はみ出し（その２）

「ショ～タイム！」

そーいやSt.テールってマヂカルエミに似てるかも…などとゆー余談はさておいて、中京の鬼才ニポンジンこと中原シノヴのレーベルこんぴCD第1弾「テンキー」 (dope technix/DTCD001)だが、イイのはシノヴとM5、M7のみにまるぐらい（ウチの好みも偏向）。特に杉本兄弟のハズシは痛い。…尊敬してるからゆーけど、スリーブに書かれた「音楽でなくサウンド」とゆー思想は根本的に誤ってます。必要なのは単にヘンな音ではなく、音楽的思考の強靭さ。Only the Strong Survive! テクノの形式性を難じるのであれば、テクノ的形式に甘えないこと。次回作こそ、中京シーンの実力発揮を期待。…さて一方、仲丸毅氏の新アルバムは「tago mago/DEAD SOULS」(PEARL 001)…題名はスロビング・グリッスル

から？…これはいわゆる「テクノ」とはかな WIDTH=17 HEIGHT=15り違うし、これみよがしのガキっぽい「騒音・音響系」とも、借り物の様式に依存する弱さとも無関係。ただ空間の中にみなぎる力と、その葛藤のドラマ。旋律もビートも皆無に近いのに、感涙的エンディングまでの63分間がアッとゆーま、というスピード感。何という強さ…快挙なり！

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