で、シカゴアシッドはテクノなのかハウスなのか? ムリに苦しい説明をすれば、テ クノってつまり寄生虫みてーなもんでぴょ。ロックが盛んだった頃はロック界の片隅に 棲息し、今はハウスの方法を借りてダンス音楽として生き延びている。どっちも言わば 仮の姿だが、テクノに真の姿なんてない。テクノは思想ウィルスだから。それがシカゴ ハウスの人に取りついた時、アシッドという形をとる。こんな説明じゃダメ?
では本題。以前買い逃したアルマーニのLP(「RIGHT TO SILENCE」ACV・DP006)を発 見。しかし本誌の「想像図」に似てたのはヒゲだけ。恥だな〜。彼については別の機会に詳しく書くが、とにかく内容はバッチリ。
「新世界秩序/第2世代」(MUZIQUE・MR110)は新人オムニバスだと思うが、8トラック 丸ごと本物のアシッドハウス。さすが! そしてアートワークが不気味&マヌケなテンシ ョンからは、ナゾの新人(欧州人?)キルリアン登場(下図)。これがヘンな作風で予想外 の感動。さあて面白くなってきた! ハミ出しも見てね!
KIRLIAN「DIE FERTIGEN」TENSION/TEN1002 「2年間保証付き」の大バカ船外機。 フロア志向は薄く、白人臭さ(?)もあるが、 非常に練られた音。正体はエイブ・デューク
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