テクノはバーゲン


とにかくアシッド一本槍、の『レイブワークス』。
シール・フェリックとアシッド・カークの旧作
『ヘミスフィア』(LAB 59)は荒廃した地球を描く
アシッド叙事詩で、ちょっと現代音楽風だが心に
しみる。'93年にもなって『ザ・デイ・アフタ〜』
なんて言ってるヤツは、かえって信用できるかも。
英レイブワークスの14番「ジョセフ&ヒズ・カズン」
は、正体『ローランド・カスパー』。実際にハード
なのだが、それ以上に内面の暴力性を感じる。大物か。
大物と言えば、読者のアヤちゃんが推薦してくれた
『AFX』の「アナログ泡風呂4」(REPHLEX/CAT 019CD)。
M1、M3はイヤだがM2はお茶目なお花系、M4は天才の
作品かも。でもこーゆー、ゴチャ混ぜのレコードはねー。
レコ番長すぎのFコミ、137ー0010ー30番の『スキャンX』
「ランダムアクセス」は、きわめて地味だがDJ好み。
以上はすべてバーゲン品。最新盤ではNY発、ISTの9番
『ディスインテグレータ』がドレキシャとタメを張
る異常電子ポップ。さて本文でも紹介、デジビ最愛の
『ウッディ・マクブライド』は、なんと〆切直前に4枚
も到着。 こーなったら次号は『ウッディ大特集〜!』

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