いま蘇るＤＡＦ・超特別対談

VOOV DELKOM FORCE「GENERATE/ELIMINATE」ROUGH TRADE
/RTD176.1854.3　連合軍で大攻勢をかけたガビだが…

　初期アシッドの名曲(唄モノ)を聞いて「ＤＡＦみたい！」と思ったヒトは多いはず。この変態流の創始者にして、しかも全盛期のビデオでは踊っているガビをゲールがＨな視線で追いかけるだけ(ホモ)、という展開のなさでド肝を抜いてくれたＤＡＦ。そんな彼らの対談が誌上で実現！

ガビ「よー久しぶり。懐かしいな」

ゲール「ところでダフって読むヤツがいるけど、ディーエーエフって言ってほしいな。再結成アルバム('86年)の冒頭でもそう言ってるだろ？」

ガ「あのレコード、評判悪かったな～。いきなり歌詞が『セックス、セックス』だろ、考えたら恥ずかしいや」

ゲ「日本では５００円で叩き売ってるらしいぜ」(注・本誌が買った)

ガ「でも、そんなにヒドくないと思うんだけどな。エレポップだけどさ」

ゲ「元祖アシッドのオレたちが、アシッドブームの前夜にエレポップやっちゃマズいよな。英語で唄ったのも良くなかった。で、お前のバンド、デルコムは最近どーしてんの？」

ガ「ブーブ(トレゾーのコンピでおなじみ)と組んでＣＤ出した。聞く？」

ゲ「ふんふん…なにこれ２アンリミテッドかと思った。３曲入りったって、ネタはみんな同じじゃん。とにかく鳴らし過ぎだな。オレの最新ソロアルバム（ROBERT GORL「THE RAPIE」diskoB・db23）を聞いてみろよ」

ガ「ふんふん。アシッドハウスはいーけど、ちょと単調すぎねーか？」

ゲ「そこはＤＪの料理しだい」

ガ「またそーやって自分だけラクして…。それにお前、ドラム止めてからちょち太ったんじゃねーの？」

ゲ「何ぬかす！　おめーこそオバはん(サバ・コマッサ)に鼻毛を読まれてヤキがまわってんじゃねーのか？」

ガ「何だっとぉ～？（ケンカ）」

　というわけで、われわれファンには残念だが、ＤＡＦの再々結成は遠い未来のことになりそうだ。