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【2000/07/29】 すべてが終わった後、わたしたちがみた光景 | |
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「J1昇格あと押しキャンペーン」なんつーもんもやってた地下鉄・大谷地駅構内。でも街は意外に冷めていた(浦和よりやっぱ都会) ここをとおりかかったコンササポ数人が「悪ふざけ」の犠牲に 挨拶という名の「挑発」にきたドーレ君に雪玉みてーな投げ物が 攻撃をまったく意に介さず最後に手をふるドーレ君に、レッズサポから拍手が起こる ウルトラs警備隊!!(笑) 人数だけはいたようだ ☆なぜか2週間後に掲載されたYAHOO! SPORTS 2002クラブの記事に煙モクモク写真載ってます[20000811]
【イエロー&レッド@厚別】
みんなで注意しないと石を投げちゃうのか? そゆことじゃないだろ。 メインゲートに掲げられた看板
今回の旅程 20000727〜30
上野 19:03 | 寝台特急 北斗星3号 長万部 08:11 長万部 09:08 | 08:30駅前のお店が開いたところで注文。珍しいゆでたてそばの駅弁。駅には「かにめし」の立ち売りも。 窓が開く感動的な列車でおべんとタイム! 2+1列ワンマン2両編成トイレ付き。涼風、虫、鳥、走行音とエンジン音。森のにおい。 | 小樽 12:40 【海鱗丸ビール】 小樽高島漁港フィッシャーマンズハーバー(小樽からバス15分高島3丁目下車歩3分) 「モルトのときめき」とか「蜜のしのびあい」とか許せない名前の創作ビール各380円。ついていけない…が、うに丼2300円は迷わず注文。もうちょっと食べたい このノリは'70年代的な港の飲み屋が地ビールはじめたつーものと判明。でも魚は最高! 【手宮あたり】 小樽はバスの便がいい(200円均一)。地ビール屋から3つ手前のバス停手宮1丁目で、すぐ向かいの小樽交通記念館には寄らず(←こら〜!)、小樽天然温泉湯の花で入浴(小樽は温泉銭湯も多い)。新しくそこそこ広く露天もあって、東京だと2000円クラスか。600円。のんびりしすぎて、気になっていた「手宮洞窟」によるのを忘れてバスに乗ってしまった。 【小樽倉庫No.1】(小樽運河沿い) ドイツ式本格派、ものすごく気に入った! わたしの中でベスト3。ケルシュ(550円、夏季限定)はフルーティな香りに絶妙なコク、こんなにうまいケルシュ飲んだことないっす。おなかイッパイなのでニセコ男爵トラピストバター(300円)しか無理だったがメニューは豊富、キタアカリのニョッキブルーチーズソースが気になる。運河の風が抜ける店もいい。 小樽 17:45 | 快速エアポート182号 札幌 18:18 【薄野地麦酒】(南6西4) 厚別に行く2人と待ち合わせ。ここもドイツ風、ガンガン飲む系統の出来で嫌味なく悪くないけど、昼間の小樽ビアの衝撃がすごすぎてごめんなさい。 【ラーメン五丈原】(南7西8 東本願寺の北) 旭川佐藤麺使用とんこつ系。あんまり濃くないスープ、量も控えめ、いくらでも食べられそう。大盛りにすればよかった。21時頃すでに20人待ち、出るときは30人。 【ホテル オフト】 こらー!そんな名前のとこに泊まんな〜。元・拓銀系のなにかといわれていて、ゴージャスなジェットバス付きのナゾなホテル。すすきの付近てことで近くにクラブ(この夜はテクノ系)もあってラッキ〜☆(6615円)。 五丈原で持ち帰りにしてもらったチャーシューおにぎり150円で朝ご飯。 「がんばれコンサ」みたいな放送が流れてアタマに血。でも周りにコンササポおらず事なきを得る。駅前にローソンあり 【札幌厚別公園競技場】(地下鉄大谷地駅徒歩20分) 12:20頃 開場 14:00 キックオフ 「PRIDE OF URAWA」 帰りは温泉銭湯(山鼻温泉屯田湯・南9西8)に寄ってこと予定では思っていたが、そのまま駅付近でおみやげと夕飯&朝食買って、北斗星で速攻シャワー(300円)。サシミ数種買ったはいいが醤油ゲットを忘れて涙。ひとに頼まれた「白い恋人」チョコレートドリンク(缶)200円を売り場前で散々躊躇してから買った。 札幌 19:25 | 北斗星4号 大宮 10:49 夕方、女子高時代の同窓会(しかも幹事)のため浦和へ。岡野サイン入り赤T姿で買い物してる人をみかけて胸が熱く。会場は「よかにせどん」(入ったことないけど)の隣のビストロやま。最近の行状を白状すると「小野くんどーしてるの?」「なんで最近負けてるの?」「でもあがれるんでしょ?」となんだかんだで実家近くに住む(特に既婚者)埼玉県民たちから質問責めに。うー。 |
終了後、選手がゴールラインを割って向かってきた。ゴール裏はみな立っているがほとんど音がない。拍手しながらやってきたアンジー、ペトロ。数人のサポが拍手。ひどく悲しい音が虚空に消えてく。礼をする選手、そこそこに立ち去る選手、一歩前に出て礼をする永井。田北の後姿に何かコトバが飛ぶ。が、圧倒的に無言が場を支配。選手が見えなくなり、座ってしまう。動けない。顔をあげるとまわりもほとんどの人が止まっている。遠く勝利に沸くスタジアム。やがてDJの声がやみ、メインスタンドが8割がた白くなっても、果てのゴール裏では祝宴が続く。 正義の行方 と気づくと下からカメラが数台向けられている。おまえら何すんだよ!やめろよ。撮んなよ。でも中に、わたしには挑発としか思えない態度のクルーがいて、抗議の声になおも煽り。ひとりが飛び出す。罵声が飛ぶ。 こいつは確信犯だったと思うが、他のスタッフはあまりに無邪気すぎた。一触即発のこの状況を把握するのが遅く、毅然と手を打てず。「仕事しろ!」と警備員を叱る声。もう予定調和だろうが儀式だろうが予行練習だろうがなんでもいい、(スタッフのみなさん)早く始末つけてくれなぜかここにいらっしゃる無邪気なお客様も速やかに出口へ!(←危ないから、じゃないよ。後述)思ったところで、数人が飛び出していき 補足:ゴール裏はバック寄りが「浦和サポーター席」としてロープで区切られていたが、応援の中心になったよりゴールに近いあたりは、さらに前後で区切られなんと後ろがコンササポ席だった やめて!と叫んだきりわたしはなにもせず。誰が何をしているか追おうとしたが把握できず、なお熱狂中のコンササポを遠くに座ったままシャッターを切った(上)。 勝てなくてくやしい ! 後半同じように走ってすすませようとする球がカットされ届かずおいつかず相手を中盤でおさえられずアンジーはDF陣につかまったままそれをかきまわす策もなされずウッチー左サイドを突破してもフォローなく岡野下げた直後のピンチに同点で先制点の記憶はリアルさを失いわたしわたしたちにできることは何なのか今日の記憶のほとんどがサポとグループと応援をめぐることなのはどうしたことだろう ほしかったのは「お金じゃ買えない」勝ち点3なのだ。なのに。 アウェー専用ゲートはバックとゴール裏の間。A自由でもB自由(ゴール裏)でもレッズサポは区別なし。キックオフ4時間前、10時あたりから混んできて、並んでる人のグループ仲間など列にはいらない人が通路の反対側にたまりだす。UBの後ろ、住宅街を背にしたこの公園の縁でロケット花火が数度。一人が、レッズサポに挟まれたこの狭い通路を通りかかるコンササポに因縁つけてけしかけこぜりあいを数度。マジな宣戦布告、ならともかく覚悟もなにも感じられない仲間うちの「悪ふざけ」みてーな展開で、アタマきた。どちらも1度目に、そのために配備されたであろう警備員が毅然とした態度で話をつければすんだこと。が、徐々に増えて4人もいた警備員が機能しない。かなりたってからコンササポ姿のひとを手前で公園外の道路に誘導しはじめた。結果として「予行練習」つけてあげたみたいだが感じ悪い。 並んでから数時間、お世話になった会場整理のお兄さんが「いつもこんな感じなんですか?」ときいてくる。隣の人が、同じグループの仲間が多すぎたりしてこっちにはいれないからだけど、入場前にはちゃんと並びますというような返事を返す。12時近くなって、お兄さんが(UBをさして)あの人たちを先に入れたいんだけどいいかときいてきた。いや彼らは(足元のダンマクをさして)ここですからもちろん、と返事。無用な混乱回避という彼の判断は正しいが、運営全体まではそういう思考は徹底していなかったようで、開門時間をめぐってこんなやりとりが。 「開門は12時30分ですが、少し早まる予定です」。幾度となく行われたアナウンス。室蘭では15分早まったから、12時、遅くても12時15分には開門と思い、シートをたたんでみなぎっちり並ぶ。が、いつまでたっても同じアナウンス。もう12時すぎ。焦れる。 いつも最前列で応援をまとめる数人がダンマクはれる場所やサポ席の位置をスタッフに確認し、並んでいるサポに伝える。最高の応援をするために、こっちはもう臨戦体制、はっきり「何分開門」と言ってくれなきゃ危ない。それはレッズサポはみな危険ということとは違う。と、コンサグッズを身に付けたお客数名が中に入りスタッフになにか相談。「なんで入れるんだよ!」 そうなってしまってからお兄さんが「お身体の不自由な人を先にいれる」と説明。それに文句があるわけじゃない。言い方悪いけど、先手先手でそういう運営上のルールを説明すること。大層な要求をしているわけではない。スタッフの数は揃えたんだから、お願いします。 ネクタイ姿のえらそーなおっさんの一団が視察に来る。と、そこからレディアのケータイストラップをさげたネクタイもレッズなオジサンが前へきて(何この人?と思ってしまった)、UBからトラメガを借りてひと言、 ブウゥウウウウウウ〜 間違って鳴らしたサイレンに、ちょっと緊張が解けてもらい笑い(スミマセン)。ロケット花火の件で厳重注意。名札をみたらレッズの広報スタッフだった(じゃ、えらそーなおっさんはコンサ側のひとか)。やった人が名乗り出なかったので、因縁つけたりして警備員におぼえられてた一人が荷物を調べられる。が、他のひとのは調べない。花火は出てこず。 飲み残したウィスキーのビンなどを預かってほしいとスタッフにかけあう人。後ろから「ロケット花火『は』やらねーよ」という不敵な声。開門すれば彼らは先陣切って入っていく、絶対押される構えなくちゃいけないんだけど何時かわからないってかなりの苦痛。 で、予想どおり突然開門。チケットを机の向こうのスタッフに渡して切ってもらおうとしたのが間違いだった(そんなの無視して入ればよかった)。踏ん張ったけどなんと折りたたみ机の脚が折れ(他にもいえるけど、こういう場所でカンタンに倒れる机使うのやめようよ!)、それに足をはさまれまいとしてバランスを崩し、押された勢いで隣の机の角にわき腹をぶち、気がつくと机の裏側でしゃがんで動けなくなってしまった(←ださーい)。スタッフの声で気づいてあわててだいじょぶです!ってちゃんと持っててくれたわたしの半券をもぎとるように受け取り、入場(「ケガ人」にされてはたまらない…)。でも15分ぐらい痛くて(ベルトのせいもあったようだ)こういうのって後で倒れたりすんだよな…と大げさに考えて気分はブルー。次からは脇と胸はぶたないように。てゆーか鍛えろ体。 まわりの赤に気をとりなおしてビールを買いに出るが今日は勝った後でゆっくり飲む!と決めひきかえす(←判断ミス。後で苦い汁を飲むことに…)。 どうしたんだろう。今日は醒めてみている。キックオフ前のコンサの応援はあまり心を煽らなかった。品のないDJのあおりやコンサドールズの踊り、歓声入りのスポンサー紹介に、今日は野次はない。踊りが終わってドールズがバックスタンド中央からぐるり戻ろうとしているとき、選手がアップ。拍手と声援。なんかミニ路木みてーな金髪は誰?(笑) 選手紹介で駒場風のエールを試す(やるなら次はもっと気いれてやりたいっす)。2回目のコンサドールズ(なんと今度は試合直前のピッチにあがってチアダンス!【怒】 あんたらそれでへーきなの!?)が終わる頃、準備完了。「田北 おまえはもう死んでいる」ってその旗、コンササポのじゃ?(「田北」の上に「洋平」とはってあったらしい) 誰かが大量の赤い旗を持たない者に手渡している。旗のない者は手をならしてウラワレッズコール。あっと思うまもなく発煙筒の煙が、その向こうにゴール裏全体を使った巨大な「12」。覚悟を決める。しばらくはピッチがみえない、たくさんの赤い旗が煙を赤く染める。発煙筒はすばやくまわされ(たのだと思う)みたし、大声でコールするのがかなりしんどい(したけど)。スタッフが駆けつけ最後にはわたしの右10センチにあったその缶を没収するまでが、かなり長い時間に思えた。 「持てる」2人の岡ちゃんと、「持てない」あのひと ギャ〜〜〜〜〜〜アーンジーーーーぃ!!! 39分、アタマから優勢だったレッズ、先制点。前にいた人と手をとりあってジャンプ。抱きつこうとする味方を振り切って走るアンジー、そんなに走ってもこっちまでくる時間はないって! ハーフタイム、さっきのレッズスタッフがいきなり私に事情聴収。「誰が?」 わからないって返事。その後、一番前で再びトラメガをもって、誰も名乗りでないことを見てとると「やった人は試合終了後、来なさい。覚悟あってやったんだろうから」「一緒に謝る」という意味の発言。 「ウォリアー」で後半開始。曇、涼風(24度)、いつもより飛ばしスギに見えたけど、消耗しきる心配はしてなかった。ここまでの闘いぶりに「追加点」を願う応援。アウェーなのに。欲張りだったのか? こっち側でゴールをみたいと願ったのは。 明らかに変えてきた札幌。こっちはこれでいいのかカントク? もやもやが選手の足を止めている。まずい。胸にさっきの煙が甦る。ディフェンスラインにまでボールをとりにくる岡野、ゴールはあっち! 「のび太」には岡野(以外の選手もですが)を生かさない策はいくらでもあるらしい。じゃそのかわりに? それを皆が発想できる前に彼は下げられ、かわりに「え。大柴…」。 その直後、ヤバさ絶頂の中、同点弾を決められる(63分田淵)。なんとか留め置いてた重い空気が一気に降りる。その後もまったくすばやい組み立てができず、サイドをカンタンに突破され、サイドチェンジで大きくまわされ。おいせめて選手にはわかる采配をしてくれよカズヲ〜!! どーしていいかわかんない永井。ときどき傍観者になってるヤマ。68分阿部を下げて河合、って、いまほしいのは点だよ点! なんで阿部ちゃんなの。?????だらけになりながらとにかくコール。それなら後半最初からダブルボランチにして1点を徹底的に守る手もあったんじゃ? 前半ならともかく、中盤省略するには下がりすぎてた。 「大柴、動けよ!」この試合ではじめての味方へのヤジをコールリーダーが制して、大柴コール。あ、自分もその気持ちがダメなんだと思い直して2回目のコールでは最初からタオルを振ったよ。いきなり歌えた最初に覚えたコールなのに、最近…。 今日の主審(岡田)はレッズに不利な判定もあってくやしいがこれまでJ2でみた誰よりもフィロソフィーを感じるジャッジ。2人に羽交い絞めにされて動けないアンジーはファールをとれない。大将がいたら有利だったかも(調子悪くなければだが)。最後の1枚を切らないベンチ。あと1点どうとるのか、みえない。 「さーぽろ さーぽろ FUCKYOU!」 コンサの試合直前に流れるQUEEN「WE WILL ROCK YOU」(そーいや鳥栖のはライヴバージョンだったすね。最初から拍手・歓声入り、サスガ)のフシで珍しく野次コール。次の曲は「WE ARE THE CHAMPIONS」だよな…。なんかヤケクソ。 さらに決められ(86分大森)ビハインドになってからロスタイムに吉野。トモをいれるならせめて同点直後だろーが!(怒) あと3分。あと3分で2点返す!という意識からもっとも遠い向こうのコーナーでごちゃごちゃボールを出したり封じたり。ラストチャンスはペトロの宇宙開発弾。あ”〜〜〜〜〜〜〜〜 たぶん勝利の歌、メガホンの音できこえない。わたしたちのいるところを残してスタジアム全体が生き物のようにうごめく。応援に集中して感じないようにしてたけどずーっとそうだった。 「みんな、なんで残ってんの?」 騒ぎがおわってもまだ動かないみんなのために、UBが運営側にかけあって20分時間をもらったという。なにか言いたいことがあるから残ってるのだろう、言ってどうなることじゃないかもしれないけど、言ってみ。声がきこえるように前のほうにずるずる集まる。あんなでかい声でヤジ飛ばしたり応援してんだから恥ずかしいことない、って…そうすね(汗)。監督について、今日の内容について、大原での練習内容について、レッズは本当に弱いチームになってしまったんじゃないか。前にいたUBのひとからは、例のダンマク「男と男の約束」の約束について。やる気ある選手とない選手がはっきりわかった。これからなにをすれば……。目標はJ1にあがること?J2優勝?J1で優勝できるチーム?(質問に各自挙手)違う目標で応援しているサポをまとめてもっと強く応援していくには? ここで言ってどうなることではないことを言いあううちに、それでも一点を確認。 (監督、チーム、練習、そんなのわかってるーっ!そんなことじゃなくてとにかく勝てなくてくやしい〜〜〜〜〜)と心の中わがまま全開でうつむいてたわたしにも、ようやくその一点が届く。 駒場の応援について新たな提案が出る。これからどうしようという話を、次の新潟戦にむけて前向きに転化しようとするコールリーダーと居合わせたすべてのレッズサポーターの、レッズと個々のレッズサポを愛する気持ちにうたれ、ゴミをひろってボランティアやスタッフに感謝と謝罪をして出る。 |