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【20001116 18:38】 この局面に平気で戦術変えるチームに託す我らが心 | |
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大宮駅東口階段にて サッカー場へ向かう一の宮通りにはリスの旗 アウェー側入場門は反対側です 5/22には0-6を表示したヒーロー(遠い目) 今日も頼むよ 16:45 売店の脇からゴール裏を臨む(焼きそば400円、太くてうまい) 18:24 おろ〜、こんな近くではじまっちゃったウォーミングアップ 18:59 人気者アルディ君にカメラの放列がっ!(嘘) 19:01 赤い「12番」デカバタの下で拳をあげて「FORZAウラ〜ワレッズ!」 19:02 旗が引いたら「太い紙テープ」を頭上に打ち上げる、はずが… 宴(じゃなくて)の後。ダンマクと一体化するトイレットペーパー
今回の旅程 20001116 駒場より5分遠いだけの大宮。 氷川神社参道にあふれるレッズサポ 【大宮サッカー場】(JR大宮駅徒歩20分、氷川神社の右手。バスの便もあり) 16:00 開場 19:06 キックオフ |
武蔵一ノ宮・氷川神社にレッズ勝利をお願いして、アウェー側ゴール裏の列へ。平日(木曜日)とは思えない有様。早くから来てた友達に合流して(ありがとう)、昨夜発表された新エンブレムのサクラソウ色疑惑やら大柴ワントップやら偉いぞコンパック!やら20世紀最後の埼玉ダ〜ビ〜!?何いってんのやらなにやら新聞片手に談笑するが息が苦しい倒れそう。まだ昼間なのにめちゃ寒い(夜、公式記録は11.6度)。ペトロと別れた前の大宮戦は雨だった。お願いだから降らないで。 今この時期にちゃんと来季の準備進めるスタッフと(新監督も?)、今ここで応援姿勢を打ち出すスポンサーと。新聞も連日レッズネタ追う(だからーまだ「決めて」ないんだってば)。追い込まれてるんじゃなくて後押しされてるって。 押さないで〜という声の中、入場。わああったかい。ふうっと気が楽になる。一緒に応援するんだ大丈夫。荷物チェックでもたってるヤツ(わたし)をオーバーラップする複数の人影(笑)。 ダンマクを貼れる場所があまりにも少ない。断念。バックスタンドの後ろに張った友人のダンマクも客が入るにつれ見えなくなる。いいさ。ここはその分、声が通る! 本当にピッチが近い! 定員よりはるかに少ない販売数をめぐって「ホーム側のチケットでアウェーに入れるか」が話題だったが、実際は赤いカッコしてたら問答無用でアウェー側に通されたと知人。サテとして、駒場改修時にはホームとして使われたここ大宮の、たぶん半分以上が赤で染まる。ホーム蹂躙、か。 3時間が異様に長く感じられる。大宮の子らの親善試合、つい赤組を応援したりしてるうちに(しかも赤が勝ったので)かなり気がまぎれるが、ふうう。 すごい数の報道陣。リスサポより多いぞ? 試合中もこの人数でうろうろするんだろうか(←試合中はピッチしか目にはいらなかったんで気づきませんでした)。今日決まるかもとも考えられるからだろーけど、でも大分はたぶん勝つからそれは19日駒場で。心の中のほんの片隅に「どーする?もしかして今日ここで決まるかもよ? ボジョレーヌーボー解禁よ!? ジョホールバルも11/16だし!(でも今日は岡野サンいません)」という思念もあったが、負けてしまったらどうしようという迷いと一緒に圧縮されてすでに異次元に送付済み。そんな準備は一切なし。勝つのみ。 赤のデカバタを出すので下になってる時は旗振ったりしないでと注意が回ってくる。かなりもろくなっているから。タバコも厳禁。発煙筒なんか炊くなよ!って。掲示板で話題になっててマジかよバッチーと思ってた「太い紙テープ」が大量に出回る。持ってない人は手に渡される。エリエ〜ル。ウチでも使ってないブランド品…。いくらかかったのか心配もする。中にはそれキッチンタオル…(大宮は駒場と違って紙吹雪禁止)。 係員の呼びかけでみんな立って席(空間?)詰めをしていよいよ熱くなるゴール裏。 選手が出てくる。え、(どきっ)、そこでやるの柔軟。みんなの表情が明るい。昨日の練習を見てきた友達から聞いていたけど、ほんといい感じでうれしくなる。闘志もてリラックス。ガリガリギリギリ「ガ行」だった自分があほらしい。 予想されてたとおりのスタメン。アンジー、永井、福永はサブ、福田は入らずトモもいない。旗を振って声を大声援を送る。大宮の選手紹介はかっこわるいキャッチ付き。ブーイングでかき消す。 わずかな静寂を破って「WE ARE REDS!」。もっと出せるだろ?と仕切りなおして「WE ARE REDS!」。骨まで響く、轟く声。赤いデカバタが前からするすると送られ、下になったまま「アイーダ」。掲げた手がデカバタを揺する、気持ちを鼓動をあわせていく。やがて旗が戻されるのを合図に、約束どおり「太い紙テープ」を頭上に打ち上げ――き、きれい…なわけなくてありゃーっ。遅れて(←約束破り)あろうことかピッチに入るもの、ゴールめがけて飛ぶものあってサイアク。やめれー。 約束があっても一人でやれちゃうことの統制はやはり難しい。サポに飛び道具はいけません。教訓。 結果として試合開始を大分vs湘南より遅らせることにはなったけど。 ちょっと醒めた気持ちでやっとピッチに集中すると、路木が黒髪に!じゃなくて(それも驚いたけど)動き出しが早い! 積極的な守備から攻撃へ、ってウソみたい。どーしてよ。アンジーはずしたから、じゃなくてちゃんとこのメンバーでどう戦うか、みんなが気持ちを合わせてるから! 西野がFKのこぼれを狙ってシュート打つ。阿部ちゃんCKからのヘッドはポスト、惜しい。DFも落ち着いてる。阿部ちゃんも積極的にミドル打つかと思えば、他の選手のミスに即カバーの動き。 ワントップの大柴とアジエル、伸二が流動的にポジションチェンジ、かきまわしていいリズム。中央から両サイドへ速いタイミングでパスが通り、いい形がつくられてく。ボールを呼び込むってこういうこと〜? 時には華麗なワンタッチパスが繋がったりしてもう気持ちいいったら、これがレッズ〜!?(感動〜) なにか裏があるんじゃない…。 大柴、ってきいた瞬間からもってた不安が減ってく。ライン上げ目の大宮のDFに対し、大柴とアジエルがうまく裏をとってく。……いや大宮自慢のラインディフェンスのコントロール、あまりうまくいってないだけかもだが(こっちからはよく見えないけど)。あとは蹴って威力(←どーゆー変換じゃ)もとい決定力。それがシバケンの…。 大柴がドリブルで抜け出しいけるかーと思ったがわずか?にはずれる。あう〜。が、「10本打てば1本入るから」と隣の友の声。そっか!打て打て打ちまくれ〜(壊)。 左サイドから路木が長いクロス、その先ゴール前のスペースに大柴が走り込んでくる! ジャストの位置にボールが落ち、大柴がダイレクトで蹴り込んだ。ゴール! やった!先制(19分)。 喜んでる最中にふと見ると目の前に大宮選手が、というピンチもセオリー通り。 俊也のシュートがーっと思ったらゴールマウスにはいったDFがクリア。その後は少しずつ大宮に押され、ラインが下がり、終了間際にイヤなタイミングでシュート打たれるがボールはゴール裏へ。1-0で前半終了。大分は1-0でリード。湘南、気張れ〜! 力の抜けるへなちょこDJ(子供番組風)を「ウォリアー」でねじ伏せ後半戦へ。さぁゴ〜ルはこっち! ヤマがヤマがヤマがドリブルで中に切り込んできて、興奮で心臓止まりそーに(爆)、シュートはDFにあたってCKに。ああどうしよう、こんな近くに選手が迫ってきたら。が、その心配は無用だった(泣)。 ゲームはほとんど向こう側で展開。大宮の両サイドを使って攻めまくり、まんまとやられる(知将・三浦監督の仕業ね!くそ)。カウンターだけになったレッズ。セカンドボール拾えず、パス通らず、攻撃にならずぐるぐる回るだけ。集中力がきれたときが恐い。大宮の最後が甘いから、西部の正面が多いから凌げてる。うー。 伸二がちょっと個人技使いすぎで徐々にリズムが狂ってくる。近くでもらおうとするアジエルとポジション重なる。前3人のあれほど軽かった足が止まってきた。ミスと諦めが目立ってきて大柴そろそろシンデレラタイムの終わりか? サブの選手のアップが始まり、永井にフラビオが付きっきり。今にも出そう。 しかし動かない横山。 ため息つかないよう努力するサポを嘲笑うかのよーに、主審線審のヘボ度はヒートアップ。前半に一度切れかかった阿部ちゃん、しかし持ちこたえて、審判をなだめたり、周りの選手を盛り上げたり。それでも何度もオフサイド、アンジーはいませんよーっ(爆)。てゆーかしっかりーアジエル&大柴! それにしても足の追いつかない線審に手をあげてオフサイド、って大宮の国際的手口、きたねーぞ!(てゆーかマネしろレッズ) ヤマがその後もいい位置につけようと動くがなぜかDFから出るボールはいつも左。叫べ山田。ヤマから伸二にいいボールが渡ってワントラップからボレーシュート。枠にいかず。阿部ちゃんからのクロスを伸二がボレーもミートせず。大宮が一方的に攻めまくる。絶対に失点はさせない!懸命にコールとブーイング。長かった。ねばり強く守った、みんな。 そしてあと1点。取りたい! ゴール裏のすぐそこにアップしている選手たち。一番前で見てたらもう試合そっちのけだったかも(爆)、てことじゃなくて、フラビオが気持ちもアップさせてること伝わってくる。「スタメン落ち」と言われる、出れないかもしれない、選手が、戦いに参加している感覚をポジティブに持てるように。ほんと、フラビオ、すごい、感謝。アンジーはゴールの脇に立って見てる時間が多かったけど、ヤス、永井は黙々と闘志燃やしてアップ。 が、横山依然として地蔵のまま。このーっ。動けよーっ。このまま時間が過ぎるのをジリジリ待つしかないの。事故で決められちゃうかもしれないのに。 イチが接触?ピッチの外へ。戻ってくる。無理してないか心配。大柴がペナルティエリア内で倒されてPKーっと思ったがならず(ってそれは前半か?)。阿部ちゃんのFKがバーを越える。アジエルからのパスを受けた大柴、GKと1対1のチャンス! がシュートは止められた。ヤスが入ってれば!! でもわたし、この頃、よけいな気持ち全部なくなってた。チャンスは少なかったけど(だからボール持った選手がこっちに攻めにきたことは数えるほどしかなかったけど、それでも)、こんなに目の前で、持てる力全部で闘おうとする選手、声を出せば応える選手のプレーにただ単純に心底震えた。サッカー狂い度レッズ狂い度レベルアップ(笑)。もう抜けられないよ。 ロスタイム直前、突然ベンチからスタッフがSOS!、すごい勢いで飛び出して来て「早く早く!」。ヤスだ。横山突然覚醒。事故かと思った、おそいっちゅーの。急いでコートを脱ぎ捨てたヤスが大柴と交代(89分)。入ったヤス、即ボールを追い、ゴールに迫る、ドリブルシュート。左にわずかにはずれた。15分は前に覚醒してほしかったよ横山。大分2-0勝利の連絡入る。まあそうだろ。 最後の間際も大宮に攻められるが、みんなで守り切った。勝ち点3。 選手みんなをたたえて旗をかかげエール。歓喜とは違う。中2日の最終戦に向けて気持ち整え「WE ARE REDS!」。 「次節は勝って、是非昇格してください」とアナウンス。そんなことより今日サポが怒らせちゃったマークやジョルジ、その不満を大分にぶつけてくれ。埼玉vs九州とかいわれるんだろうなこの最終節(ちがうよそれ)。他人のために戦うなんてありえない。ゴミを片付け、選手バスに声援送り、大宮サポに「大分戦、やれよ、頼むぜ!!」と声をかけ。19日へ向けてしばしそれぞれの持ち場へ。 2位 浦和レッズ 勝ち点80 得失差+41 総得点80 3位 大分トリニータ 勝ち点78 得失差+41 総得点79 次は最終節、ホーム鳥栖戦。すべてのレッズ選手とすべてのレッズサポーター、ファン、スタッフ、ボランティア、みんなで勝つ!
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[20001116 20:55] 最終節は紙吹雪の駒場で勝利の声を! |