ガバと言っちゃーカンタンだが、各々 ルーツも違えば行き先も違う。それを感 じたのが２月17日、雪ふる中でのハイパ ーリッチ実演会「パルス11」＠下北沢・ 屋根裏。なし崩しに復活のニコ殺（帝王 鈴木）久々真剣なＰＡは、もち激速＆超 ハード。しかしそれは、ガバの形式を借 りて追求する音の運動＆構造美。ロケッ ト・モトクロスこと高橋シゲトは、'91年 ブレヰクビ〜ツ旋風の激情と興奮を現在 にリファイン。そしてエレキがんがん・ 唄も披露のソニック・ドラゴルゴ（成田 光三郎）は、彼自身が言うよーにポジパ ン…ぢゃなくてメロコア的実演・マヂメ でヘビー。 コレまたマヂメな「マンガ隊」の実演 後、ＤＡＴゾイドは童謡「ニッキ・ニャッ キ」を丸ごとサンプリングした「キャッ トフード」（あ、クリムゾンネタぢゃーな いの？）を投下、思わず全身の血が沸騰 （バカ）！ ドフロ風からニューＮＲＧ まで、一音ずつ丁寧に作られたニューロ ンの酸トランスも優美。技術向上のキュ ープラスだが、この日は楽曲がいま一つ。
さてこの夜のハヰライトは、世間の一 部に興奮のルツボを形成している超能力 学園Ｚ（写真・裏表紙)。その驚愕の実演 は…まず会場に甘〜いムード音楽テクノ 版カバーが流れ、２人の少年が「ジュテ 〜ム！」と叫んで熱く抱擁（あぁ…）。 そして初期ヒューマンリーグ風の楽曲と 「超能力」によるスタミナ野菜ジュース の調合（生野菜の香りがフレッシュだっ た）・念力比べの押し倒しゴッコ等のメ ニューを経て、歌曲「セクシィ〜先生」 を披露。まず語り、「おゐ聞いたか？ セ クシィ〜先生のバスト、95のＦカップだ って！」。あれ、速度狂のネタとソックリ …そしてピコポコのテクノポップ調で 「♪ベッドの中でもメガネをかけてる、 セクシィ〜先生〜」…コドモであること の痛みをアピール・血が出るまでの自慰 を眺めるようなこのショーは、本来あり えざる奇跡的貴重な娯楽。彼ら「Ｚ」との 再会を期して、ちゃお〜
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