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[20001119 15:19] 1、2、3、4、5、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、 20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35。6。 すべての思いを込めて「WE ARE REDS!」 | |
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(左)8:50 浦和東口の本屋の前に張り出された'99年ファイナル5〜'00シーズンのメッセージボード(=通りすがりのサポの寄せ書き)。(右)同時刻 西側サブグラウンドの列 10:54 強風に雲がさらわれ、少しずつ空が晴れてきた 10:55 ボーイズマッチ 南浦和vs高砂をしばし観戦。1F自由席はすでに満員 12:10 友達が「ヤァ〜マ〜ァ!!」と願いを込めて削ったスクラッチカードは見事ゴ〜〜〜ル 12:48 ピッチで闘う11人+5人へ!(あれっ、総監督は?) 12:54 「レッズを愛するなら、100%ファイトしろ」ペトロのメッセージを心に刻む >>>>>>次ページへ |
風が冷たい朝の駒場。そこかしこに紙吹雪こしらえる人。去年の11.27降格を伝える新聞を丁寧に刻む人(中にはダンボール1箱持ってきた人も。買い占め?)。UB忘年会のチケット売りが声かけてくる。たくさんのことを復帰決めるまではと保留にしてきたから、これが妙に心強く感じたり。どのサポーターチームにも属してなくても気持ちをあわせて闘える、そう迎えてくれるゴール裏みんなに本当に感謝。MDP売りに来たお兄さんがわっと囲まれる。やっと手にしたその表紙をみながら「どーしてヤマ(写真が)小さいの」「やだー永井だけプレーシーンがない!」などとひとはしゃぎ。中をちらちらめくるが一向に読んじゃいない。 朝、今日のチケットをサポーターカレンダーとマフラーの上に置いて撮った写真、ここのTOPページに置いてきた。キャプションは今このページ一番上にあるのと同じコトバ。初夏に友達にもらったネイルステンシル(復帰を決める試合に使おっと思ってたら最終節になるとわ…)と赤のマニキュアで左手のツメに[R][E][D][S]の文字。大分最終決戦で勝利した「POWERPUFF GIRLS」力の2号Tシャツ。大分との勝点差は2、得失差は同じ。最終節、勝てばJ1復帰。勝って復帰。 選手、今日の目覚めはいかが? 10:00開門。入ると1Fはすでにダンマク埋まってる。2Fに上がらせてもらい、強風の中ほとんど友達に手伝ってもらって張る。1時間ぐらいあっという間にたってしまう。見渡せば駒場中がもう全ダンマク総動員状態。ボーイズマッチはオレンジ対水色。もちろんオレンジ(大宮色)を応援。大宮色が九州色を制する。どんどん雲が飛ばされていく。気が付くと快晴。 ゴールネットを支えるポールにUBのマフラーが巻いてあるのを発見。頼むよ駒場の神様。サッカーの神様。 不思議な心の平安と陽気さと緊張と焦燥。どうでもいーことにちっと悩むのが妙に楽しく、本日の選択はたぬきうどん400円(←どうでもよすぎる…)。ジャンクな味。中(じゃなくて外か)からトラメガで何かを説明する声がきこえる。小旗のこと、デカバタのこと。裏の通路にいてもいつもと違う人の流れを感じる。早く、場所に戻ったほうがいい。 戻ると東側ゴール裏はもう足の踏み場もない状態。ぼそぼそと男の声の放送、マイクのテスト? かなりたってから突然耳に「河合竜二です」。え。……かなり前から(なぜか散発的に)選手のコメントを肉声で流していたのだった(そーいえばちょっと前に友達に「今日のコメントがぁ…」て言われて相槌打ってた自分、だせぇ)。永井ははっきりJ1復帰を宣言。福田、「1年間ありがとうございました! ………………(そのまま沈黙)」っておい(笑)! その後の笑いが聞えるようで、こっちも笑ちゃう。あ、忘れてた。昨日大原で福田と握手してきた友達の手をがっちりつかんで福田と間接握手。この手で応援しますぜ。 オーロラビジョンに天皇杯のお知らせが映り、「売り切れ」がどうとか言ってる。「?」。2回目にわかった、売り切れは今日のMDP。 さっきからリーダーのひとりが通路にいる人を中にいれてやってと叫んでいる。各チームが並んで抽選して確保したスペース、そこにつめてやれと、これから来る人が応援に加わえるようにと。しかしわたしの立っていたUBすぐ脇の通路はますます人で埋まってくる。やば…。とそこをR-Nのリーダーに救われ入れてもらって準備完(いつもありがとう)。 洋平が出てくる。コールに両手をあげてこたえる洋平。よしっ。他のメンバーも出てきてアップ開始。前節と同じスタメン、やっと遅刻謹慎とけてアタマ派手め岡野がサブ入り。 コールリーダーがトラメガ手に紙吹雪のタイミングを説明。今日の応援について語る言葉が、今日はそのまま沁みていく。同じ思いを共有して今日ここに立つ俺たちわたしたち! 選手紹介が終わり駒場を静けさが支配するその時、真っ赤なオーロラビジョンに映し出されたペトロのメッセージ。 「もしレッズのためにプレーするなら、レッズを愛さなくてはならない。そしてもしレッズを愛するなら、100%ファイトしなければならない」 ウォリアー。足をふんばり腹の底から絞る声。後頭部をガッと殴られたような衝撃が走る。西側からも地鳴りのように重なる雄叫び。 「おい2万人!」 2万人の声はこんなもんじゃねーだろ!? コールリーダーが全方位に向かって開く勝利への回路。眼前のメインスタンドもぎっしり埋め尽くされた今日のこの最終戦、みんなで勝つ! もう一度アタマからウォリアー。あらゆる記憶を凌駕し駒場全体に轟くぶ厚い声。その時、今季コールリーダーがトラメガ振り上げ「WE ARE REDS!」と叫んだシーンやその時のウルトラたちの姿や声の記憶が輻輳し、抑えても震える肉体、覚悟完了。今季最後のFirst Impressions、「大脱走」にスタジアム全体がうごめくその時。 意識がとおくなるような紙吹雪。 13:04 キックオフ。 [>>>>>>次ページへ] |