「最後のロックバンド」は、LAパンク のブラックフラッグ。西欧文明の腐敗の 根源を問い、ロックの臨界値を究めた彼 らは、シカゴ=デトロイト革命の前夜 ('86年)、最高傑作を残してきれいに解 散。しかし本誌でおなじみ中西部アシッ ド軍団が、彼らの戦線を受け継いで闘っ ている。剥奪をバネに、荒廃の中から新 しい感情への意志を追求しているのだ。 (8k, jpg) COMMUNIQUE/COMM 006 「ESPはムショへ 行く」との声明入り。え〜、それホント? そんなステキな中西部軍団だが、今年 に入ってからやや元気なし。特にアナロ グ関係の7インチは、あまりお買い得と は思えない。最近イイと思ったアナログ の1,3番、ドロップベースの2,11,15番、 UC108番などは、すべて昨年以前の盤。 ウッディの発掘した新人たちも、今んと こアタリは半分(コミュニケ4番'70年 代狂のイノセントと、同5番バカ笑いの DJアプーロが光る)ってとこ。ウッデ ィ自身による、図作品のデキには不満。 次号では、も〜ちょっと楽しい話を書き たいぞ〜。
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >