フランスのテクノ/ハウスと言えば、 もちギャルニエ率いるFコミ軍団が代表 的。しか〜し、それだけという見方はマ チガイ+失礼。F以外にも仏国のレーベ ルはステップ2ハウス、トランスパクト、 ピーカブー、フラバルー、ゴッブ2、クリ エイティブアクション、オムニソヌス…と 、ざっと数えてもこんなにあるぞ〜! で、これらのレーベルが一堂に会した 昨年のオムニバスが下図だが(わっネタ がバレちゃう)、ハッキリ言ってみんな ダサい(昼寝)。有望アシッド選手オリビ エ・ル・キャストルも、ここではイマイチ。 一番イイのは、何と「パックマン」とゆー 男(スリーブ写真を見ると、このJ・パッ クマン氏はF・マーキュリー似のハンサ ム。ちなみにこの盤には「DJソニック」 も参加)の作品でギャフン。 (19k, jpg) V.A.「100% PURE FRANCE」COD-A/74321217382 この盤、某店のシャンソンコーナーで発掘 中でもなぜか好感が持てるステップ2 ハウス、その14番(と思う)『地獄から天 国へ』は、L・イスラエルとG・ランク リーの共作。ヨソで聞けないような分厚 いシンセの響き、でも刺激的な音がない 「エスプリあふれる」作品。それにアシ ッド+お花系やらわらべ唄の引用やら盛 り沢山だし、コレならOKですってば。 でもやっぱ頼りになる(?)Fコミ、 19番の『TAHO/バーティゴEP』は デトロイトへの敬意あふれるトラック集。 マッドマイク風、と言ったら話が早すぎ る? も少しヒネリが欲しいところだが、 最後の曲の熱っぽさを買って今後に期待。 そしてデジビ認定・世界最高のDJこ とギャルニエ。彼による最新27番『アラ スカ/セカンドEP』には、「このレコー ドを日本のテクノ/ハウス界に捧げる」 というクレジットが。内容的にはずいぶ ん地味で「アストラル・ドリームス」と は大違いだが、でもよく聞けば、洗練さ れたリズム+わずかな音色の揺らぎの快 さが迫る。それがむしろ新鮮に思えるし、 「どーだコレでもか!」的な曲に荒らさ れた耳をキレイにしてもらった感じ。ま た来日してネ (18k, jpg) ALASKA「DEUXIEME EP」F COMMUNICATION /137002722 だからレコ番が長いってば〜 さて完ペキに余談だが、仏国テクノ/ ハウスがちょっと地味なのは、あの長す ぎるレコード番号がキラわれるからでは? アタイらだってイヤだもん。あの長〜い 番号は3つの単位に分かれていて、中央 の数がリリースの通し番号らしい。こう してレコ番にまでコダワリが出てくれば、 ビニ狂も一人前かなっ? 例えば1番は とにかく買う、4番は不吉だからパス、 とか(大バカ…)。
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >