指とお花が触れ合う時


 夏はやっぱし、とゆーことで、とっと
きのお花ネタをご紹介(実は今年も「夏
のお花特集」をやるつもりだったのだが、
連日の暑さで生体メモリがダウン。忘れ
てました〜♪)。

 なぜか今まで未紹介、シカゴハウス草
創期から活躍の「音楽家」ラリー・ハード。
一時欧州で、リジム・イズ・リジム(D・メ
イ)の正体と目されたのが彼、といえば
その実力はおわかりね(作曲では、ハー
ドの方がメイよりずっと優秀)。初期は
歌手R・オーエンスとのフィンガーズ・イ
ンク、後に単独でミスター・フィンガー
ズとして活躍のハード。初期のアシッド
からブラコンみたいなことまでやってる
が、一貫してお花感覚あふれる涼しげな
ポップを提供。夏っぽいエレピと幽玄な
弦楽の響き。至高の音楽宇宙への揚力と
悩み多い地上の重力が、微妙な地点でつ
り合う浮遊感。図の銘盤は余りに良すぎ
て、慌てて聞いちゃーモッタイない。一
日一面ずつ、大切に聞こーっと。
 
 (k, jpg)

  「CLASSIC FINGERS」BLACK MARKET
   /BMI LP024 最新盤、ハードの初期傑作選

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