートを洋平がキャッチ。洋平の名を叫ぶ。洋平!これでもっと集中してくれー。DF振り回されすぎ。その前に全然パスコース消してない。洋平!ちゃんと指示してやって!? 
右下でトモがアップ中。おー? ヤスに代わる?しかし達也とともに入って、トップ下じゃなくて正樹のボランチ位置に(60分)。永井がたぶんトップ下へ。トモ、ボランチなんてどうだろうと不安というかお願いそれでもがんばれ…。
エメにそんなとこで預けてどーする!だからって永井がFWの動きしてないし…っていう展開から次第にやる気が見えるプレー。そろそろエメがなんとかしてくれるかも?という気持ちになったところでエメがすね当てつけろとかなんとか言って外に出される。なかなか戻してくれない主審。ピンチシーンだからまだましだけど(よくないけど)。エメ、やっと入れてもらってすね当てをアピール。ちょっとほっとする。しかし他のみんなは固い…。
Fマリの守備がだんだんゆるくなってきた。達也がドリブル粘ってやっとCK。達也にコール。CKはエメ、ボールが出てまたCK、とそのボールを取りに勢いよく看板超えてくエメ(汗)。左からのスローインもエメ。あげく埼スタ初ホームラン。エメの気持ちは伝わる。誰かがすばやくボール出してくれるとか、もう当てにしてない。悲しい決意。エメ、もっと考えろ、伝えろ、呼べ。ヤマのクロスでヘディング。直接FKもエメ。誰か教えてやれよトモが蹴れるトモに蹴らせろって…。どうなってるんだこのチーム。エメのクロス、エメのFK、全然だめ、そんなのわかってる、なのに…。それともトゥットの代わりを務める約束でも?

左手からカモンウラワレッズコールが起こり広がり小さくなりまた広がり。
6万人を動かすプレーがあれば違うのに。うわ、期待乗せて久々に出たサイドチェンジがタッチを割る。6万人を黙らせるプレー…。
険悪な空気。そうだもう1枠ある。いま欲しいのは展開力、どう?イチかバチか味方も読めない展開力持った竜二は?

時は過ぎ、もうすぐロスタイム。倒されたトモが手をあげる、ファールはまだ取ってもらえない、半端に止まるレッズのDF。まずい!こら集中!!大声あげるが、諦めないのはFマリだけ。DF群がる俊輔からカンタンにパス出てドゥトラに決められ、0-2(89分)。

沈黙。イスを蹴る音。片付けに走る人。声の止まったあたしのまわりに、遠くどこからかウラワレッズコール。ウラ〜ワレッズ!

クソ狭いとこに旗10本ぐらい持ち込んだマリサポに今日は絶対上げさせないって思ったのに。

ロスタイムは3分。スタンドには帰る人のさざなみ。絶対後悔させてやる。え、ここにももう片付けモードに入る人。それが「行動」?そんなことしてる場合か?やるんだよ後3分、精一杯! 態度で示す?オレが腹立ってるって意思表示が今このチームに何の意味がある!? 後でフロントにやればいい。リスタートにしっかり臨んだエメと永井に気持ちを託す。最後までゴールを狙え。
しかしここまできてもパスの出しどころに悩むチーム。笛。0-2。5連敗。

選手がバックスタンドのほうへ歩き出したとき。スタジアムを鳴らす盛大なブーイング。あーほんとはこういうスタジアムだったんだ…。90分、一度もなかったね。それがあまりに悲しくてこの後の記憶は朦朧。ゴール裏に向かってきた選手にペットボトルが飛ぶ。やめろという声、取っ組み合い、路木のSTRIKE BACK。会心のキックでペットを客席に帰す路木。なんだよまだパワーあんじゃん(怒)。触発されて一気にたくさんのペットが飛ぶ。もう収拾しようがない。Tシャツ1枚になったエメが路木になにかを言ってる。ああ最悪の試合だった。

東京ヴの負けに歓声あがる。我にかえりダンマクをはずしにとぼとぼ反対側のゴール裏へ。オーロラビジョンに続々ゴールシーン、なんじゃと思えば伸二のDVD(の宣伝)。どういうチームなの!?ムカーーー。まだ席について待ってる人が、伸二のいたころの話で盛り上がってる。いやーーーっ。
恥ずかしい。今日のすべてをあたしたちとチームの間の非公開のヒミツにしたい。こういう日もあるさとかこれがレッズだあとか。トイレで泣く。

次の試合は4日後。これでへこたれてる場合でもない。選手バスのお見送りに行こうか?
☆以下、ちょっとまだ混乱かつ不十分…福岡から帰ってきたら直しますスマン
先週は行けた停車場所にはしかし近づけなくなっている。バスの通り道のほうへ迂回。マリノスバスの動きをみてここでOKと判断。その小高い丘にはすでに100人ほどのサポーターの群れ。待つが動きはなく、CURVAを中心にそのほとんどがしびれをきらしてバスの停車場所まで行ってしまう。かなりたって特に騒動もなく引き上げてくる。やはりここで待つのか。
長い。
「バスは1分止まる、電気をつけてカーテンをあける、言いたいことを言え。なにかを投げたり壊したりしたらバスはすぐに出るから」とさっき伝言できいたことと同じことをリーダーのひとりが繰り返す。スタッフと交渉してきたのだろう。「でももうこれっきりだから。オレたちはほかの方法で…」。苦悩が滲む。
ゆっくり選手バスが来た。したという「約束」どおり停車。少したってドアだけ開く。「おまえらは移籍できるからいいけどおれたちはレッズしか応援できないんだよ」。「やめちまえ」。たくさんの言いたいことは、しかしここで言われることはない。あたしの隣でリーダーの1人と水上マネージャーが話をしている。「本当に1分でいいの?」。やがてマネージャーはバスへ行き、路木が出てくる。ペットボトルの件を謝る路木の声。
え。
そういうことじゃないでしょ? なんで…。

多くの人の抑えがたい怒りはあのペットボトルの件だったのか? 思いもしなかった。「勝つためにやるべきことを…」というあたしの声は後ろからの「オマエらじゃ勝てねえよ!」「勝てるわけねえだろ!」という声にかき消される。だめだ。こういうときちゃんと伝えられる技術が自分にない。「好きにならずにいられない」とか歌ったほうがよほど伝わるのではないか…。
4台のパトカーに囲まれてバスは行く。
大切なものを失ってしまった。今日やったことは全部間違いなのか!? すべてが90分のゲームのために。CURVAもみな悩み迷い考えている。何も与えられたものはないのだ。またこれからだ…。
スタジアムの明かりの下で6万枚のシートを片付けてるひとのことを思いながらバス停へ。歩くのもしんどい。遠くでシャトルバスが発車したのが見え、無人の広場、次のバスがそのまま発車するのが見え、
「回送」…。夜風がさぶい。

ピッタのコメント「オープニングゲームで勝たなければいけないという義務感がプレッシャーになったようだ」。はあ。

ハートは絵だけだった。
あ。新スタジアムの写真がないって?
フェチの方は1週間前の公開レポ*でどーぞ。
0-2(得点者:5分 マ・ブリット、89分 マ・ドゥトラ) FWエメ・永井、MF福永(60分:FW田中)、DF城定・山田、MF土橋(60分:MF吉野)・鈴木、DF路木・井原・MF石井、GK西部 (サブ:GK安藤、DF池田、MF河合)主審:布瀬直次
観衆:60,553人(定員63,700人、チケットは完売。1993/05/15 ヴ川崎vs横浜マ@国立59,626人を抜きJリーグ新記録だって
公式記録:ここ
試合結果:公式HPのここ
試合経過:公式HPのここ
準備中、激ウマそうなカレーの匂いとともに巨大な鍋が複数搬入されるのを目撃。絶対インド系の新店があるはずと信じ探すが見つけられず。MDPによればど〜やら山口屋の埼スタ特別エスニックメニュー?
選手入場時、「PRIDE OF URAWA」の人文字がゴール裏どこかにつくられてたハズなのだが…誰か見えましたか?
エメはゴールしたらパフォーマンスを予定してたらしい(Tシャツに「戦争反対」)。
メインロアー北側でレッズを初観戦した両親@浦和大谷口の感想。父「応援がうるさい」「二度と行かない」。母「怒ったりしてすごいねえ。でもあなた、時間がもったいなくないの?」、従妹の結婚話までされてムカ。
そんな彼らによれば帰りの東浦和行きシャトルバスは、駅前混雑を理由に浦和行きに続々変更、浦和からJRに乗換えるようアナウンス。しかし東浦和にチャリを止めて来たのでそれでもしつこく待って乗ったら東浦和駅前はいつもより空いてて、バスからJRに乗り換える客はほとんどなく、大挙待機していたJR職員がカワイソウだった、とか。1時間15分後、自宅着。

気づいたこといくつか。
・メインとの行き来はできなかった。
・メイン側はダンマク不可。
・ゴール裏よりバックスタンドの売店のほうがすいてる(ナマビールもある)
・ケンタのウーロン茶Mは他売店のウーロンと同じ\200でフタ付き


北ゴール裏コンコースにて。手前はついに登場・レッズ仕様の紙コップ
「埼スタ南北問題」以前にレッズ以外のJサッカーチームがある市と合体したこと自体が許せないあたしですが、ここは冷静に。
賛同者は11/10柏戦にて署名を、とのこと
チラシの内容はUB蛇HPのここ

☆基礎知識:今年5月に誕生したさいたま市。南は浦和、北は大宮。しかし埼スタは、県が「両チームにホームとして使ってもらえるよう」勝手な判断で北ゴール裏(メインから見て左)ゲートを赤、南をオレンジで塗装(09/24付ニッカン*)。
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表紙コレクション
[20011013 17:57]
駐車場の柵の前で。まだ消えぬスタジアムの照明の下で。それぞれが自分の一番大事なもののために
「勝つためにやるべきことは!?」
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