ここにもジャックス

ニョロリとハミ出たレコード評、まずはナゾのヒーロー、《アシッドマン》(DJAX-UP-204)。正体はシカゴのジーン・ハント。十分にイイが、独自の作風はまだ。B2はミルズ+シカゴ。きわだってヘンなA2の方向に期待。最近はジャックスと一緒くたに変態扱いのダンスマニアでは、大ベテラン、《タイリー》の活躍が頼もしい。何せ「ソウル・リバイバルEP」(DM061)ですよ、バカぴょんとはワケが違う。が、A2はTV番組のテーマみたいなビッグバンドハウス。《ポール・ジョンソン》の「ナイトライフ・プロダクション」(DM073)は、題名通りのえっちなR指定ハウス。コドモには刺激が強すぎます。ただし「二人だけのデート」をパクったB2は必聴! そして《ティム・ハーパー》はジャックスでも活躍する有力アーティストだが、腕相撲マークがアホっぽいパワーレコードからのEP(PWR6604)A1はなんとアシッドジャズ。こらっ! しかしA2のアシッドハウスが素晴らしいので許す。ちなみにB面は唄モノ。で、これらのクサい作品も、間違いなくシカゴアシッド。上モノしだいで、テクノに聞こえたりそうでもなかったりするだけ。後半に続く。
Nogucci Harumi < MGH03372@niftyserve.or.jp >