「女王国」に華開く、単細胞生物群


 '88年の世界的アシッド旋風に対応して、
「バレアリック」と「進歩的ハウス」を
生み出した英国。末流NWの見苦しい自
己憐憫と、シカゴハウスの肯定精神(=両
刃の剣)を野合。すなわち、ヤク中根性と
結託したベンサム式功利主義。「ハッピィ
でいこ〜ぜ〜」とワメきながら腐るだけ。

 そんな状況からニュルンと逸脱してい
くのが、本誌でおなじみ大バカ連。まず
は英国最良心的レーベルのピ〜スフロッ
グが、良心をかなぐり捨てて(?)世界に
贈るシカゴ系スコットランド人、N・ラ
ンドストラム。前号紹介クリスちゃんと
の合体盤は連携イマイチだったが、新作
『M.C.Cap ep』(PF36)は目の前が真黄色
になるほどのバカ臭さ、お見事っ。そし
て北方ヨークで繁殖するバイ菌くん(正体
はティム・ライト)の最新作(図)にゃ〜
全世界のDJがア然、閉口! キミはこの
盤を廻せるか?!

 (26k, jpg)

  GERM「Gueule de Bois
  /Swim EP」GPR/Genp(x)35
  バイ菌くん(第3のティム)の
  佛痴戯理わ〜るど。言わば
  ダブアシッド環境ガバ電子
  ジャズ(バカみて〜な形容)、
  しかもすっごくポップ。この
  菌糸に絡まれたら、も〜最期


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Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >