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【20011017 17:26】 オマエの/オレのPRIDEじゃない、オレたちのPRIDEのために | |
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準備中のゴール裏。離陸直前の飛行機のエンジン音がときおり空気を揺らす UBがコンコースで制作・乾燥中「恥を知れ!“赤”に誇りがなければ(以下に続く) その後、メインスタンド選手入口付近に掲示 入口で係員が「屋根があるのはメインとバックスタンドだけです」と叫んでたが…どうしろというのか 降格順位表まで掲載の親切設計。「痛っ!中払一発退場で連敗」他、イタい話満載(無料) 電気がついても…ゴール裏は真っ暗でした リプレイとか流せないJ2仕様(←コラ)の電光板に名前が並びスタメン発表 挨拶を終えがっくりうなだれる阿部に、この直後、啓太が走り寄る
今回の旅程 20011017(wed)-18
渋谷 10:13 | 東京 10:43 東京 10:53 | のぞみ11号 博多 15:57 博多 16:20 | 福岡市地下鉄空港線 福岡空港 16:26 福岡空港 16:35頃 | シャトルバス 160円 博多の森 16:45頃 【博多の森球技場】(福岡空港、地下鉄・福岡空港駅下車、シャトルバス10分) 16:30 開場 【スタジアムグルメ】焼きちくわ300円(写真なし)、友人に半分もらってビールの友。イカ下足南蛮500円つう気になるメニューも。 いやそれよりなによりピッコロのTシャツという極悪グッズがあったらしいのだが(未見。悔やまれる)。 19:04 キックオフ 博多の森 21:40頃 | タクシー 福岡空港 21:45頃 福岡空港 21:50 | 福岡市地下鉄空港線 天神 22:01 「大名居酒屋まっちゃん」 ↓店内はこんな。 いろいろ食べた。地鯵の塩焼きがめちゃうまだった。あ、お通しが3種類あったから交換した、とか、サラダでかかった、とか記憶が散漫…疲れ果ててたらしい。 長浜屋台「けいじ」(警固交差点) ネギラーメン、長浜だけどスープがちょっと変わった味(鶏ガラ入り?)。今日出てない中払と、途中交代した山下がそれぞれ連れと出没。福岡ってヘンな街…。 もう少し時間が早ければ、中州の屋台で地物の天ぷらとか貝焼きとか食べたかったなあ…。 【福岡泊】 西鉄イン天神(\5715)。ネット使い放題ってことで選んだんだが、風呂出て、ちょうどBS1で録画中継始まって、ヤマのコールではっと起き、…延長分あちこちカットされてて全然つかめず、はっと起きたら永井が決定的なシーン!をハズし、そうこうするうちに終わった。仕事もせずに朝。 天神 06:41 | 福岡市地下鉄空港線 博多 06:47 博多 07:00 | ひかり356号レールスター 新大阪 9:44 新大阪 10:03 | 東京 12:53 東京 12:58 | 恵比寿 13:18 仕事へ。 |
自分を呪った日から4日。 出発前に出た結論はシンプルに「らぶ~」(悩んだわりにお気楽…)。 チッタが「おまえたちはできるんだ」と言い続けてできたこと。ナビスコで鹿島に負けたあの試合までに確かに見えた、見た、から、信じる。いま一度。そのパワーを信じる。 雨がやみ、冷たい風が吹く。暗い。ぎりぎりまで電気つけねえ気だな>アビ。屋根のない緩い傾斜のゴール裏で、200人? 平日夜、福岡に、5連敗を決めたあの試合の後、来た。「共有しているもの」に自然と意識が集中していく不思議な緊張感。 突然、メイン寄りの端で拍手と低い歓声。選手が到着。通路を通る選手の名を呼び「がんばれよ」「応援してるぞ」――選手が顔をあげる。はっとした。入ってきたときは俯きがちだった…。 やろう。やれる。 ベンチに座ってるたぶんあれがアリソン?うん大原行った今日は来れなかった友達がペトロに似てるって言ってたからきっとそう!(遠めに何かが似てます)って何人かで手を振る。気づいて振り返すアリソン。やった☆ トゥットが振り返ったのでトゥット~と手を振りガッツポーズ。トゥットもガッツポーズ。 「路木~」「がんばれよ!」「自分で言ったことを忘れんな!」こっちを向いた路木の顔は「おう!」。 アップ中の選手に声援が飛ぶ。どっから来たひともゴール裏ややメインよりにぎゅっとかたまって、トゥットの歌。エメの歌。スタメン発表すげー駆け足。だけどがんばれーと気持ち込める。ふとまわりをみるとなんか清々しい顔。主審にも拍手。あ、もちろん敵のくどいキャッチコピーつき選手紹介にはブー、しかし「さあみなさんご一緒に!バ・デ・ア」てのには絶句。コールリーダーの1人がみんなに座るよう促して肉声で語りだす。この3日間ずっと考えたこと。でもオレたちは応援するしかできないってこと。今日ここに来たみんなは、少なくとも浦和に6万人いるんだよ、そのみんなの気持ちをさ、感じて、精一杯やろうよ。来たくて、来れないヤツのためにも、オレたちが声出そうぜ!? 以下少し長いお話。「みんな、いい顔してるよ」。キーワードは「愛」だった。泣く。 2年前、同じ博多の森でVゴール負け、結局そのアビスパと勝点差1でJ2に落ちたレッズ。でも自分はその試合をナマで見ていないからだろう、なんとなく…去年6月の大雨の大分戦を思い出していた。怒りの応援拒否の次の大アウェー、同じように少人数、どうしても応援したい人だけが来て、タイコなしで声だけで。力になることだけを願って。試合はウィルのFKで失点、しかし後半ヤマが気迫のシュートでゴール、結局引き分け。いや。こら、縁起でもねえ。 気づくとメインのダンマクがめくれあがってる。BOOTSの以外全部。いやーっお願い戻ってもう一度吹けよ突風! 洋平が復活、TUTOが復活ーパチパチ、しかしヤスと永井がいつまでも…(泣)。誰か気づいて直してよぉ。 コールリーダーが最前列と真ん中と最後尾につく最強配備で誰もかれもなく最高の気持ちをピッチの選手に送る。はじまってすぐ、見えた選手の気持ち。この世に「絶対」というコトバはないといわれても「絶対」はここにある。ヤマがおそらくエメと話して練習したんだろう連携でチャンスつくり、城定と交互に上がって永井とトゥット絡んでピッチを広く使って崩しにいく。早いプレス、諦めないスライディング…。って言うのは簡単だな(笑)。ヤマが永井がドリブルで仕掛け、いやその前に素早く、時にタメてこっちのリズムつくってく阿部! 興奮、歓声、選手の名、あちこちから聞える中、コール。 怪我をおして強行出場した阿部の強い気持ち。開始数分も経たないうちに阿部が倒され担架が呼ばれたときも、コールを止めずに見守る。だめかもしれないと思わなかったといったらウソだ。しかし勇者はたぶんたくさんウソをついて一番大切と思うもののためにピッチに戻った。先制したい、先制したら2-0にしたい、そして彼を休ませたい…。 マフラーまわして阿部の歌。あと少しの何かを欲しがるトゥットにトゥットコール。ピンチを啓太が踏ん張ってゴールキックに変える。ケータ! CK蹴りにきた廬にブーイングかます。とこっち向いて両手で煽る煽る。そのすぐ後、クリアボールが腹に直撃(プ)。 カウンターからヤマが素早く攻め上がる。ドリブル、中に行くか?と思ったらなんとスルーパス!その先に走りこむエメ!!うぉーーーこの位置エメなら絶対決める!ぎゃーーー後ろから人が落ちてきて自分も友達の手掴んだままイスから落ちる…。1-0(14分)。ノブヒサ!暢久コール。エメの歌。 その後もヤマのプレーに興奮して歌まで歌う。ヤマが行く。啓太がバックアップ、でもたぶんそこを狙われる。てゆーかあたしは敵の攻撃をほとんど見てない。だってピッチの手前右半分が、ちょうど真ん中でゴミバコに乗っかってるコールリーダーとタイコの影になってて、そこにボールが入ったらただひたすらブーイングと祈るのみ(爆)。たいていCKになって洋平の名を呼びウラワレッズコール。 永井がプレスかけ、あいたスペースでトゥットと何度もワンツー試すエメ、ミドルシュート立て続けに打つ。ビバ!エメ!ララカンピォン!! トゥットがドリブルシュート。トゥット!トゥット!トゥット! その後も何度も削られ、それでもタックルかます阿部を早く休ませたいとみなが願うが、前半は1-0で折り返し。 ダンマク更正してハーフタイムが終わり、選手がでてくる。そこに被さる大仰なイントロ…「EYE OF THE TIGER」。がくっ。蜂だろー。 永井がみんなに声をかけてる。円陣に向かってオレたちコール開始。ハーフタイムになぜかゴミバコが撤去されてて視界も良好(爆)。どっからでも来いよレッズ。 が。しばらくの間、半端じゃなくアビスパペース。攻め込まれてピンチ、ブーイング。またピンチ。ブーイング。それだけじゃなくて何か……。失敗しても、いいプレーには拍手、名を呼び集中を叫び、耐えろ、声援まじえつつ、気持ちは切らずに応援し、し続けて。なかなか出口が見つからない、でもここを無失点で乗り越えれば必ず勝てる。ボールとともにこっちへ来い!誰かオレたちの選手…。 敵の猛攻が長引くにつれて、バックスタンドのゴール裏に近い一箇所に縦にぎっちり陣取ったアビサポの存在がいちいち悔しく映る。効果的、なんだ、きっと。それがどんなにどんくさくても、ここはやつらのホームだと。 あたしらのいるゴール裏の声は構造上は響かない。地を這え届けよ。手ごたえを前半までにつかんでたから焦りはなかった。 どのくらいたったろう? トゥットのクロスがフリーの永井に。永井のシュートはハズレ…。次だ永井。向こうから次に目の前に飛び出してきたのはヤマ、あっと思ったときにはGKに倒されててうわーPK!(喜) 誰?倒れたままのヤマに圧し掛かってゴロゴロ…大喜びはトゥット。トゥットのこの数カ月の苦しみを思った。そう、シンプルに点が欲しいんだ!! 前半の力ないFKとかを都合よく忘れてあたしの中ではトゥットがキッカー。阿部がエメをなだめてるように見える。トゥットがボールをセットして構える。え、そんなんでいいの?と不安俊足で駆け抜け、へろいシュートはGKの手に。…。どんな声がピッチを満たしてしまったのかはわからない(67分)。 最後まで集中しつづけると自分に課してたのに…ごめん。トゥット…気にしすぎんな…つかどうやってトゥット励まそう?、でも阿部だったら…とか、しばし失敗に気持ちいっちゃってたと思う、気づいたら敵のFK。やってしまった。この数分を取り返すべく最大の声を送る。ボールは壁の向こうへ。何も起きない。だいじょぶだったの…かな…にしては…妙なタイミングで誰かが走り出し旗があがる。ぇ……(バデアが蹴ったFKを洋平がこぼし、服部に詰められ)1-1(69分)。 ウラワレッズコール。さあほんとにリスタート。流れは再びオレたちに。城定が直接FK、わずかにバーを越え。ヤマがエメがトゥットが再び絡み出し。城定のシュート!?は大ハズレだったような気がするが、よし。「大脱走」、取るぞ1点。またいいところでFK。今度は阿部。いくらなんでも足が心配…。バーを越える。永井が中盤でポストプレーしてたと思うといつのまにか最前線に。ボール来なくても走る。つーかエメ、出せ!永井怒れ! 敵の汚いプレーや時間稼ぎの度に、コールリーダーが「オレたちの流れを失うな」と叫ぶ。 でもいろいろ修正がきかなくなってきて、攻め急ぐあまり阿部を越えてボールは前線に。永井はゴール前でポストするわ、サイドがガラあきでも誰も使わない。ピッタはなにをどう指示してたんだろう…。永井の迷走止まらず(自信もってがんばれとコールしたけど…自爆オフサイドの嵐)トゥットの気持ちは戻らず、阿部がフォローに走ってきてもエメは独走モードに戻り…。 ロスタイム近く、エメのクロスに永井が飛び込む!痛恨のミス…。起きろ永井。ロスタイムが表示される。敵のボランチ野田が2枚目のイエローで退場。力…ぢゃない声振り絞るがしかし攻撃モードに移れず、延長戦へ。 相手が9人じゃないと勝てねえって!? 10人ならV勝! 呂比須も中払もいないんだよ。勝つんだって! 延長戦直前にもふたたびサバイバーの曲が鳴り、でも出陣するわけじゃないからなんだかまぬけ…。ヤマのクロスに城定が飛び込む。バーの上。敵は引き分け狙い?でやりにくい。トゥットから達也に(96分)、エメからヤスに(103分)交代。… 監督から何か託されてないのか? 阿部来い!啓太来い!と願うがかなわず。怒りのゴール、は無理、だよね…? みんな闘ってるが――ピッチ半分ぐらい使って。それじゃ優位は生かせず。井原!洋平!見て指示出してくれーと願う。 もうすぐロスタイム? 阿部のパスを達也が受けてそのまま反転、早く!打て!! シュートはGKにおさえられる。次のチャンスで取るぞ絶対!と思ったら笛。ロスタイム短すぎるー!! 足を鳴らして抗議するが試合は終了。1-1引き分け。 6試合ぶりの勝ち点はたったの「1」、……覚醒も陶酔も、まだ全然足りねえとさ。順位は15位、年間順位は変わらず12位、すぐ下のマリノスと勝点差は0に。14位アビスパと差は変わらず1。そう、どうしても落とさなきゃいけない相手だった…。 片づけを終えた後。来たときと同じ通路を通る選手に、残ってた人が声をかける。クルヴァな数人は永井にはやめちまえ!いらねえ!とものすごい情熱。でも永井はたぶんそう言われて発奮するタイプじゃない…。永井~。次こそゴール。勝とう。 埼スタで選手バスに向かった夜がようやく終わった気がした。 ここからだ。
☆ ちょっと前からウワサの新選手、この2日前の10/15(月)公式HPで発表さる。え。なんでMF。…ピッタの教え子、21歳。衝撃を受けるも、応援するしかねえ。アドリアーノは同日登録抹消。ピッタと心中するのねフロント…。他人事にしてぇ。ぅぅ。 ☆ 【いらぬ後日談】この日は出場停止だった中払。3日後FC東京戦でケリーを破壊(右ひじ靭帯、全治5~8週間)、伊藤哲也を破壊(肩、3~5週間)。ひぇ~、、、いなくてよかったぁ。
表紙コレクション
[20011017 21:35] 最後まで選手の名を呼び、吠え、 埼スタで暮れた夜がようやく終わった さあ行こうぜ!? |