アナタに、愛國のウェ〜ブを送ります
土曜の夜はカウントだうん! ハァー イぐる〜び〜でぇーす。さぁて今夜ご紹 介しちゃうのは、いまテクノ界で最ッ高 〜にアツい「アシッドみゅ〜じっく」! アシッド史のおさらい&未来酸の展望、 つーわけでくれぐれも酸欠にはご注意ねッ! ●その甘酸っぱい歴史 あ〜、そもそもぢゃ、アシッド音楽ち ゅ〜モノの起こりは、時は西暦一九八七 年、北米シカゴ市の皿廻しDJピエール が…むむっ? こらッそこの学生ワシの 講義中に居眠りとはけしからん! えッ、 その話はいーかげん聞き飽きた? 試験 に出るとこだけ、サクッと教えてくれ、 ぢゃとォ? ぐぬぬ…やむをえん、では 要点だけ教えるから、きっちりノートを とるよーに! '87年に『アシッドトラックス』(TRAX/ TX142)が登場すると、コレがも〜大人気。 早くも同年、タイリーの名曲「アシッド オーバー」が登場するなど、類似品が続 出。翌'88年はすでにブームの頂点で、 L.タウンゼル、M.ヨシュア、ロッキー・ ジョーンズまでがアシッド制作する程の 賑わいぢゃった。この幻惑音楽に欧州も 熱狂して、同じ'88年、ロンドン発のアシ ッドオムニバス(BPM/BPLP01)も登場し とる。ま、あさはかなニセ物ぢゃがの。 このぶ〜むにトドメを刺したのは、F. エディ師の「アシッドサンダー」や「マ イ・メロディ」かも知れんの。前者は雷 のSEで始まって「あっしーあっしーさ〜 んだ〜」と軽妙な合唱入り、後者は壮麗 なる哀愁ピアノ+酸。師は、アシッドち ゅーモンを根本的にカン違いしとるな。 そこがまた、エエんじゃが…。そして'89 年、シカゴ家の主流はヒップハウス(コ レの話は次回の講義にて。本気ぢゃ!) へと移行してしもうた。 草創期の大物たちに代わって酸王の地 位についたのが、'88年から酸ひとすぢの 名匠アルマンド師。初期名曲「151」 で明らかなように、テンポの速さ・フレー ズの抽象性・新しいリズム観(タテのり!) で、酸家の世界を完全に革新しよった (それまでの酸楽フレーズは、ワリと旋 律的。M.ダンがその美風を継承)。今 日のアシッドは、いまだに彼以来のスタ イルのモノと言えるぢゃろ。 また'89年には、Mr.フィンガース(L. ハード)の酸集『アムネジア』(図)も登 場しとる。その流れるような横ノリの美 麗酸は、アルマンドとは正反対の方向に、 孤立した絶対の巨峰を築いておるのぢゃ。 |
●酸美の真相 なにッ、もー退屈したッ? 講義はま だコレからぢゃぞ!えーい、よいわ最後 に酸楽本質論! アシッドといえば303(及びその類似 音)、という見解は誤りではないが、決 して酸の総てには非ず。アシッド音楽の 本質は、「単純・反復・音色・律動」の4 拍子。単純なればこそ、吟味された要素 だけで構成されねばならぬ。本格的酸楽 は、とかく旋律に乏しいと言われるンぢ ゃが、その優れた作品においてはタムの ポコポコ・ハットのチャカチキまでが 「唄」をなしてをる。それどころかウッ ディの名曲を聞いてみィ、「4つ打ちキ ック」の一発一発までが「唄って」をる ぢゃろ! ん?…ややッ、見渡せば教室 に学生が一人しかおらんではないか。い つの間に! 「先生、しつもーん。ハードフロアはい つ出てくるんですかァ?」 ぐぬぬ。確かにそれも重要ぢゃが、む ォ〜本日の講義はこれまでッ! (13k, jpg) Mr.Fingers「Ammnesia」 Indigo/CD Fing 2 本名での昨年盤「Scenaries not songs 1」(B.M.I 020) も必聴、ズバリお花系の極致! (9k, jpg) V.A.「TOP SECRET」 (WAREHOUSE/WH-100) アルマンドの「151」や ポインデクスタ「W.T. M.F.」の原曲を収録した オムニバス。オリヂナル 盤が欲しいけど未発見… |
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >