新春スペシャ〜ル企画

いざ、ドキムネの初体験 握るマイクに汗ジワリ


 世界の音楽文明は大きく分けて2つ、すなわち「カラオケ文明」と「ダンス文明」。カラオケ文明は本拠地極東から世界進出を狙っているが、ダンス文明はそれを押え込むべく各国の包囲網を強化。この一触即発の情勢下、職場や学園で「ニッポン人ならカラオケがキライなワケがない!」という圧力を感じた人も多いハズ。この緊張がさらに高まれば、クラブ族など、敵のスパイとして特高警察に即タイホ!ともなりかねない。

 そこで、保身に巧みなわがデジビ(最低…)。不敬罪とかそーゆー事態を避けるため、スタッフ一同でカラオケ修行へ。いや真実の目的は、いま話題の通信カラオケ「X2000」と「DAM」の実力を探ること。MIDIデータでナマ演奏なんてテクノっぽいし、それにテクノ歌謡もアルちゅーでよ。

(23k, gif)

なぜか南洋の楽園、そ〜か「イブとアダムのいる所」かっ。
でもどして平沢のド演歌はナイの?

 まず「X」の曲リストを見ると、おおハルメンズがある。戸川純、ゲルニカ、ヤプーズも…どして? 誰かが「隣の印度人」を選曲したので仕方なくマイクを握ったら、意外にもちゃんと唄えてビックリ(そんな自分がヤ)。他にテクノ歌謡では一風堂「すみれ」YMO「胸キュン」矢野顕子「春咲小紅」などはもち装備されとるが、往時の繁栄を知る者にはジューシィフルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」やはりコレです(ジューシィの現代版がピチ垢覇瑛佑縫瀬気)。で、ナゼか御三家(プラ・ヒカ・P)はナシ。

 ここで解説。通信とはいうけど、実は店内のホスト機に数千曲分のデータが蓄積されていて、れを読み出してシンセを演奏。打ち込みは概して上手だが、イヤなのはアリモノをタレ流しの映像、コレが「原宿駅前で待合せの男女」とか「外国でジョギングするデブ」とかダサいったらも〜。それでも曲想に合わせようという意図は窺われ、ゲルニカ「夢の山嶽地帯」では絵ハガキみたいなお山の絵が映るので笑ってあげませう

 「DAM」の部屋に移ると、ここにはPモデル「2D」アリ。そして激アヤシいのが「テクノバージョンカラオケ」。「恋のバカンス」「17歳」「恋の奴隷」といった名曲がリストされているが、エーベックス風にウルサく編曲しただけで呆れ。しからば電グル「富士山」は…と聞いてみれば、ムムッ、この打ち込みはお見事! 原曲よりずっとイイ、アッパレこの無名の打ち込み屋は卓球を超えたっ。そーゆワケで「テクノカラオケ」一聴の価値はアリ。ちなみに料金(部屋代)は昼間2時間ハシゴして2千円。


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