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【2000/07/09】 さあ選手入場!――と思ったらガキ共だった(大スカ) | |
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Jリーグ旗とサガン旗を掲げるJR鳥栖駅構内 準備完了のサポで染まるゴール裏2階バック寄り メインからみたゴール裏。また来ることはないだろーからとあれこれ撮りまくったが… 「人生がこれからの人と人生を捨てた人」とは写真をみた友人の弁。現戦況では反論できず(怒) 真・選手入場。「あとは2点差になったら」と思ってカメラをしまったらそれっきりに(哀)
今回の旅程 20000708〜09 東京 18:03 | 寝台特急 はやぶさ・さくら 朝、車販おばさんから購入した徳山「あなご飯」920円。意外に美味 | 鳥栖 10:27 鳥栖駅名物・中央軒「かしわうどん」290円。出汁も鶏風味。店の壁にサガンのポスターが 【鳥栖スタジアム】(駅前) 11:30開場 13:00キックオフ 鳥栖 15:24 | 有明34号 二日市 15:34 【二日市温泉】(駅徒歩10分) 「バーデンバーデン」460円、他日帰り温泉数軒あり、200円〜 二日市 16:50 | みどり28号・ | ハウステンボス18号 博多 17:00 【一蘭】(駅前サンプラザ地下街) カウンターのみ・1席ごとの仕切り壁・のれんの向こうで手と声だけで対応する店員が妙にエッチ 博多 17:39 | ひかり378号(レールスター) 鳥栖駅で購入した中央軒「燒麥(しゃおまい)弁当」700円。往路車中で「東西対決・前編」として食べた崎陽軒のと同様、経木の容器入り。タマネギ入りのしゅうまいもいいが、「かしわめし」と同じ鳥スープで炊いたごはんがめちゃうま。くやしくて涙が… 新大阪 20:27 新大阪 20:43 | ひかり134号 東京 23:43 ……帰りに観光したくなるような試合、たのんます(泣)! |
素晴らしいスタジアムだった。ゴール裏2(.5?)階からこの試合の一部始終が(向こうのゴール際までも)よくみえた。決して素早くないパス回しがあたりまえのようにさらわれる。その展開を止める結果はファール。鳥栖・三原のFKの鮮烈な弾道。小野に集まるボールが次をひらかない。まわりが小野を理解していないからなのか、小野のプレーが良くないのか、それはひよっこのわたしにはわからない。どこか集中力を欠くCK。人柱のようなアンジー。相手ゴール前に立つピクン。待機するヤマ。ボールをとめて怒鳴る阿部ちゃん。しかしレッズはどこ? 芝がよくても戦えない? それでもDFラインの統率を感じる瞬間や、最後の判断は甘いがボールを追うミヤ、そしてなにより岡野の素晴らしい走りとセンタリング(でも誰も来てない払ってない!)。泣きたい気持ちでコール。決して多くはない鳥栖ゴール裏サポの応援とそれに呼応する両スタンドのファン。それに対してあまりにプレーが続かないので尻切れになるわれらが応援。でもすかさず次を投入し(あんまり途切れたままなんで後方からきっかけが投げられたこともあったが)、ヤジが飛びそうなシーンでも励ましとコールに転換し、こんなに「見えて」いても、ほんのわずかな光で、逆転を信じて応援し続けた。89分までは。 2点目を決められたとき、目の前でペットボトルが飛び、あとは止めようがなかった。ウーロン茶の入ったペットも飛んだ。やめてと言った自分は投げるほどの力が残っていなかっただけかもしれない。真夏の13時キックオフ。コンクリートと金属のスタンド。後頭部から照りつける太陽(それでも顔面に陽があたるホーム側よりましなハズ)。ペットボトルがふんだんにあったのは、炎天下に暴れてもぶっ倒れないよう空のペットに水を汲んでおいて掛けあおうという呼びかけのせいもあるが暴れるためではない。 逆転を信じてた。でもその信じたくない失態を眼前に、応援するわたしたちのほうが先に負けた。一転して怒号と無力感が暴発。サポ崩壊……。下の階(前列以外の人からは構造上見えない)にいた幼子連れの夫婦サポや地元のサッカーファンのことなど、意識の外だった。見えてなかった。 「最後まで戦え!」「無駄なカードとんな〜」「つまんねー試合しやがって」。まだロスタイムあるのに。サポ席に立っていながら選手を励ますことができなかった。ごめんなさい。サポが先に暑さに負けてどうする!? 試合後、よろよろ寄ってきて整列もとれず堂々としてない選手を目に情けなさがあふれだす。ごめんよ。またペットが飛ぶ。自分への怒りにつぶれそうだ。 気持ちいいサッカーやって勝って欲しい。大分戦でできると思ったことは幻だったのか。 ゲートを出て、メインスタンド裏側とJRの線路の間を駅に向かおうとすると、そこにカーテンがひかれたレッズの選手バスと、それをやや遠まきに眺めるレッズサポらしき人たち。バスの後にはロープが張られ、おそらくは出待ちの親子連れや少年、およそ赤くはない人々が並ぶ(小野のサインとかほしいのかも)。試合後のいつもの光景なんだろう。そこへ警備の人が「今日は何が起きるかわからないから」と並ぶ人々を諭して敷地の外側へと誘導。と、ここまでは「何が起こるかみてやろう」という気持ちも少なからずあったわたしは、すまない気持ちになって退去した。 帰路、鳥栖から特急10分の二日市で一旦降りて二日市温泉の立ち寄り湯でもろもろ流す。降りたときに前にひとりだけ赤い「8」の人がいたので「地元民なのかな」と思ったら、同じこと考えてたようで笑いました。その人は「今日は運がなかったんですよ」と言い、歴史を知る年季のはいったサポは違うなあと腰を抜かしそうになる。が「心配なので厚別の前に室蘭行かないと」と言下に無念さ滲ませて。ストレートに「あううっ!!!」なんてほざいてるあたしはホントひよっこっす。 |