はみ出し(その2)
着想、バッチリ?
ぶっとびのトラック野郎たち〜。まずN.ランドストラム待望の2枚組「Brown
by August」(PeaceFrog/pf40)は、進歩もヘッタクレもなくベッタリ濃緑の意味不明ジ
ャケ、ぴゅるっぴ〜とバカ音の奔流、もー文句ナシ偉大。そしてどーにもB級クサかっ
たハイパラクティブ、最新コンタクト6番「ジャズコア」は題名と無関係にタイ
トな909ビート+ピキピッと壊れかけオルゴール風の上モノ、キュートでみに
まるの好盤。ついに一皮ムケたか! …がしかし、同7番(作者は「グスタフ・シュー
マン」)もまったく同工異曲の内容とは、インチキ臭いぞハイパラ。アカの他人が
ここまでソックリな音を作るゥ? でも、ぜひどっちか聞いてみて。DJスカル
は、DJAX-UP-238とハイブリッド14番(本名R.マネー名義)で登場。だんだん地
味になってきたスカルだが、何やらお気楽っぽい後者には別の面白さアリ。彼
の弟分E.カウルズのDJAX-UP-227は音圧低めで地味な印象、でもけっこーイイ
音入ってる。作者不明のSPIRA/CAT-SPI005はいかにも「使えそう」な強酸ではあるが…
いまアタイらに必要な強さとは、「ハード」ではなく「ストロング」。
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