そのフンイキだけでも伝えるために、この日熱演「ブンガブンガ」のMCを紹介しよ う。「最近聞いたコワい話。友だちが、石ケンに追いかけられる夢を見たんですって。 『何をされるかわかんないから、すっごくコワかった』と、言ってました」 あげくに登場、やっとテクノだ千葉レーダー。スッカスカのアナログサウンドに乗っ て、ヘンな野球帽の男がムッチリした腰を振りながら美声を披露、見事に「テクノ」を脱臼させ「ポップ」のツボを外してくれた。
「ローランドのM1」等、アナログセンスは抜群の 千葉レーダー。ぜひ金色のマイクで唄って欲しい
このイベントを主催するミル・マスカラス、いやガ・ラスカラスは平沢系インダス(?)の美青年2人組。堂々「テクノの振りして、お客を呼ぶつもりです」とウソぶいている 。しかも彼らは実際に、今後都内の「テクノ」イベントに続々進出の予定。
行動力あふれる彼らは新しいシーンを作るかも知れないが、それに喰われるこっちの シーンの脆さはどうだろう。ふざけんな!と立ち向かうテクノ野郎はいないの? ちぇ っ!
そんなユーウツ気分で、翌日「東京グレート・ブレインズ・マニア #1」(渋谷オン エア・ウェスト)に足を運んだら、いきなりヒドいバンドの登場でウンザリ。しかしメインのB2デプトは今年2月以来の熱演、近く新譜も発表とのことで感激。そして注目、おなじみディスクユニオン渋谷2号店・中野店長のユニット「アダプテッド・サン」は、ハウスの方法を借りながらも初期キャブスやドームの影響さえ感じさせる大人のテクノ。とても良かったが、演奏前にピンクフロイドの曲を延々と流したのは何だったの…?
おなじみディスクユニオン DATゾイド。プロディジー 渋谷2号店中野店長のユニ も真っ青の「お花ハードコア」 ット「アダプテッド・サン」さかのぼって10月8日「ハイパーリッチ・パルス5・テクノ特殊学級」(下北沢屋根裏 )は、成田光三郎の超破滅的DJ、グングン良くなっているメディシンケースらをはじめペインター・サウンドシステム、大浦祐一、冷却暖房、電卓と盛りだくさんだったが、驚くべきはDATゾイドが…字数が尽きちゃったぞ以下次号!
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >