テクノは「軽み」よ〜ん


 前号紹介・WO BLUEの佐藤保夫く
ん、やはり千葉レーダのご学友と判明。
彼の新作カセットは、意外にも千葉大ジ
ャズ研のピアニストとの合作。後からこ
じつけたテーマは「テクノの彼方に」だ
そーだが、聞いてみると…テクノとジャ
ズが絡み合うかと思えばぶつかり合い、
そしてスパッ!とシーンが変わって全然
違う場所に連れて行かれる、という異様
な世界。この作品の通版希望者は「〒263
千葉県千葉市稲毛区******** 
佐藤保夫」まで、送料込640円分の切手
を同封で。
 そのWO BLUEが3月20日にライブ
出演!するのが、北関東にテクノの灯を
ともす「クラブ・ゼロ・オー・ワン」。
主催は別稿紹介『ハッピーテクノ』ゲス
トDJに渡辺健吾氏を迎え、JR桐生駅
歩5分の「GORA」で。開場21時、問
合せ 0277ー43ー5599。

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WO BLUE第2作「3 /0」。いろんな
素材がぶつかり合っているのに、
響きは濁っていない。それが才能?

 さて、2月18日、ハイパーリッチのオ
ムニバス第2弾『デカメロン電設』発売
記念ライブ(下北沢屋根裏)は、『キュ
ーティ』誌でも有名?なペインターシス
テムから。メガドラのナマ演奏も加えて、
かなりサウンドは進化。だが、コーヘイ
が「お花系でーぃす」と叫んで突入した
最後の曲は、イイとは思ったが、可愛ら
しさがやや不足だ。お花の道は深いっ!

(15k, jpg)
「初恋の味」が売りのベリーズ。左がカネコ
くん、右はお行儀の悪い人(ULTRA AA所属)

 そして「ハイパーリッチ/サウンド担
当班」も大活躍。モユルくんをゲストに
迎えたニューロン(写真・裏表紙)は、「シ
ンセのトーンバンクはアシッド音だらけ」
というだけに、も〜ビヨビヨ大会。その
後のメディシンケース(こちらはトラン
ス指向)と同様、粗削りだが構成力十分
でフロア向け。両者とも重さ・シリアス
さを強調しているが、もう少し軽さを出
せれば言うことなし。モユルくんによる
「大浦祐一/アースバウンド」のリミッ
クスは、大浦特有の浪漫的旋律にアルマ
〜ニばりの打楽器メチャぶつけ、という
眼が醒めるような快心作。彼の動向にも
注目っ!
 アンビエントらしき音を聞くと、必ず
往古のピンクフロイドを思い出すデジビ。
よって、この夜ハイパーリッチに新風を
吹き込んだストロベリーズ(愛称ベリー
ズ)の甘酸っぱ〜い音楽を批評する資格
なし、スマン。
 そして「接客担当」マッスルテクノの
演奏は、ヤマハQR10だけのオケによる
コミックソング。独自のポップセンスに
のせられ、つい一緒に唄ってしまう自分
が哀しい…。


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Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >