シカゴの正体ついに見た?

 今月もシカゴでゴォゴォ!とゆーワケだが、その前におさらいを。花も実もあるデト ロイトテクノに対し、血も涙もなければメロディも和音も構成もないのがシカゴアシッ ド(前号までシカゴテクノと呼んでいたが、今月から改称。ただしアシッド‖303 ではない)。特に唄のない「トラックもの」は、ただただリズムと骨格だけ。貧しい…。でも上手いDJが廻すと、これが史上最強のダンス音楽と化すのだ! なめんなよ。

 で、シカゴアシッドはテクノなのかハウスなのか? ムリに苦しい説明をすれば、テ クノってつまり寄生虫みてーなもんでぴょ。ロックが盛んだった頃はロック界の片隅に 棲息し、今はハウスの方法を借りてダンス音楽として生き延びている。どっちも言わば 仮の姿だが、テクノに真の姿なんてない。テクノは思想ウィルスだから。それがシカゴ ハウスの人に取りついた時、アシッドという形をとる。こんな説明じゃダメ?

 では本題。以前買い逃したアルマーニのLP(「RIGHT TO SILENCE」ACV・DP006)を発 見。しかし本誌の「想像図」に似てたのはヒゲだけ。恥だな〜。彼については別の機会に詳しく書くが、とにかく内容はバッチリ。

「新世界秩序/第2世代」(MUZIQUE・MR110)は新人オムニバスだと思うが、8トラック 丸ごと本物のアシッドハウス。さすが! そしてアートワークが不気味&マヌケなテンシ ョンからは、ナゾの新人(欧州人?)キルリアン登場(下図)。これがヘンな作風で予想外 の感動。さあて面白くなってきた! ハミ出しも見てね!

(43k, jpeg)

KIRLIAN「DIE FERTIGEN」TENSION/TEN1002 
「2年間保証付き」の大バカ船外機。
フロア志向は薄く、白人臭さ(?)もあるが、
非常に練られた音。正体はエイブ・デューク

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