〜テクノにおける「正気」とは?〜

世界はキミらを待っている…のかも


 日の丸コ〜ナ〜一発目は3月1日「グ
レート・ブレーンズ・マニア」(渋谷・オン
エアウェスト)。まず登場のハイパーリ
ッチ・オールスターズ(誰がスタ〜なのか
っ!)は、総帥・成田氏を筆頭に幸平&ハ
ニー、キュープラス平川、DATゾイド
吉田、そして驚異の新人・前号で紹介の
バイオチップCこと高橋シゲトくん、と
ゴーカな顔ぶれ。が、何をやってくれる
のかと思えば。ホイッスルとシンドラが
オケをかき消すほどウルサく鳴り響く中、
半裸や全裸のオトコたちの狂態…とは。
あまりにバカなのでつい喜んじまったが、
しかしふと振り向けば、ノッている人は
ごくわずか(そりゃそーだ)…恥っずかし
ー。ところでこのバカどもを、近刊『エ
レキング』でも紹介、見てね。

(16k, jpg)

ハイパーリッチ・オールスターズの狂態。海パンの
男が、バイオチップCとして活躍の高橋シゲト君。
いっきなりバカ軍団にとけ込み、成田氏をも呆れさせた

 さて千葉レーダだが、この日はロカビ
リ〜歌手を演じるボーカルの茂木。全盛
期のウェスタンカーニバル・山下圭二郎
もかくや、という名演ではあったが、紙
テープが飛ばなかったのはちと残念。こ
の日それ以外の出演者は、テクノという
にはちと軽さが不足。皆さま一様に、唄
へのコダワリでつまづいてる様子。特に
モノグラム(ゲストにデプトの中村が参
加、やっぱカッコい〜)は、ニューマン
ばりの旋律感覚が光るだけに、ボーカル
の重苦しさが惜しいっ。
 さて2月27日、デジビの制作がズレ込
んで行けなかったニューロンとメディシ
ンケースの合体ライブ(新宿ヘッドパワ
ー)。残念!と思っていたら、サンプル・
ケン氏が当日のビデオを提供してくださ
った。多謝〜っ! ところでケンさん、お
世話になっといて言うのもナンですが、
どーして踊っている女子高生をシツコく
撮っているんですか? …で、この日ニュ
ーロンの演奏は、なぜか本誌の要望どお
り軽みが入り、イイ感じのアシッド大会。
切れ味が出てきた。DJトビー氏にも評
価が高いメディシンは、ク〜ルなトラン
スから始めて、徐々にパンクな本性をム
キ出し、とゆー進行が面白い。テクノで
は絶望的に難しいエレキの導入も、セン
ス良くキメた。この両者の作風は親しみ
やすいものだけに、すでに「今後に期待」
などというワクを超えている。あとは離
陸するだけだ。

(12k, jpg)

メディシンで目立つは、
お兄さまのサラサラ
髪。今度、シャンプーの
銘柄を聞いてみよっと


Back to vol.13 Contents Next Page 「今月の混ぜ混ぜ大将っ!」

Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >