でじび文学館

「失われた脱力を求めて」


  独逸新波・百円特売ネタ2本立。まず
「ベルフェゴール」といえば『FF』にも
登場する妖怪の名前だが、かつて同名の
バンドあり。元ラインゴールドやガビの
バンドの要員が参加、製作はあのコニー・
プランク様!つーことで期待したが…'84
年の1stアルバム(Warner-Pioneer/P13124)
は、単に暗〜いNWロック。「ダンジョン
の中へ」とゆー曲も期待ハズレ(うぷっ)。
さすがのコニー様も、この素材じゃお手
上げかァ。にしても英語で唄っている独
逸のバンドって、カン以外ことごとくダ
メね〜ん

 一方、出自不明のVONOという2人
組(ジュピター8担当のVolker&「語り」
担当のNorbert)'82年のアルバム(図)は、
DAFの音数を8分の1にして(ひィッ!)
ホモパワ〜をも完全除去。銘機ジュピター
も理由なき屈辱にすすり泣くかのよーな、
脱力テクノの超極限作で大当り〜。

 (22k, jpg)

 VONO「DINNER FUR 2」sky 073
 ああ、このお二人は今いずこ。
 下北沢のクズ盤屋で発掘の
 銘盤は、極限に凝縮した表現
 で日常のヘンを暴く「テクノ
 ポップ」の神髄。しかし
 「二人でディナーを」とゆー
 が、テーブルの上が寂しい…

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