「高福祉・高負担」のお国から押し寄せ る、愛欲のウヱ〜ブ。いま非常〜に気に なる北欧テクノ、その全貌を(また始ま った…)大紹介! まずは森と湖の国・フィンランド、ココ でちょっと知られたレーベルはザーコ。 だがザーコ所属ミカ・バイニオによる米 テンションへの出張盤(TEN 3003)は面 白くない変酸だし、本家のリリースはノ ンビートの実験モノ/打ち込み+サック スと唄(何なの?)/そしてマイク・イン クのアシッドなどと、ポリシ〜がよく分 からんので敬遠。そこで登場は、かの有 名なモノ・ヂャンク(本名キム・ラパッ ティ)と彼のDUMレーベル。冗談ヌキ に彼らの悪名は拡大中で、英国最良のテ クノミニコミ『マヂック・フィート』のレ コ評子も「わ、分からん!」と絶句。本人 はどんな奴かとゆーと「夏はシンセに触 ろーとも思わない、曲作りは冬だけ。気 温が零下30度ぢゃー外出もできないし、 しょ〜がね〜からおウチでシンセのつま みをイジる。ボクの曲には、そんな北国 の寂しさがコビりついて…」…う〜むフ ィンランド。ムーミン一家(再放送、見 てる〜?)も寒いと冬眠しちゃうし、そ ーゆーお国柄なのね。ちなみにDUMの 盤は10番が第1弾で(ビックリさせんな!)、 キムのデトロイト・ディーゼル名義11& 18番(ウチは未聴)が好評。最新19番 『RAIDAT』はヘン過ぎる変酸で、 踊れないがけっこーナヰス。 お次・消費税25%の国(イヤだ!)ス ヱーデンの顔役は、英ミサイルのFRE Dシリーズでおなぢみカリ・レケブシュ。 '93年には紐育EXからのチル野郎、'94 年以降はミサイルや米アナログのアシッ ド者(R&Sやハートハウス、地元のプ ラネットリズムからもリリース)…と正 体不明のカリ、それもそのはずワザとい ちーち作風を変えてるらしい。「同じコ トやってもつまんねーから」とゆーこの 男は、「酸家はマンネリ/ハードテクノ は退屈」とも言いきる23歳のクソ生意気 なテクノ小僧。地元ストックホルム・シ ーンについては「そりゃークラブくらい あるさ。とゆーよりココには、音楽以外 の楽しみ何もナシ。お皿で遊ぶっきゃね ー」と言ってるが(彼はDJでもある)、 どこかグチっぽいのが北欧人の特徴? |
でも才能はホンモノで、最新ミサイル8 番の2枚組『FRED4』は前半AB面 がハウスを崩した変テコリズムでグイグ イ〜ッ。しかしCD面は、フレディ・フ レッシュのアイデアによる「後ろからヤ レやれ〜」と連呼するイヤな曲。 さらに注目は、カリのレーベル/ハイ ブリッド。すでに人知れず20枚以上もリ リース、そのリストには『ツブれた昆虫 /キミのサンドイッチにボクを挟んでネ』 (4番)などとゆー発情的作品も。特に近 ごろスカル一家やフレディなど米国酸エ リ〜トもココから登場、超レアなので発 見即ゲットを忠告。やっと手に入れた10 番『アレクシ・デラノ/色彩衝突』は、 B面のピコポコ+携帯電話の呼び出し音 が特撰!もっと〜。 で、関係ないけど前号紹介プロファン は、マイク・インクのレーベルと判明。 ラブ・インク名義作でボロ儲けした罪滅 ぼしに地下酸士を支援してゐるかと思い きや、ココんちのお皿はほとんど彼の変 名盤。なァんだ…。あのスヰ〜ト・ライ ンハルトだけが、彼の兄弟の作品だって。 (6k, jpg) ALEXI DELANO 「COLOUR CLASH」HYBRID 010 濃緑ヂャケと超ハデ蛍光色 レーベルに、テクノ文字。 ココんちのデザインは絶賛! (10k, jpg) Herman Orphey「FALLING DOWN」 Dancemania/DM114 記事とまったく無関係だが、この絵を 載せたかった(アホ)。ココ1年のDM じゃ〜この人が最高、108番もオススメです |
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >