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【20001022】
試合前ぎっちり詰まったゴール裏から片手伸ばして撮った最後段の「男なら…」
映った瞬間に捉えたTVの前のあなたの心
ここに伝えますよ!絶対だって!(旗一同)


重力の虹
大分トリニータvs浦和レッズ@大分市営陸上競技場

富貴寺大堂(←頭を殴られたような衝撃受けた)脇の石
人より仏の気配に満ちる国東半島。其処彼処の石仏、磨崖仏に「レッズ勝利」をお願いして
大分行きソニック号にヘンシンしたRED EXPRESS@別府駅
大分駅停車中の「にちりん」1号 宮崎空港行き
赤い軍団、いざ大分に殴りこみ!
「バモス・アジエル」はブラジルカラー
「アンジー」!「アジエル」! この後、駒場東側トラックが定位置「PRIDE OF URAWA」が手前の芝生に敷かれ、上のポールにもゲート旗やダンマクが
最初はガラガラだった向こうのゴール裏だが、K.O.直前には満員に
お客の出足が悪い中、やけに目立つ警官たち
JR九州の赤い各駅停車
本日のヒ〜ロ〜インタビュー、赤い背番号「11」番!(笑)

今回の旅程 [勝利祈念モード] 20001020〜23

東京 16:56
 | 寝台特急富士
車内販売なしの富士号、唯一の食事購入チャンス 朝食は5分停車下関駅の「フク天うどん」420円。ふっくら白身のフク福も、関西風のダシもうどんも、毎度おいしゅうございます
 | 
宇佐 08:39
これは神宮じゃなくて宇佐駅ホームの駅名標


大分県のUSA
【宇佐神宮】
待ち時間に「お願いごと」。神宮ていうとメインは天皇なのだが、ここは地元民は「宇佐八幡」と呼ぶ全国の八幡さまの総元締。天降った八つの幡(=のぼり、旗)を祭る八幡さま、なんかいいことありそうじゃん? 【あじ】飴「宇佐玉」150円、ニッキマニアにはたまらぬ美味

宇佐 10:20
 | ミニ周遊バス1600円、客は3人
 | 何気ない道端にも磨崖仏が
富貴寺 10:58
【富貴寺】
大堂に上がった瞬間に頭を殴られたような衝撃、思わず座ってしまう。薄暗がりに浮かぶ、風化し果てた壁画の仏3千体と阿弥陀如来。風化は長く集会所や子供の遊び場としてともにあったからという(今は悪天時は入れてもらえない)。すぐ後にきた団体さんは暗さと静けさに大騒ぎしていた

富貴寺 11:25
 | 
真木大堂11:37
【真木大堂】
仮囲いみたいな建物に焼失から逃れた仏像9体。中でも白牛にまたがった巨大な大威徳明王像に心奪われる。6面、牙を露出、あらゆる武器を手に火焔光背を背負う。【あじ】一村一品な「はちみつソフト」350円、高いけどうまかった

真木大堂12:05
 | 
胎蔵寺(熊野磨崖仏)12:11
【熊野磨崖仏】
片道20分ぐらいと羽黒山などに比べてもたいしたことない距離だが、ひどくきつい登りの後にさらに険しい自然石の乱積石段。ようやく登りつめると現れる巨岩壁。そこにいる仏サマ。
山と一体化した不動明王岩の右手に螺髪の大日如来、頭上には種子曼荼羅が陰刻されているそうだ
【あじ】無料休憩所でいただいた「かぼすジュース」

胎蔵寺(熊野磨崖仏)13:19
 | 以上、国東田染郷入門編でした
宇佐 14:58
ついでにいうと駅前のタクシーも白地に赤と黒のストライプ。らぶ〜
改札上にはレッズ色の時刻表
宇佐 15:06
 | ハイパーサルーンRED EXPRESS
 | 仕様のソニック21号
別府 15:37
うすいのにもちっとした皮が表面だけかりっとして、あっ
メニューは焼きぎょうざ600円、ビール600円のみの「湖月」で遅い昼飯

【明礬温泉】 湯の里
17時30分、目の前で電気消されてあせったが頼み込んだら売ってくれた。ありがとー友達と合流、別府湾を見下ろす山中乳白色の露天風呂(600円)に入浴後、硫黄の煙の中で食べた岡本屋の地獄蒸しプリン210円。甘さあっさり、乳脂肪こってり
気が付くとあたりは闇。タクシー来なかったら…と不安になるも来てくれました。しかもロンドンタクシー(らぶ〜)! が本決戦についてチクチク攻めてくる運転手、明日は「ペイントハウス」様乗せて試合場へって言ってたが、画鋲でも置いてくれば(←こらっ!)

【鉄輪(かんなわ)温泉】(別府駅からバス20分330円)
お賽銭で入れる共同湯多数。でも明日のこと思うと地元民との会話がちょっと窮屈に感じたので、観光者向けひょうたん温泉(700円)でのんびり。入湯貸間旅館 陽光荘に宿泊、3200円。これで数種類の温泉と以下の「地獄」を好きに利用可。
朝食用に地獄調理中の白菜でーす 巨大な共同調理場に温泉蒸気利用の「地獄釜」多数。量り売りで買った野菜や白身魚の蒸し物とかなんでも好きにできて幸せ。温泉の旨みで、味付けは塩とカボスだけでおっけーっす。

大好きな朝風呂を断って(←えらそー)いざ大分。携帯食は蒸かしたイモ(笑)

別府 08:03
 | にちりん1号
 | またもやRED RXPRESS!
大分 08:14

【大分市営陸上競技場】(アクセスは第21節のレポ参照)

11:50頃 開場(予告なく早め)
14:02 キックオフ
前回ここ歩いたときは夜で雷が恐かった… 終了後、競技場脇の大分川土手を駅方向へ。前後の地元ファンが明るかったのがかえって気になり、彼らと一緒にバス乗るのも避けたかったので、結局最後まで歩いて1時間。疲れた。
TOKIWAデパ地下でおみやげ(国東銘菓いさご、だんご汁用の麺、すごくお徳な天日干ししいたけスライス、トリ天など)購入。可及的速やかに大分を出たかったので駅構内の茶屋でだんご汁すすって予定より1時間前の特急へ。

大分 18:15
 | ソニック38号
なんか銀色勝ちな光景(笑)。太刀魚刺身は30枚ぐらいはいって380円 前に下関の車掌さんに教えてもらった大分グルメは駅待合室奥「駅市場」の魚。この「太刀魚の薄づくり」も絶品
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小倉 19:31
小倉 20:39
 | さくら・はやぶさ
こちらも駅市場で購入、特上にぎり盛合900円(!)、地物満載、ネタ肉厚&大、ちょっとシャリ甘めだがよし。あーしあわせ〜☆
 | 
東京 11:27

朝、鉄輪(かんなわ)の高台から湯煙る町をぐるりまわって別府駅へ降りるバスは空いていた。ちょうど大分方面行きが入線してくる。ダッシュでホームをかけあがると、真っ赤な特急列車! 昨日に引き続き今日も RED EXPRESS。ブラボー。
8時すぎ、白赤色に塗られた大分駅(第21節のレポ参照)で降りて、コーヒー飲んでから行こうと駅前を歩いてると後ろから声。昨夜大分泊だった友達たち。「10時頃現地でね」ってアバウトに約束しただけだったのになんて偶然。ドトールで一息ついてふと気づくと流れてきたのは「威風堂々」。ああ、なにもかもで、あたしらこの地で応援する!

10時少し前。前回と違って動線も入場口もきっちりわけられたアウェー側は意外に少ない人(まあ前回は開門直前・トリサポ同列でもすごく少なかったけど)。そのそこかしこで一斉に手にケータイ。トヨタカップの発売日でもあるのだ。んーここみてるだけでもつながりそうにない。少しトライしたがだめだった。
太陽が暑っつーい。上着脱いで半袖になる。夏おわってからもアウェー、ずーっとそうじゃん? でも翳るといきなり寒い。選手、だいじょぶかなあ。東京〜大分第1便、福岡まわり(大分発着便は数週間前に満席に)の人たちが着きはじめ、少しづつ列が伸びる。K.O.直前に着く人も結構いそう。
TVクルーが無言でカメラをまわす。レプリカ着てる赤い集団を狙ってインタビューとったり、騒がしい。警官隊が団体行動でうろうろ、身の丈もある警棒もってる人も(群衆整理とかいって慣れてなさそうなとこが恐いっす。居合わせただけで殴られたりしそう)。がそんな人々のご期待に添わず、留守隊の仲間や友達に電話したりする以外、いつものアウェーに比べて不気味に静か。

開門。ゴール裏バック寄りあたりを中心にそれぞれ場所確保。ダンマクを張る。わたしは2回目。行けよ永井。行けよレッズ。

選手アップまでまだまだ時間あるのでビールを買う。300円。げ、まずい。飲めない。ちょっと狼狽(←緊張しすぎだってば)。
しょうがないので入り口で配られたマッチデープログラムを手に気を紛らす(紛れるのか?)。表紙はハゲ3号のピンボケ写真。不吉な「CLOSE UP!」コーナーには「俺のゴールでJ1へ!」と俺王ウィル(ちと解説:前回来たときの「CLOSE UP!」は平岡靖成で、「大分のディフェンスリーダー」とキャッチもついて、なのに試合には出ず、なんと直後に移籍)。やったーウィルに不吉な影。しかも「今年のトリニータは良くも悪くもウィルのチーム」とまで書いてある。えへへ。

場内放送で過去の戦績と今日の試合の意味をうるさく言っている。レッズより1試合多く消化して勝ち点差2で2位の大分。今日勝ってレッズ自滅を待って昇格を決めたい大分。去年は最終戦で昇格を逃した大分。「直接対決で浦和を倒し昇格へ!」――昨日別府で入った食堂でTVから聞えた音声。「小野伸二いないから大変だね〜」なんてそのカン違い(爆)歓迎!なことまで言ってきたタクシーの運転手。だから宿でもTVつけず(スーパーサッカー見なかったのは失敗だったけどね)地元紙も見ないで、彼らのことは考えないでここへ来た。札幌昇格決定ニュースも見ていない。
強くなくても、いいサッカーしなくても、J1にはあがれる。それすら決められない。そのことにイライラした時期もあった。今、わたしの気持ちはもっとシンプルだ。

勝て。

東京に残る友からメールで公式HPに載ったスタメン。GK西部、DF山田・ピクン・室井・土橋、MF石井・西野・阿部・アジエル、FW永井・クビツァ、SUB田北・城定・河合・福永・岡野。すんなりアタマに入らない。3回ぐらいながめてようやく回路にスィッチ。永井スタメン!しかもFW! 西野がMF? 岡野サブ? ヤスふっか〜つ!? そしてオマエはただの観客だろーが? しっかり!

トイレに並んでると拍手がきこえてダッシュで戻る。西部くんたちが先にアップ。しばらくして他の選手たち。声援をおくる。厚別でのようなヒリヒリした感じと違う、静かな、だが強い声援。みんなが選手とチームと自分たちを信じてるんだって感じる(ていうかここまでヒステリックすぎてたよな)。そして帰ってきたヤス!にひときわ大きな声援。一緒に闘おう!
フラビオ効果でシュート練習のボールにまで気持ちが入ってる。でもなんか圧倒的な違和感あるんだけど……(←その正体に気づくのはK.O.後)。

荷物を放置して間を詰める。が、一番前のUBのすぐ後ろだけ空間ぽっかり。芝だから「これ以上前に行くと見えない」って両脇の男も遠慮して入っていかない。どうしようこれ。自分は背も高くないし見えないで応援できるか、ええい、ジャンプすれば向こうのゴールとこっちのゴールの半分ぐらいがみえるぎりぎりの所まで前に行く。次の瞬間。今日負けたらどうするかをまったく考えていない自分におののいた。なにかをブチきられたような恐怖。

K.O.直前になっても大分側はお客続々。バックスタンドのアウェー側、3つに仕切られた真ん中の緩衝地帯がつぶされ、しまいにはレッズ側にもどんどん入れてくる。ゴール裏までやってくる人もいる。これじゃ警官たくさん導入しても意味ないよ? 今日は勝つからいいけど、そのときここでいいのこの人たち?

自分たちを信じよう、選手たちを信じよう、もっと気、楽にいこう、と、昂ぶる気持ちを落ち着かせるコールリーダーの声。向かい側に青いデカバタ。斜面に足を踏ん張って、さあ。「We Are REDS!」
「ウラ〜ワレッズ!」(後方で17番ユニのデカバタが広げられたらしい)「ウォリアー」「アイーダ」。全身から声。見えないうちに試合がはじまってる。「BOYS in RED」。背伸びしてジャンプしてようやく徐々に把握できた試合は……「?」。プレス迅速。しかも必ずもうひとりが絡んで2枚。しかもそれがレッズ。え。中盤から守備してる〜!?
ケガから復活の西野はCB?(MFっていうスタメン発表は撹乱作戦か)。イチとともにハゲ2人にへばりつき徹底マーク。イチ…ちょっとセクハラっぽくない?(爆) 左右からイチとピクン?がスライディングでパスカット。その気迫にうたれてると「声かけよー」と左手から声。気持ちが前にいってるときこそだね確かに。
でもいくらちゃんとした守備がめずらしいからってなんか気持ち悪い……え、西野が2人!? 足元を良く見ると永井が最終ラインまで追いかけてきてた。永井が黒い短髪にヘンシンしてた。「圧倒的な違和感」の正体はこれかい。はぁ〜(←だから緊張しすぎだっての)。
その永井は例によって後ろのハゲに狙われてる? シジがつい金髪さがしてくれたりするといい感じだわ(笑)。やっと向こう岸の永井を探せるようになったわたくし(レッズで黒髪…めちゃめちゃ目立つやん!)が目撃したレッズ最初のチャンスは、シジにメダパニ唱えたナギ〜がアジエルのクロスをダイレクト! が、へなっとボールはGK正面。ああ、久々に永井らしい動き(と落としどころ)! 気持ちは十分!次いこー永井!
その後も試合は慎重ていうか膠着。大分にチャンスつくらせないが、レッズもアンジーの後にチャンスつくれない。御殿場にこっそりのぞきにきてたっていう策士・石崎の立てた作戦まだみえない。前節ウィルが故障で途中交代とかやってて「だまされないぞ」と思ったが、ほんとに調子悪そう。それよか28番加賀見の動きがヤな感じ。
30分すぎから大分が急に攻撃に転じる。左右のサイドを崩して素早く狙ってくる。初シュートは難なく洋平がキャッチ。ウィルのオーバーヘッドはポストをそれる。ひさびさの刺激(=ピンチ)に大げさに騒ぐゴール裏をコールリーダーが制する。イヤな試合見すぎて過剰防衛になりがちだわ(汗)。選手を浮き足立たせてどーするね。
このまま前半0-0なのか。先制点がどうしてもほしい。札幌みたいにつまんない運びでも1点きちんと決めればいいが、それが後半最後の10分なんてそこまでレッズはもたないよ(それとももたないのはわたしたち?)。

さあ何度目かの攻めるチャンス。左からのスローインがアンジーのとこに入ったとき、目に狙う永井の姿が飛び込んできて息とまりそうになる。ハゲの後ろにはいりこむ永井。ゴール左隅にとまるボール。ぅ。うわ〜!!!!! 永井ぃーーーーー!永井ーーーーーー!!! (TVで見たら、ボールが落下する手前で右足を振り抜き、ゴール左隅に鮮やかなボレーシュート、でした。40分) ここまでの緊張の分、底なしに吠えて「アレ永井アレ」の大コール。前の大分戦、ハットとりそこなったあの試合以来のナギ〜ゴ〜ル! やったねよかったねおめでとう永井!
が、歓喜の歌が終わらないうちにピンチを迎えるセオリーどおり(泣)、ゴール前、敵の左からのセンタリングに右から加賀見が出てきてあー打たれる! と、その瞬間、闘志の塊と化した洋平がダッシュで細い身体を投げ出す。シュートは洋平の胸にあたり、敵もボールも気迫負け。凍りかけた心は沸騰。洋平、すごいよ! 選手全員の守って勝つ、って気持ち、後ろでしっかり受け止めて、1-0で前半終了。

ハーフタイム。友に電話で前半のイエロー誰?って質問。阿部ちゃんじゃないよねっねっ?(結局、阿部ちゃんってわかったけど。次節出場停止) 城定に声援がとんでる。そしてわたしは、ハゲ2号のマンマーク撹乱作戦第2弾として準備中だった岡野のニューヘアスタイルに全然気がついていないのだった…(ダビッツ風?)。頭は冷やさなゃ。

恒例・相手GK前川いじりなど前方でしてるうちに後半開始。前半はよくわからなかったレッズの攻撃がわかる……やはり最後が弱め。アンジーがボール持ててもアンジー抜いて前に誰かがいない。呼吸があわなかったアジエル、その勢いのまま自分だけゴール(爆)。今日は早めのプレスで守りに徹するヤマが、少ないチャンスをつかんでドリブルで奥深くまで切り込み中央に折り返すも、誰もあわせられず。あそこまで行く前に誰かがフォローすれば。
左サイドの正樹が、阿部ちゃん、アジエルにうまく絡んでだんだん冴えてくる。正樹のセンタリングから中央でごちゃごちゃやって出たとこレッズチャンス!だったのにゴールならず。あー。「試合追いかけて止まってないでもっと声だそう!」というコールリーダーの声で我にかえる。
自陣右サイドコーナー付近でごちゃごちゃ。左サイドを抜かれてピンチ。大分の攻めがだんだん目立ってくる。そんな中で永井にイエロー。と、なんでだろう、ほんとにたまたま両方の応援がとぎれて静かだったんだ。「永井、きたねーぞ!!」という恐ろしい声が向かい遥かな方からはっきりと聞えた。

65分、ウィルが下がって竹村と交代。ピッチから出たウィルはたらたらアウェー側コーナーをまわってレッズサポの目の前へ。ブーイング。するとなんとゴールマウスの前を横切る俺王(そこってピッチ内では?)。怒。と再びコールリーダー、「ヤツは試合を終えた選手」。そんなもんに反応している場合じゃないって(策略かもしれないし)。どんなに熱くてもアタマはクールに、90分前を向いて応援!って、確認。

69分、永井に代えて(←イエローのせい?)福永がはいる。ヤス! ケガが治りきらないまま出場した7月9日鳥栖戦以来の復帰。「ヤース!ヤース!ヤース!ヤース!」、大コール。その動きは、あの頃の試合から消えてたヤスじゃない。うれしい。ボールは再びレッズ側に傾く。ヤスのシュートはGKキャッチ。
何度も時計を見てしまう。まだ1点。守備に不安が増えてくる。何度目かのピンチを洋平が果敢に飛び出して逃れる。
アンジーが胸でトラップしてシュートは相手DFに当たる。
阿部ちゃんからアジエルへパス。アジエルにDF2枚つく。今日何度もそうしてたように阿部ちゃんはパスを出したらすかさず外側を縦に抜け、その阿部ちゃんにアジエルが折り返しパス……と思ったら瞬間。アジエルが後ろ向きに回転し、DFを交わしてシュート。ボールはゴール左端に突き刺さる(82分)。アジエル!わあああ!2点目!やったよ!ねえ!!アジエル初ゴール!
阿部ちゃんが吠えながらすごい気迫で走ってくる。
わたしももっと前まで走っていって、何にも見えない状態のまま吠えまくり。もう冷静になんてなれない。でも前半たしか0だったCKをやたら大分に与えてるような気がして危機感抱く。向こうでなんかヤバそうな感じだよだいじょうぶ?(その結果アンドラジーニャが退場になってたとはそんときは見えてなかった)。敵DFのクリアを必死に追ったヤスがシュート!GK正面。「ふくなが〜ふくなが〜」。あれ、いつだっただろう、ヤマの応援歌も歌ったよ。気が付くとUBの間の隙間になだれ込んでた揃いのジャージの学生たちも一緒に飛んで喜んでる。
「オーレ! オーオ!」勝利を確信した声がゴール裏を満たす。ここは電光掲示板も時計もない。ロスタイムってどのくらいなんだろう? 今日の守備なら3点返されることはないと思うが、この時間帯から3点とられたことだってあるよねレッズ、ああここまできてもまだ心配。声を張り上げながらも「俺王」なんて歌、あのハゲを刺激するだけなんじゃ? もう代えられたからだいじょうぶとは思うがしかしとアホな考えから抜けられない。
「We Are DIAMONDS」タオルを掲げて歌うこの歌が終わる頃、選手たちが真ん中に集まってるのが見えた。終わった!? 勝った!? そのままもうわけのわからない声が塊になって選手を探してピッチを徘徊。ゲート旗たてて「おおぉぉぉぉぉぉ」、選手がこちらへ向かってくる。ゴールラインを割って、すぐそこまできて、サポの「おおぉぉぉぉぉぉ……おい!」の掛け声とともに両手を挙げる。拍手と歓声、選手に何かを伝える叫び声。もうジャンプしてもなにも見えない(爆)。ヤスにコール、洋平にコール。
選手がピッチから消えてから、やっと、本当に勝ったって。いきなり涙が出てとまらなくなった。ほんとうに勝ったよ!遠くで応援してたみんな。しかも完封で。選手全員の名前を呼びたい。本当の勇気を与えてくれた。選手と、共に応援したみんなに、感謝。

今日の直接対決、勝つと勝点6つくから負けたら99%とりかえせないと思い込んでた。バカ。つけた点はたった3。そう、これは残り6試合のうちのたった一つ。どの勝ちもひとしく勝ち点3の重み。1試合でも落とすわけにはいかない。
空港に向かった友達、選手たちと同じ最終便に乗る友達に、帰る途中で電話入れる。「もし選手と話す機会があったら伝えて」。次の山形戦、また一から気持ち高めて勝ち点3!!



観衆:14,639人
当日券は自由席200枚のみ
公式記録:ここ
試合結果:公式HPのここ
試合経過:公式HPのここ


ヒーローインタビューは永井くんin黒スーツ、だったらしい。てことでいくつかの掲示板で話題に。いいじゃんそんなの、てゆーか、えーいいなぁ見たかった
翌日サンスポ*に〔写真:J1昇格を決めサポーターに手を振って応える浦和イレブン〕てあって仰天。まだ決めてません。すっごい笑顔、あ、西部くん足まであげてる! 「昨日は札幌の昇格をテレビで見て、頭に来ましたから」とヒ〜ロ〜永井のコメントは負けず嫌いらしく。
ニッカン*に載ってた写真は、すごい表情のトリサポ背景にした1点目の歓喜シーン。MJでみたら、そのヨロコビ方は、どことなくずばり女子ソフト風な気が…。
チキからメール、ペトロと伸二@レバノンから電話で激励があったそうだ。レッズの仲間ってみんな寂しがりやさん…じゃなくて弱いトコわかってます。




表紙コレクション
[20001022 13:33]
あまりの重圧に切れる、なんてことはなくてよかったよかった <旗&ワイヤー
旗ははためく
全地球のレッズ応援者のタマシイ呼んで


[LIFE IS RED] ――そして管理人は報道の責務を忘れたため上掲以後の写真なし(極刑)
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