一方のウッディ率いるコム一家は、ザッと数えても 2年弱の間にノベルティを含め50点以上のリリース を達成!とゆー発展ぶり。近ごろ体裁的にアングラ 色が薄れてきたのは気になるが、音の方は相変わら ず(うふふ)。ともかくココんチは、サッチンガーと D.イーベンを発掘した実績だけでもグレ〜ト。さて 最新のリリース、まず2番に半年近くも遅れて登場 (…なぜ?)のヘッド1番は、コム一家お得意の無思 想なオムニバスだが(ぐぎッ)諸橋ヒロシの大進歩 (旧作DJAX盤等に比べ)が歓喜。同11番、お久し振 りのインビジブル2はウチ的に最近あまりハヤらな い狭義のアシッドだが、「コレしかない!」とゆー 気合いに思わず引き込まれ。そして同12番R.ウィリ アムスは問題作。ウッディの言う「ヘッドは実験モ ノのレーベル」とゆー文句は単なるオドシかと思っ てたが、ついにヤラレた。駄作といや〜コム23番S. シンチが相っ変わらずのアレで、ハードフロアのニ セ者<ヘードフ口ア>って感じ。さらにサウンヅ13 のハイパラは、彼のレーベル<コンタクト>で没に したよーな楽曲を流用(推測)。…あ、いや別にそん なンばっかぢゃなくて、同12のブ〜ムボクスと14の B.ナヰトメアはどっちもマトモなハードハウスとは 似て非なる変ポップ家。特に14のB1は良き時代のNW 風で涙なくして聞けずっ、オリノコ川沿岸音楽祭・ 金ピューマ賞受賞!(ウソ)。そして新設のコム独逸 支社・テストチューブ2番のイモータリティはモロ にコムっぽい密室酸家、加えて音のスキマが活かせ れば文句なし。A.モラーニによる同3は、バムバム に代表されるシカゴ暗黒面を勝手に継承の<アブな 盤>! コム21のDREKはストレン〜ヂ&セカセカし た展開がヤングなフィーリング。キレは充分なので、 あと「もーひと押し」の粘りが欲しいっ。
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >